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2024年01月25日

相手からナメられてしまう性格を改善したい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
余脇奈子(よわき なこ) 20代前半

友人(女性)(20代前半)

今回のテーマ:相手からナメられてしまう

ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
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【相手からナメられてしまう性格の特徴】

 
(1)頼まれたら断れない

(2)後輩からの尊敬が薄い

(3)「すみません」が口癖

【解説】

上司から都合よく使われ、後輩からの尊敬も薄い、軽く見られがちなタイプ

今回のテーマは「ナメられがちな人」――相手が意識的にせよ無意識にせよ、「常に下に見られている状態」にある人です。
とはいえ、「ナメられている」というのはシンプルに恥ずかしいということもあり、なかなか自分では認めたくない人も多いことでしょう。ふんわり自覚していたとしても、相手に「私のことナメてる?」と確認するのは、なんだか昔のヤンキーみたいで恥ずかしい、大人げないかも、自分の被害妄想かも…、と考えてしまって憚られるもの。思い切って確認したとて、「ナメてませんけど」と返されるのが関の山。「じゃあいいけど…」と変な空気になるだけです。

誰しもなるべくナメられたくないでしょうし、すでにナメられていると感じている人は、できるだけコトを荒立てずにナメられない対策をしたいところです。まずは、なぜナメられるのかを確認していきましょう。

1つ目は「頼まれたら断れない」。
頼んだらやってくれる人は頼む側からすればありがたい存在ではありますが、なんでもかんでも引き受けていたら「断らない人」認定されてしまってありがたみは激減、軽く見られてしまいます。
また、頼まれ仕事が増えることで、一つひとつに割ける時間が減り、パフォーマンスは右肩下がり。結果、自分のことはおろか頼まれたことも満足にできず、評価もうなぎ下がり。評価が下がるとさらにナメられる、という悪循環に陥ります。

2つ目は「後輩からの尊敬が薄い」です。
1つ目がナメられるきっかけとするなら、これはすでにナメられゾーンに入っていると思ってよいでしょう。
一番身近で仕事を学ぶ後輩は、同僚や上司よりもあなたのことをよく見ているものです。上司や同僚に仕事を押し付けられ、いつも余裕のない状況では尊敬されるはずもありません。他の先輩や上司に対する言葉遣いや態度が明らかに自分と違うと感じたら、ナメられていると思って間違いありません。親しみやすく接しやすい先輩、という幻想は捨て去りましょう。

3つ目は「すみません」が口癖。
自分が悪い時に謝るのは当然ですが、感謝をする時、アドバイスをもらった時、貸した物を返してもらった時など、自分は悪くないのに「すみません」をつけてしまう癖がある人は要注意です。ナメられるだけでなく、自分の価値そのものを下げてしまう悪魔のワードです。
本当に申し訳ない時の「すみません」の重みもなくなってしまうため、使えば使うほど負の連鎖を呼び込みます。ナメられる/ナメられないだけにフォーカスを当てれば、究極、自分が悪くても絶対に謝らないほうがマシでしょう。

とはいえ、一見するとマイナスでしかないように見える性格、状況にもデメリットとメリットがあるものです。ナメられがちな人のデメリットは、都合よく使われる、大きな仕事を任せてもらえない、などがありますが、メリットとして、マイナスイメージが大きいぶん「実はデキる人だった」というカウンターが効果的に決められるとも言えます。

 
【対処法】
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チャレンジはせず、得意なことだけをやる!

ナメられないようにするためにできることは、ただ1つです。「得意なことだけをする。それ以外はやらない」――これに尽きます。
ナメられがちな人の多くは、自分のネガティブなイメージを拡散してしまうからナメられてしまうのです。まずは、「イイところを見せたい」という欲望を断捨離しましょう。カッコつけず、等身大でイイんです。

何かを頼まれても余裕のある時のみ引き受けて無理しない、苦手なことにはチャレンジしない、できないことは「できない」と言う――得意なことだけに集中していれば、マイナスポイントが積み上がることはありません。小さくてもコツコツとポイントを稼いでいくうちに、自信もついてくるはずです。自信が出れば、「すみません」という口癖も自然と減ることでしょう。
ナメられがちだと思う人は、現状やってしまっている無理めのことや、不必要なチャレンジを改めて整理し、やめることで状況は改善確定だと言えます。

「得意なことがないんだけど…」という人は、自分を採用してくれた人に聞いてみましょう。その会社に採用されたのは、あなたに何かしらの強みがあるからこそです。もしなければ、それはそれで転職を考えるには十分なきっかけです。自分が必要とされる場所へ行き、求められていることだけをきっちりこなす――これだけでナメられることはなくなります。ぜひ参考にしてみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

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