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2024年03月29日

心配性でいつも不安な【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
木賀狩 奈子(きがかり なこ) 20代前半

友人(女性) 20代前半

今回のテーマ:心配性

心配性 ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
心配性 ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork

【心配性の特徴】

 
(1)夜中に急に不安に襲われる

(2)荷物が多い

(3)トイレが心配すぎる

【解説】

いろんな心配事がどんどん頭に浮かんでしまい、疲れる日々を過ごしている

出かける前に「もしものためにアレも必要、これも必要」、出かけたら「鍵かけたっけ? あの電気付けっ放しにしてないっけ?」、誰かにメールを送ってすぐに返事が来なかったら「嫌われてるのかも?」、寝ようと思ったら仕事・お金・健康・恋愛・家族etc.の心配で眠れなくなる――そんな疲れる日々を過ごしているのが、今回の「心配性な人」たちです。

そういった心配事を周りに話してみたところで、「心配しすぎだって〜。大丈夫大丈夫!」と軽く流されてしまうことがほとんどでしょう。そんな状況がまた「結局、自分は1人なんだ…」という思考につながり、いろんな心配事がどんどん頭に浮かんでしまう……彼ら彼女たちの毎日を想像するだけで、なんだかこちらまで気疲れしてしまいそうです。
例によって気持ちが少しでも軽くなる方法を探っていく前に、まずは「心配性な人」の特徴をおさらいしていきましょう。

1つ目は「夜中に急に不安に襲われる」。
よくないとわかっていても、寝る前にスマホをいじる人は多いはず。そして、SNSやニュースサイトには、「その貯蓄で大丈夫?」とか「こんな症状があったら…」といった煽りワードが溢れかえっています。心配性な人にとって、それを目にすることは不安の種に水をやるようなもの。結果、種が芽吹いてジ・エンド。関連サイトを一晩中漁ってしまい、眠れなくなってしまいます。
たとえスマホを見なくても、その日1日を振り返って「そういえば今日、あの人の態度そっけなかったな…何か気に触ることしたかも」と心配したり、明日やってしまいそうなミスを想像したりしてしまいます。
ちなみに、目覚ましのスヌーズ機能は5分おきに5個くらい設定するのがデフォルトです。

2つ目の「荷物が多い」も心配しいあるあるの代表格。
あらゆる事態を想定していろんな物を持ち歩いているため、いつもカバンはパンパン。自分のためだけでなく「貸す用」もあるため、彼らに助けられた人も少なくないでしょう。
また、自宅で使う日用品のストックはストックのストックのストックまでないと不安なので、収納スペースは常にギッチギチ。いつ買ったのかすら覚えていないストックの製造日を見て、自分でびっくりすることも珍しくありません。

最後は「トイレを心配しすぎる」。
特に映画鑑賞や車での長距離移動など、トイレに行けない・行きにくい状況をとても不安に考えてしまいます。そのため映画館などでは必ず通路側、いつ席を立っても周りに迷惑にならない席を選びます。その心配ぶりは友人などグループと行っても譲れないため、1人だけ席が離れてしまうことも。アクシデントでド真ん中の席に座ってしまうと、トイレに行けない、行きにくい状況に集中力を持っていかれてしまうため、映画の内容は入ってきません。

心配性ゆえにミスが少なく、いろんなトラブルにも備えは万全……といったメリットもあるにはあるのですが、逆にいろんなことが気になりすぎて、肝心な目の前のことに集中できずミスをしてしまうことも多いため、実はプラマイゼロ説も濃厚。むしろさまざまな心的ストレスを考えると、過剰な心配しいは改善するに越したことはありません。

 
【対処法】
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「将来起きる可能性」より「いま起きてること」を優先しよう

心配性の人は、まず、頭にあるその心配事は「現実に起きていること」なのか、「将来起きる可能性があること」なのかを仕分けしましょう。対処すべき優先順位はもちろん、目の前で「現実に起きていること」です。起きる可能性があることは、基本的に「起きたときに対処すればいい」と考えてみてください。まだ起きていない、起きるかどうかもわからない心配事に気を取られて、目の前のミッションをミスっては本末転倒です。

心配事の仕分けはノートなど、文字起こしするのがおすすめ。改めて心配事を書き起こすことで、頭の整理にもなるだけでなく、「なぜ心配なのか」という原因の発見にもつながります。もしも心配事が言葉にできないほど漠然としたものなら、気にする必要はないと思って大丈夫。まずは書き起こせる心配事と向き合いましょう。

心配事を書ききったら、対処すべき優先順位をつけて並べ替えます。
優先順位がついたら次に、それぞれの対処法に考えを集中しましょう。例えば「将来のお金」という心配事を放置していても安心は手に入りませんが、ここで積立貯金やローリスクの投資、勘所のある副業などの対処法を考えて実行すると心配は軽減されるはず。そういう感じで心配事を整理して一つずつ潰していくのです。たとえ心配指数がゼロにならなくても、低くなればぐっすり眠れる日も増えることでしょう。
心配事が解決したら、書き起こした文字は消していきましょう。とはいえ、最初は「軽減されはしたけれど、心配がゼロになったわけではない」というシチュエーションが多いはず。それはそれでOKなので、優先順位を下げたうえで、心配事ノートに残しておいて構いません。これを繰り返せば、自然と心配の種はみるみる小さくなることでしょう。

心配性を改善するために、「もっと楽観的になろう!」と考える人もいるかもですが、そうそうできることではありません。できないことに時間とカロリーを使うのではなく、今ある心配事に目を向けるべきでしょう。一つずつ対処していくほうがよっぽど現実的です。心配事が多すぎて毎日しんどい…という人はぜひ「心配事の仕分け」から始めてみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

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