メンドウな女(ヒト)のトリセツ・学生版 第5回「隣の芝生が青すぎる女」
●登場人物

派手すぎず、地味すぎず、どこにでもいる普通の女子大生。人付き合いが上手なのが唯一の取り柄。なのだが…、それによっていつもめんどうな女に振り回されている。そして、心の中ではけっこう修羅っている。彼氏はいないが、彼氏みたいな人はいる。

まとめ
(1)口癖は「一口ちょうだい!」
(2)友達の好きな男や彼氏をすぐ好きになる
(3)すぐに人のファッションを真似する
対処法
学校やバイト先など、あなたの周りにも“隣の芝が青く見えてしまう人”いませんか。隣の芝生が青く見えてしまうのは、もはや人間の性。そして、人から「あなたのとこの芝生、めっちゃいいね!」と言われるのは嬉しいものです。
とはいえ、なんでもかんでも羨ましがられると、面倒くさくなってしまうもの。しかも彼女たちは必ず問題行動がともなってくるので、やっかい度もマシマシです。
そんな彼女たちに「マネしないで」とか「自分を持ったほうがいいよ」なんていう対処法はタブー。
「なんで? あなたのその服、その髪型、この前行った美味しいお店だって、人のを見たり聞いたりしたものでしょ? なんで自分はよくて私はダメなの? ねぇ? なんでなんで?」となるだけです。きっと、あなたは「ギギギギ……」となることでしょう。
ベストな対処法は、「こっちの芝生を見てくる前に、彼女の芝生を絶賛する」です。
例えば、彼女が選んだ料理やファッションアイテムに対して「わ〜、それ絶対正解のやつだ〜!」「あぁ、やっぱりそれだよね〜!」とセンスを褒めてあげてみてください。
隣の芝生が青すぎる女(ひと)になってしまう原因は、「自分のセンスに自信がない」&「言い訳の保険がある安心感が欲しい」ということ。「褒めてくれたという保険」をつけたうえで自信を持たせてあげれば、きっと解決できるはずです。
そうとわかれば、どんどん羨ましがってあげましょう。
根気よく続けることで、「あ、私の選んでるものって間違いじゃないんだ」という自信は揺るぎないもになり、隣の芝生が青く見えることもなくなることでしょう。
ただし、これは彼女たちからよく“羨ましがられる人”がやらないとダメ。「いや、おまえに褒められても」となるだけです。必ず適任者にやってもらうようにしましょう。
●漫画:カマタミワ
東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー
HP: http://www.miwah.com/
twitter: @kamatamiwa
●最新著書
KADOKAWA 刊
1,100円(税込)
弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。
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