メンドウな女(ヒト)のトリセツ・学生版 第22回「自意識過剰な女」
●登場人物
派手すぎず、地味すぎず、どこにでもいる普通の女子大生。人付き合いが上手なのが唯一の取り柄。なのだが…、それによっていつもめんどうな女に振り回されている。そして、心の中ではけっこう修羅っている。彼氏はいないが、彼氏みたいな人はいる。
(1)他人からどう思われているか気にしすぎる
(2)見栄っ張り
(3)思い込みが激しい
対処法
■みんな、他人のことにはあまり興味がないことを気づかせてあげるのが効果的
「周りから自分がどう思われているのかを意識する」というのは、人に迷惑をかけないためにとても大切なことです。けれども過剰すぎると、めんどうな人になってしまいます。
自意識過剰な人は、「気にしすぎだよ!」とツッコみたくなる発言が多いのが特徴です。
ことあるごとに「あの人、私のことなんか言ってなかった?」「私、嫌われてない?」「私、なんかした?」と聞かれるのはめんどうですし、それに対して「大丈夫だよ!」「気にしすぎ!」といちいち返すのは、作業感・修行感がハンパないでしょう。自意識過剰な人に接すると疲れるのはそのため。自意識過剰な人たちがめんどうなのは、自分が周りにどう思われているかを気にしすぎるがあまり、逆に周りに気を使えなくなってしまっているからなのです。
対処法としては、まずはそれに気づかせてあげること。
先述したとおり、自意識過剰な人たちが気にするポイントは「自分が人にどう思われているか?」のみ。ですから、他人にはあまり興味がありません。だったら、他人も彼女たちのことをそこまで意識していない、ということに気づいてもらうのも効果的です。
「自分がその人の立場になって考えてみて。気にする?」と聞き、自分だったらどうか、一旦考えてみるというのをクセづけさせましょう。
自意識過剰な人のもうひとつの大きな特徴は、「思い込みが激しい」ということ。
ちょっとした優しさや、なんとなく誘っただけなのに、「はっ! この人、私のことめっちゃ狙ってる!」と思わせてしまうこともしばしば。しかも、その捻じ曲げられた真実を周りに吹聴してしまうのでめんどうです。いつの間にか、気付けば周りからあなたは「あの子を狙っている人」認定されてしまっています。
狙っていないのであれば、そこまで仲良くないときに個別で連絡を取ったり、お誘いするのは控えるのが吉でしょう。
●漫画:カマタミワ
東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー
HP: http://www.miwah.com/
twitter: @kamatamiwa
●最新著書
KADOKAWA 刊
1,100円(税込)
弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。
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