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2018年02月19日

【塾講師バイト】生徒のやる気を引き出し、成績を上げる教え方

大学生 塾講師 先生 タウンワークマガジン タウンワーク townwork 求人 バイト大学生の定番アルバイトの一つに、塾講師があります。勉強が得意な人、人に教えるのが好きな人には人気のバイトです。ただし、勉強を教えるという行為は、生徒の将来に少なからず影響を与える可能性があるため、大きな責任を伴います。勉強が得意なだけでは不十分で、子どもたちの成績を上げるために「上手に教える」というスキルが求められます。
では、どのような点に気をつけて教えれば、生徒の成績向上を実現することができるのでしょうか。この記事では、教え方に悩んでいる塾講師に向けて、上手な教え方のコツをご紹介します。

優れた塾講師が実践している上手な教え方

大学生 塾講師 先生 タウンワークマガジン タウンワーク townwork 求人 バイト優れた塾講師は、ただ授業をするだけではありません。生徒が授業に興味を持ち、理解しやすいように、さまざまな工夫をしています。

その日の授業のポイントをわかりやすく伝える

教え方がうまい塾講師は、生徒に「その日の授業のポイントは何か?」をわかりやすく伝えています。例えば、授業の冒頭で「今日の授業で学ぶこと」「今日覚えるべきこと」を明確に示すことで、生徒は学習ポイントをすぐに把握し、勉強に意欲的に取り組むことができるでしょう。

また、その日の学習ポイントは授業中、何度も繰り返して強調しましょう。繰り返し伝えることで、生徒の記憶に残りやすくなりますし、もしそのポイントが理解できない場合でも、「どこが理解できなかったのか」を講師に質問しやすくなります。

生徒を褒めてモチベーションを高める

塾講師から褒められると、生徒はうれしくなり、勉強に意欲的に取り組むようになります。成績が伸びているときはモチベーションを維持しやすいですが、低迷しているときはやる気を失いやすいので、講師のサポートが必要です。例えば、定期テストなどで結果が出ない生徒には、授業態度や試験勉強への取り組み方など、生徒が頑張っているポイントを見つけて褒めてあげましょう。生徒は「きちんと自分を見てくれている」とうれしくなり、塾講師からの期待を感じてモチベーションを再び高められます。

生徒の理解度を把握しながら進める

授業中は生徒にたくさん質問をして、彼らがどこまで理解しているか、何が理解できていないかを適宜把握することに努めましょう。問題が解けても楽観視せず、どのように解答を導き出したかを質問して、理解度を確認することが大切です。

全ての生徒が、不明点を積極的に質問できるわけではありません。理解できていないことに危機感を持たない生徒や、そもそも理解できていないことに気づいていない生徒もいます。成績を上げるために塾に来ているわけですから、そのような状態を放置せず、生徒の理解度に気を配りながら授業を進めましょう。

生徒に合わせて話すペースを変える

話すスピードに気をつけましょう。普段の会話と同じ感覚で授業中に話すと、スピードが速すぎて生徒が理解しづらいかもしれません。人前で話すのが苦手な人は、緊張して早口になりがちです。授業に慣れていないうちは、意識的にゆっくりと話すのが良いでしょう。

ただし、授業中ずっと同じペースでゆっくり話していると、生徒の集中力がそがれてしまう場合があります。普段の会話よりはっきりとした話し方を心がけつつ、学習ポイントを解説するときや、理解していない生徒に説明するときは、わかりやすくゆっくり話すというように、メリハリをつけて話のペースを変えるのがコツです。

同じ質問をされても丁寧に答えてあげる

一生懸命授業をしても、なかなか理解できない生徒がいます。時には同じ質問を何度も受けることがあるでしょう。その場合も生徒の前で嫌な顔をしたり、「さっきも言いましたが」などと言ってはいけません。生徒たちは大人の反応に意外なほど敏感です。塾講師がネガティブな反応をすれば生徒は質問しづらくなり、塾講師のことが嫌いになって、成績にも悪影響を及ぼしてしまうこともあり得ます。

生徒が理解できないのは塾講師の説明の仕方にも問題があるかもしれません。質問されたら何度でも丁寧に説明してあげることが大切です。

なかなか結果が出ない生徒への教え方

大学生 塾講師 先生 タウンワークマガジン タウンワーク townwork 求人 バイト勉強していてもテストでなかなか良い結果を出せない生徒がいます。ここでは、成績が伸びない生徒への教え方をお伝えします。

頑張っていることを認めてあげる

テストで良い結果が出ないと、大抵の子どもは学習意欲が低下していきます。塾講師から見ると、勉強方法などに改善すべき点を見いだせることがあるかもしれません。しかし、そうした点をすぐに指摘するのではなく、まずは勉強を頑張っている姿勢を認めてあげましょう。今は結果が出ていなくても、努力を継続すれば必ず良い結果が出ること、志望校合格まで一緒に頑張ることなどを伝え、メンタル面のサポートをします。

満点を取れる小テストを受けさせる

生徒の習熟度を確かめる意味合いも込めて、満点を取れそうな小テストを作成し受けさせてみましょう。その際、生徒が満点を取ったら褒めるのが大事です。そうした小テストを何度も受けさせて成功体験を積み重ねられれば、生徒は自信を取り戻し、再び意欲的に勉強に取り組むことができるでしょう。小テストの難易度を少しずつレベルアップしていけば、習熟度も上げていくことができます。

つまずいているところを発見し、わかるまで教える

授業は積み重ねが大事です。学習のつまずきを放置しておくと、授業を進めるうちに、わからないところがどんどん増えていきます。そうなると勉強に対する意欲が低下し、テストで結果を出すことが難しくなります。

そうした事態を防ぐためには、生徒がどこまで理解できているかを授業中の質問や小テストなどで逐一観察し、つまずきを早期発見して解消してあげることが大切です。事態がさらに進行して、「もはや、どこがわからないのかもわからない」という状態に陥った生徒に対しては、最初につまずいたところまで一緒にさかのぼって、そこから指導してあげましょう。粘り強く指導する姿勢が塾講師には求められます。

学習計画を立ててあげる

授業で教えたことを定着させるためには、塾以外での勉強も重要です。とはいえ、ただ「予習・復習が大事」と言うだけでは、自宅で勉強する習慣を身に付けさせるのは難しいでしょう。そういうときは、自宅でも勉強しやすいような学習計画を作成してあげると、生徒が自発的に勉強に取り組みやすくなります。「この学習計画の通りに勉強していけば成績が上がる」ということを見える化して納得させられれば、その後の指導もしやすくなるでしょう。

教え方が下手な塾講師の特徴

大学生 塾講師 先生 タウンワークマガジン タウンワーク townwork 求人 バイト塾講師の教え方が悪いと、生徒の成績は思うように上がらず、保護者から塾へクレームが来ることもあります。では、教え方が下手な塾講師にはどのような特徴があるのでしょうか。

生徒がどこでつまずいているかを把握できていない

生徒がつまずいているポイントを把握できていないと、理解できていない生徒を置いてきぼりにしたまま授業を進めることになってしまいます。生徒はつまずいても、なかなか自分一人では解決できません。つまずきは早期発見・早期解消が鉄則です。

授業が一方通行

授業は、生徒と一体となって進めるのが基本です。生徒の理解度を深めるために、授業中は何度も質問をしながら生徒に答えさせる機会をつくりましょう。

大教室で行う授業のように、生徒のほうを向かず、黒板や教科書をずっと見ながら話していると、生徒の反応を見落とし、一方通行な授業になってしまいます。その結果、生徒が塾講師に質問・相談しづらくなり、授業の理解度が低下します。

感情的な言葉遣いをする

理解できていない生徒に対して、感情的に接するのはNGです。「なぜまだわからないの?」「何度も説明したのに…」といった言葉は子どもを萎縮させ、やる気を失わせる原因になります。

厳しい言葉は時に生徒を奮い立たせるために必要ですが、上から目線の感情的な言葉は良い影響を与えません。中学生や高校生の場合は、反抗的な態度を示すこともあります。

字が汚い

板書の文字が汚いと、生徒は文字を読み解くことに気を取られ、授業への集中力が低下し、理解しづらくなります。黒板やノートの文字は、生徒がひと目でわかるように読みやすく書きましょう。

余計な話が多い

ウケ狙いなのか、授業中なのに雑談が多くて、話が脱線しやすい塾講師がいます。たまに雑談を挟む程度ならいいですが、生徒が聞きたいのは授業であり、雑談ではないという点を理解しておきましょう。

えこひいきする

学力が高い生徒や、コミュニケーション力が高くて反応が素直な生徒に対しては、ついえこひいきをしてしまいがちですが、そうした言動を他の生徒はよく見ています。えこひいきは、生徒からの信頼を失い、塾講師としての評判を下げる原因になります。

ワンランク上の塾講師になるには

大学生 塾講師 先生 タウンワークマガジン タウンワーク townwork 求人 バイト塾講師のバイトに慣れて授業の進め方に自信がついてきたら、もうワンランク上の指導を目指してみましょう。

自宅での効果的な勉強方法についても指導する

もし生徒が家庭学習で悩んでいたら、取り組み方や勉強方法をアドバイスしてあげましょう。ただし、押し付けは勉強に対するモチベーションを下げることがあるため、よく話し合いながら生徒の自主性を引き出すように工夫することが大切です。得意科目・苦手科目の学習バランスに気をつけながら、どのように予習・復習を進めると効果的か、生徒と一緒に考えてみると良いでしょう。

勉強以外のことについてもコミュニケーションの機会を増やす

生徒との何気ない雑談から、改善すべき生活習慣が判明することがあります。生徒とのコミュニケーションの中から、学校や日々の生活で悩みはないか、規則正しく生活できているかといった点に注意してみましょう。アドバイスできることを見つけたら、話し相手になってあげてはどうでしょうか。
ただし、プライベートに過度に踏み込むのは良くありません。適度な距離で接しましょう。

最新の入試問題に対する研究を怠らない

塾に通う生徒の最大の目標は「志望校の合格」です。そのため、塾講師には過去の入試問題を徹底的に研究し、授業に反映させることが求められます。また、入試は毎年傾向が変わることが多いため、過去問だけでなく、最新情報の入手と分析にも力を入れましょう。

責任は大きいが、魅力とやりがいにあふれた塾講師バイト

塾講師は授業だけでなく、生徒とのコミュニケーションや家庭学習へのアドバイスなど、求められることが多い仕事です。さらに、受験塾では生徒を志望校に合格させるという成果を出すことが要求されます。
生徒の将来を左右しかねないため、大きな責任は伴いますが、その分、真剣に取り組めば達成感を得られやすく、魅力的でやりがいのある仕事と言えるでしょう。ぜひ、あなたなりの教え方を研究して、生徒に信頼される塾講師を目指してみて下さい。

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