スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2017年09月19日

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の詳しい内容

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の概要

塾講師は、大学生のバイトの定番です。勉強が得意な人、人に教えるのが好きな人、教師を目指している人、自分がかつて通っていた塾が印象深くて、「自分も塾講師になりたい」という人まで、さまざまな大学生が塾講師として働いています。今回は「塾講師になりたい」という人向けに、塾講師の仕事内容や時給、必要な能力や資質、採用されるまでの流れなどについて解説します。

【目次】
1.塾講師の仕事内容・働き方・給与・シフトなど
2.塾講師に求められる能力・資質
3.塾講師になるのに資格は必要?
4.塾講師の試験と採用までの流れ
5.塾講師は大学生におすすめのバイト!

塾講師の仕事内容・働き方・給与・シフトなど

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の概要
塾講師の仕事は、生徒に勉強を教えるだけではありません。面談やテスト作成などいろいろな仕事があります。

授業方式

塾は大きく2つに分けられます。
1人の講師が1~3人の生徒を教える「個別指導塾」と、1人の講師が10~30人程度を担当する「集団塾」です。

集団塾のほうが一度に教える人数が多いため、プロの講師や教えるスキルの高い人が担当する傾向があります。学校の授業のようなスタイルで、黒板やホワイトボードを使って教えます。

個別指導塾は近年、増加しているタイプの塾です。生徒一人一人の習熟度や気持ちに寄り添い、黒板などは使わずに生徒の周りに立って授業を行います。

講義以外の仕事

塾講師の仕事は授業だけではありません。面談や営業なども行います。具体的な仕事内容をお伝えします。

①面談
生徒と1対1の面談だけでなく、生徒の保護者を交えた面談を定期的に行う塾もあります。面談では学習状況の確認や進路相談を行い、ヒアリングした情報をPCに入力して資料としてまとめます。また、授業後に生徒からの質問や相談を受けることもあります。

②テスト作成・一般事務
テキストやテストの作成、模試の運営、採点も塾講師の仕事です。主に正社員が行いますが、模試の運営や採点などはバイトもサポートに入ります。ほかにも授業の記録をつける、指導報告書を書く、連絡事項のプリントを作成する、教室の清掃や片づけをする、ミーティングに参加するといった事務作業もあります。

③営業
塾講師も営業活動を行います。生徒たちに対して夏休み・冬休み・春休みの休暇中に行われる特別講習や合宿への参加を促したり、近隣の学校近くでチラシを配ったり、新規の生徒募集のため講習案内の電話をかけたり、ダイレクトメールを作成して発送したりする作業があります。

給与

首都圏・東海・関西の三大都市圏における塾講師の時給は1450円となっています。一見、高時給に思えますが、実際のバイト代は授業1コマあたりで計算する塾が多く、生徒への質問対応や雑用などは基本的に勤務時間として認められていません。そのため、労働時間を時給換算するとそれほど高くない場合もあります。

ただ、教職志望の人の中には、「時給の高低よりも経験を積みたい」と考えている人も大勢います。また、授業力測定に伴う時給アップの査定を毎月のように行う塾もあるので、同じ時給をずっともらうわけではありません。

出典:2017年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査(株式会社リクルートジョブズ)

シフト

シフト制が多いとはいえ、好きなときに自由に働けるわけではなく、曜日固定が大半です。そのため、シフトを普段からびっしり入れていると、自分のテスト期間中はバイトと勉強の両立が難しくなる場合があります。

塾講師の働き方

・授業は夕方から夜
塾の授業は小中学生・高校生の放課後から始まります。したがって、バイトは夕方から夜の時間帯が基本です。ただし、夏休みや冬休みなどの長期休暇は午前中から授業が始まることもあります。生徒の長期休暇は大学の休みと時期が重なるため、働きやすく、ガッツリ稼ぐことが可能です。

・試験前、受験前は忙しい
生徒のテスト前や受験シーズンなどは忙しくなります。補習や特別講習の日程が組まれたり、生徒からの質問が増えたりして業務が増えるからです。
また、中学や高校入試を対象にした進学塾では、受験当日の朝、試験会場となる学校の校門前で生徒を激励するといったこともよく行われます。

塾講師に求められる能力・資質

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の概要
学力はもちろん大切ですが、それ以上に大事なことが塾講師にはあります。

学力

学力は必須ですが、高学歴だから採用される、塾講師に向いているとは限りません。自分は頭が良くても、生徒の気持ちが理解できずに、「なぜこんな簡単な問題が解けないのか?」などと口にしてしまうようでは塾講師には向きません。学歴だけではなく、どうしたら生徒が理解しやすいか、勉強のやる気を起こさせるかを考える力が必要となります。

ただし、難関大学を対象にした進学塾や医学部進学塾など一部の塾では、学歴の高さや医学部に在籍、または卒業していることを求められることがあります。また、中学受験を対象にした塾では中学受験の経験者のほうが採用されやすいといわれています。

補習塾などは必ずしも難関大学在籍である必要はありません。

わかりやすく教える技術

コミュニケーション力が高く、子供が好きで、人に教えるのが得意なことは大前提です。
生徒はまだコニュニケーション力が発展途上です。そのため、塾講師が気を配らないと生徒の伝えたいこと、わからないこと、困っていることなどになかなか気づけません。「察知して導く」ことが大切です。

責任感、熱意、献身性、思いやり

生徒一人一人の気持ちに寄り添い、教え方を工夫して学力を何とか引き上げようとする熱意が大切です。お金を稼ぐ手段と割り切りすぎて授業を流れ作業のようにこなすことしか考えていないと、責任感やモチベーションの低さが生徒にも伝わってしまいます。時には時間外で質問に答える必要も出てきますが、献身性や思いやりを持って真摯に対応できる人が求められます。

塾講師になるのに資格は必要?

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の概要

塾講師の求人に応募する際、持っていないと採用されないような必須な資格はありません。ただ、教師を目指して教職課程を取っている人、すでに教員免許を取得している人が有利になるケースもあります。また、次の3つの資格は、取得級次第で能力を証明する目安としてアピールできるでしょう。

実用英語技能検定(英検)

英検は公益財団法人・日本英語検定協会が主催する英語の検定です。
級の種類には5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7つがあり、2級のレベルが高校卒業程度です。したがって、英語力を資格でアピールする場合は準1級以上が望ましいでしょう。レベルとしては大学中級程度であり、2級とは難易度に大きな差があります。

実用数学技能検定(数検)

数検は公益財団法人・日本数学検定協会が主催する数学の検定です。幼児から大学生レベルまで15の階級に分かれています。2級で高校2年生、準1級で高校3年生、1級が大学生レベルです。履歴書に書けるのは2級以上といわれますが、数学力をアピールしたい場合は準1級以上がおすすめです。

日本漢字能力検定(漢検)

漢検は、公益財団法人 ・日本漢字能力検定協会が主催する漢字の検定です。2級で常用漢字がすべて読み書きできる高校卒業レベル(漢字数2136字)、準1級は大学・一般程度で常用漢字を含む約3000字の漢字を活用できるレベル、1級も大学・一般程度ですが、活用できる漢字のレベルは約6000字に上がります。履歴書に書けるのは2級以上といわれますが、漢字力をアピールしたい場合は準1級以上が望ましいでしょう。

学習塾講師検定制度に国家検定化の動き

塾講師には、公益社団法人・全国学習塾協会が認証する「学習塾講師検定制度」という民間の検定制度があります。近年、この制度を国家検定にしようとする動きがあります。背景には、ばらつきのある塾講師の技術レベルを向上させるとともに、国家検定化することで信頼性を高め、慢性的な人材不足を改善したいという塾業界と国の狙いがあるといわれます。

塾講師の試験と採用までの流れ

塾講師になるには? 求められる能力・資質と採用試験の概要
塾講師の採用試験と採用されるまでの流れについてご説明します。

応募から初授業までの流れ

塾講師としてデビューするには、「応募」→「書類選考」→「面接・筆記試験」→「採用」→「研修」→「初授業」という流れを経るのが一般的です。

応募は、求人サイトやそれぞれの塾の公式サイトからエントリーすることで始まります。塾側が適性を判断し、書類選考を通過したら、面接と筆記試験があります。採用に際しては、1教科だけでなく、複数の教科を教えられるほうが有利です。多くの場合、面接と筆記試験は同日に行われます。中には試験として模擬授業を実施する塾もあります。採用されると、すぐに模擬授業を中心とした研修が始まります。複数回の研修を経ると、初授業です。

◆筆記試験の概要
小規模の個別指導塾を除き、一般的には英語・数学・国語などの主要教科が一通り出題されます。レベルとしては、中学生対象なら中学校で行われている模試や高校入試の問題、高校生が対象の場合は高校で行われている模試や大学入試の問題と考えて良いでしょう。点数が低いと不合格です。また、点数によって文理共に教えられるかどうかがチェックされます。中には苦手なほうをあえて担当にし、勉強する機会を与える場合もあります。

塾講師は大学生におすすめのバイト!

塾業界にはバイトがたくさんいます。塾講師は大学生が働きやすいバイトといえます。将来、教師や塾講師になりたい人、教えることが得意な人は、学業や就活との両立に十分注意した上で、応募してみてはどうでしょうか。求められる能力や資質、筆記試験の概要などは今回ご紹介した記事を参考にしてください。