スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2022年02月17日

モデル・女優/莉子さんインタビュー 「どんなに大変なことも“楽しみながら乗り越える”がモットー」

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townworkモデルや女優をはじめ、若い世代のインフルエンサーとして多大な影響力をもつ莉子さんが、映画『君が落とした青空』に出演。目の前で交通事故に遭った恋人・修弥(松田元太)を救うため、タイムリープを繰り返しながら未来を変えようと奔走する主人公・実結(福本莉子)の親友・佐喜子に扮し、高校生たちの瑞々しい青春を演じています。

 

実結のことを大切に思う佐喜子の人柄が伝わるよう、丁寧に演じました

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townwork――主人公カップルを演じた福本莉子さんや松田元太さんなど、同世代ばかりの現場ではどのようなことを感じましたか?

撮影当時は私もまだ現役高校生だったのですが、実際に通っている高校とはまた違う青春が存在しているようで、すごく楽しかったです。劇中、グラウンドでサッカーをしている修弥を、授業中の実結が教室から眺めるシーンがあって、その場には私もいたのですが、そんな光景もひっくるめて青春だなぁと感じていました。

――撮影中の思い出を聞かせてください。

印象に残っているのは、実結と佐喜子が朝、登校する時に通る一本道です。実結がタイムリープするたびに、「11月1日の朝」から始まり、そこで交わされる2人の会話によってその後のストーリーが動いていくので、とても重要な場面だと思って臨んでいました。

――登校中のやりとりの後にはお昼休みの光景が描かれ、実結のお弁当から佐喜子が、だし巻き卵を分けてもらう場面がありましたが、タイムリープのたびに食べていたんですよね。

あのシーンは、ただただ大変でした(笑)。途中で何度目のループかわからなくなってしまい、「これは2回目のループだよ」「これは3回目のループだから」というスタッフさんの声が飛び交う中、何度もだし巻き卵を食べて。おいしくいただきましたが、この後、1週間ぐらいはだし巻き卵を見たくなかったです(苦笑)。

――それは大変でしたね(笑)。実結の一番の理解者として、親身になって支える佐喜子はとても素敵な女の子でしたが、演じるうえで意識したのはどのようなことでしょう?

親友だからといって、ここまで友だちのことを思って行動できる子ってなかなかいないと思うんです。佐喜子は実結とのシーンがほとんどだったので、佐喜子の人柄がきちんと伝わるよう、丁寧に演じることを心がけました。

 

日々の大切さを改めて見つめ直すきっかけになれば……

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townwork――実結はタイムリープのたびに何とかして修弥の行動を止めようと奔走しますが、もし、莉子さんが実結の立場だったらどうしますか?

私も実結みたいに、修弥を事故から避けさせようと必死になると思います。きちんと言葉にすることで相手に気持ちが伝わると思うので、迷うことなく行動に移しますね。

――莉子さんが思うこの作品の魅力について聞かせてください。

『君が落とした青空』という作品に携わったことで、“1日ずつ存在している日々”は当たり前ではないと感じました。作品を観てくださる方にとって、日常の大切さを改めて見つめ直すきっかけになればうれしいですね。そして、ラブストーリーにタイムリープという要素が加わり、よりドラマチックな展開になっているので、実結と修弥の“キュン”も楽しんでいただきたいです。

 

「挨拶だけはしっかりしなさい」という母の教えを忘れないようにしています

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townwork――莉子さんが普段、仕事をするうえで大事にしているのはどのようなことですか?

私は小学生の頃から芸能活動をしているのですが、母から「挨拶だけはしっかりしなさい」と言われ、いまだに挨拶に関しては叱られることがあります。私が子どもだったからこそ、母は最低限の礼儀を身につけさせようと口酸っぱく言ってきたと思うのですが、大学生になった今でも母の教えを忘れないように心がけています。

――莉子さんの仕事は現場ごとに新しい出会いが待っていると思うのですが、まわりの方とのコミュニケーションはどのようにとっていますか?

最近は上の年代の方とご一緒することが多くなり、そのたびに緊張してしまって、自分から積極的に話しかけるのは気が引けてしまいますが、なるべく自分からコミュニケーションをとるように心がけています。特に今回の作品は同年代の俳優さんが多く、親交を深めた分だけ雰囲気のよさ、実際のクラスメートのような空気感が作品に反映されると考えたので、意識して取り組むようにしていました。

――現役大学生であることに加え、お仕事もあって、多忙な毎日を送っていると思いますが、現在の原動力になっているものは何ですか?

食べもの……というのは普通ですね(笑)。私は高校時代の友だちと仲が良くて、休日は体を休めないといけないところ、友だちと集まってドライブをしたり、おしゃべりをしたりしているので、リラックスして過ごせる空間とプライベートの時間が私のパワーの源です。

 

「やりたいことはすべてやる」性格なので、今後も様々なジャンルで活動したい

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townwork――気の合う仲間がそばにいてくれることは大きいですよね。互いの存在に助けられることも多いと思います。

今となっては笑い話なのですが、高校最後のテストとドラマの撮影が重なってしまって、完全なるキャパオーバーになり、号泣しながら友だちに電話をかけたことがありました。大変な時は、信頼できる友だちにすべて吐き出すようにしています。そんな私を受け止めてくれる友だちには感謝しかありません。

――ここ数年は自宅で過ごす時間も増えたと思いますが、一人の時間はどう過ごしていますか?

音楽を聴くことが好きなので、一人の空間でイヤホンを付けて音楽を聴いて、モヤモヤしたものを一掃したり、最近だったら夕方の空がとてもキレイなので、空を眺めながらお散歩したりしています。

――友だちと過ごす時間を大切にする一方で、一人の時間も大事にしているんですね。莉子さんはモデル、女優、動画クリエイター、プロデューサーなどたくさんの顔をもっていますが、今後のビジョンについて聞かせてください。

「一つにしぼりなさい」と言われても、やりたいことはすべてやりたい性格なので選ぶことは不可能なのですが、ありがたいことに最近はドラマや映画に呼んでいただける機会が増えてきているので、今は女優業を頑張りたいという気持ちです。とはいっても、芸能界に足を踏み入れたきっかけはモデルだったので、モデル業も疎かにしたくないですし、ファンの皆さんとコミュニケーションがとれるSNSも私にとっては大切な場所。どの顔も引き続き楽しみながらやっていきたいです。

――夢や目標に近づこうと奮闘している同世代の皆さんへアドバイスをお願いします。

私は何事に対しても、いつも「楽しもう」という思いで向き合うようにしています。まわりの人から見て、つらそうに思えることや苦しいことであっても、「楽しみながら乗り越える」という意志をもっていれば、いつか「あの時は楽しかった」と言える時期がくると思う。あとは、「三食きちんと食べて、頑張りましょう」と言いたいですね。人間、健康が一番なので(笑)。

莉子 インタビュー タウンワークマガジン townwork

■Profile
莉子
(りこ)

2002年12月4日、神奈川県生まれ。2014年にモデルデビュー。2018年、ファッション誌「Popteen」の専属モデルとなり、人気に。同年、TikTokへの投稿動画が話題になり、多くのフォロワーを獲得する。主な出演作に「月とオオカミちゃんには騙されない」「ブラックシンデレラ」(Abema TV)など。現在、ドラマ「ファイトソング」(TBS系)に出演中のほか、2月27日スタートの日テレZドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」に出演。映画『牛首村』が『君が落とした青空』と同日の2月18日に、『女子高生に殺されたい』が4月公開予定。

◆公式Twitter:@riko_riko1204
◆公式Instagram:@riko_riko1204
◆公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCNu34YYiqUC1XuA3vBmmBFg

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

早速バイトを探してみよう