声優・ペイトン尚未インタビュー「まだ、知らない未来のことを想像して怖くなるより、今出来ることに挑戦したい」
声優、歌手とマルチに活躍しているペイトン尚未さん。Webメディア「Febri」にて連載しているコンテンツに新たに撮り下ろしフォトを加えたパーソナルフォトブック「わたし」が4月4日に発売になります。本書の撮影時のエピソードや、子どもの頃に憧れだった声優になって、そのお仕事を通して感じたことを聞きました。
鏡で自分を見た時に「誰!?」と思うほど新鮮だった
――パーソナルフォトブック『わたし』の発売が決まった時の気持ちを聞かせてください。
連載を始めた頃から書籍化のお話はあったのですが、いざ決まったという報告を受けた時は、初の書籍ということもあり感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして、何より書籍化を待ってくれていたファンの方たちに「決まりました!」と、報告を出来ることが嬉しかったです。
――連載からは、さまざまな「ヒロイン像」に扮した写真がまとめられていますね。
昔からアニメが大好きなので、連載では「憧れや理想を追求したヒロイン」をコンセプトに挑戦をさせていただきました。なかでもピンクのウィッグを被った写真は、キャラクター要素が強くて、非現実的なところも含めてとても気に入っています。いつかピンクの髪色にしてみたいとずっと思っていたので、鏡で自分自身を見た時に「誰!?」と思うほど変化できたのは新鮮でした(笑)。この連載で夢を叶えることが出来て、さらにこうして形に残るのも嬉しいです!
――撮り下ろし写真は、出身地でもある埼玉県で撮影されたそうですね。
撮影をした入間市にある「ジョンソンタウン」という場所は初めて行きました。町並みが素敵で、私も知らなかった埼玉の魅力を知れて良かったです。他には、江ノ島の海でも撮影しました。
――海辺の写真の中にも、無邪気な表情や、幻想的なシーンなどさまざまなショットがありますが、撮影時のエピソードがあれば教えて下さい。
日没の時間に合わせた撮影は、自然の力を借りて神秘的な仕上がりになったと思います。ただ、撮影は11月の寒い日だったので、海に入った時に水が冷たくて「あっ冷たい、これが大自然だ!」と思いましたね(笑)。でも、スタッフさんが、バスタオルとダウンジャケットを用意して待っていてくれたので頑張れました。それと、白いワンピースを着た浜辺のショットは、地元には海がないのでテンションがあがってしまって(笑)。等身大の姿をカメラにおさめていただけたので、お恥ずかしいのですが、今までにはなかったデートっぽい雰囲気も感じていただけるんじゃないかなと(照笑)。
――書籍に関して、特にこだわった点はありますか?
撮り下ろしと連載をまとめた写真のほかに、過去を振り返ったインタビューなど、たくさんの要素を詰め込みました。本にも厚みがあって、手にした時のずっしりとした重みも気に入っています。どの写真も、スタッフさんたちと時間をかけて丁寧に作り込んだものなので1ページずつの写真はもちろん、1冊の書籍として楽しんでもらえたらと思います!
子どもの頃、アニメの音を消してアフレコごっこをしていました(笑)
――ここからは、お仕事との向き合い方について伺いたいのですが、声優という職業に興味をもったのはいつ頃ですか?
子どもの頃からアニメが好きで、声優というお仕事を知った時に「声優さんになったら、私もアニメのキャラクターになれるかもしれない!」と思ったのがきっかけです。放送されているアニメの音を消して、よくアフレコごっこをしていました(笑)。
――中学生の頃にオーディションを経て声優デビューされていますが、夢だったものが仕事になってみて大変だったことはありますか?
「私は練習を重ねないと出来ないタイプなんだ」ということを思い知らされました。最初から才能のある方はたくさんいて、その方たちは努力もしているのでどんどん先に進んでいってしまうんです。お仕事を始めた当初は、その差にとても焦りました。
――焦りはどのように解消していったのでしょうか?
今でも、自分の才能に限界を感じる事は多いですし、「私って才能ないのかもしれない」と落ち込むこともたくさんあります。でも、努力しないといけないのは自分自身ですし、言い訳は好きではないので、その気持ちは練習にぶつけるようにしています……ちょっとカッコつけているようで恥ずかしいですね(笑)。
「恐れないで失敗するぞ!」くらいの気持ちで挑戦することを楽しんでいます
――好きなことに対する真っ直ぐさを感じます!
ありがとうございます。それと、私の好きなアニメの主人公たちは悩んでも必ず立ち上がるんです。アニメの世界と重ねて「限界を感じている人間がそのハードルを突き抜ける展開があったら面白いな」と、自分に当てはめてシミュレーションをすることもよくあります。
――アニメの中にお手本があるわけですね。現在は声優業のほかに、アーティスト活動や、今回の書籍など様々な取り組みをされていますが、新しいことに挑戦するのは好きですか?
新しいことに慣れるのにも時間がかかるタイプなので、初めてのことに挑戦するのがすごく怖かったり、苦手な時期もありました。でも、時間はかかっても、その過程で得られたものは今後の活動やお芝居にも繋がっていく。そう思えるようになって変わりました。なので、今は挑戦を楽しんで、「恐れないで失敗するぞ!」くらいの気持ちでいます。でも、実際に失敗すると落ち込みますし、よく1人反省会をしています(笑)。
――失敗から得られることもあると。
そうですね。小さい頃からの夢であった大好きなことをやらせていただいて、さらにスタッフさんや関係者の方の力も借りてまた別の大好きな世界が広がっていく。そういった経験を通して、まだ何も分かっていない未来のことを勝手に想像して怖くなるより、何でも出来ることに挑戦していきたいと思うようになったのは自分でも変化したところだと思います。
あるきっかけで、壁を壊せたと感じる瞬間がある
――では、これまでお仕事をされてきたなかで嬉しかったのはどんなことでしょうか?
さきほどの練習の話にも近いのですが、練習していてもなかなか成長を感じられない時期がありました。でも、その立ち止まっていた状態が動き出した瞬間を感じられた時は嬉しかったですね。お稽古の時に、演じるキャラクターに合わせて言葉が自然と出てきて、先生にも「今まで積み重ねてきたものが出てきたね」と言ってもらえました。練習をしている時は、前に進めていないように感じていても、あるきっかけで、その壁が壊せたと感じる瞬間があるんです。ですから、たくさんもがいても練習を辞めなくて良かったと本当に思います。
――お仕事以外で、ご自身のモチベーションをあげるためにしていることはありますか?
アーティストのライブを観たり、アニメのライブシーンを見るとテンションがあがります。お客さんも含めて、みんなが好きなものに情熱をむけている会場の空気感が好きですし、そういった熱量に触れるとやる気が出ます! そして、応援してくださる方からのお手紙やメッセージも本当に力になります。14歳の時に初めてファンレターをいただいてから、全てのお手紙を大事に保管しています。私のために時間を割いて、文章を考えて書いてくれることが本当に嬉しくて、たまに下書きの跡があったりすると「伝えたいことを一生懸命にまとめてくれたんだな」と思うんです。お手紙を読むと背筋が伸びますし、よりお仕事にも真摯に向き合っていこうと思えるので、応援してくださる方への「ありがとうございます」は何度言っても足りないくらいです。
――では、最後に改めて伺いますが、お仕事の現場で大事にしていることはありますか?
基本的なことではありますが、どの現場でも挨拶はしっかりするように心がけています。
――今日も自己紹介と深いお辞儀でご挨拶いただいたのが印象的でした!
たまに「お辞儀が深すぎ」と言われます(笑)。でも、気持ちを表すには行動も大切だと思うので、これからも続けていきます! それと、応援してくださる方の味方でいられるような自分でありたいので、これからも感謝の気持ちは忘れずに活動していければと思っています。
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ペイトン尚未(ぺいとん なおみ)
声優、歌手。2003年7月1日生まれ。埼玉県出身。中学1年生のときにソニー・ミュージックアーティスツ主催のオーディションに合格。2017年、アイドル育成プロジェクト「アイドルING!!!」に加入。2020年、「ラブライブ!スーパースター!!」の平安名すみれ役に選出。また同作品のグループ「Liella!」のメンバーとしても活動。特技はチアダンス、バレエ。
◆ペイトン尚未Offical X:@_Naomi_Payton_
◆ペイトン尚未Offical Instagram:@_naomi_payton_
◆ペイトン尚未Official Youtube:https://www.youtube.com/@NaomiPayton_official
編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:原千夏
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。