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2018年04月06日

女優・武田玲奈さんインタビュー「モデルも女優も貴重な体験ばかり。心が折れそうなときは『この瞬間はいつか終わる』と思って乗り切る」


non-noモデルとして、キュートかつ健康的なルックスで男女問わず、多くの支持を集めている武田玲奈さん。女優としても話題作に次々と出演し、作品ごとに違った顔を見せてくれています。そんな武田さんがドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」に引き続き、主演した劇場版「人狼ゲーム インフェルノ」がまもなく公開に。20歳を迎え、ますます光り輝く武田さんの仕事観に迫ります。

プレッシャーと戦いながらヒロイン像を作り上げた


――「人狼ゲーム」7代目の主人公に選ばれたときはどんな心境でしたか?

とても長く続いているシリーズですし、これまで主人公を演じてきた方々は、皆さん活躍されている方ばかりなので、その先輩方に続けるかというプレッシャーがあったんですけど、実際に撮影が始まると、目の前のことだけに集中していたせいか、プレッシャーのことは忘れてました。

――ふと我に返って、プレッシャーに押しつぶされそうになったことは?

綾部真弥監督はずっとこのシリーズを撮り続けてきた方なので、より特別な思い入れがあったと思うんです。そんな監督から「歴代のヒロインに続けるように」、そして、「これまでの作品を上回るものを作っていってほしい」と言われたときは、(プレッシャーを)感じましたね。

――そうやって作り上げた野々山紘美というキャラクターはどんな女の子ですか?

学級委員でとても責任感の強い女の子なんですけど、人狼ゲームに参加することになり、ゲームが進行していくにつれてどんどん変化していくんです。その変わり目を「きちんと表現しなきゃ」と監督とも話し合って、このセリフによって紘美は変わったんだと伝わるように考えながら演じていました。

――追いつめられていくサマは鬼気迫るものがありました。作品が作品だけに現場もピリピリしたり……?

いえ、そんなことはなかったです。大事なシーンでは緊張感がありましたけど、本番が終わった後はシリアスムードからガラッと変わって、みんなで和気あいあいとやってました。合間は、それこそ人狼ゲームをしたり、トランプをしたりして盛り上がってましたよ。

——同世代の方が多いので、現場も楽しそうですね。では、作品のPRをお願いします。

いちばん見てほしいのは投票のシーンです。ドラマ版もそうでしたけど、劇場版はさらに緊迫した空気が漂っていて、みんなの心理戦が大きな見どころになっています。

仕事のたびに福島から上京していた


――ここからは武田さんの過去について聞かせてください。モデルを志したきっかけは?

中学生のときに雑誌が好きでよく読んでいて、ファッションやメイクに興味をもったんです。そうしているうちに自然とモデルに対して憧れを抱くようになりました。そんな時にちょうど「第2のくみっきー!発掘オーディション」が行われることを知って、思い切って応募してみたところ、グランプリをいただくことができたんです。

――「モデルになりたい」と思っても、実際に踏み込むまで勇気が必要ですよね。

福島に住んでいた私にとって、モデルという職業は手の届かない存在で、雑誌の中のものというイメージでしかありませんでした。ここに私も出られたら幸せなんだろうなと思いながら、東京へ行く機会が何度かあったので、そこで必死に頑張って夢へと近づいていった感じです。

――具体的に、どんなふうに努力したんですか?
メイクやファッション、ポージングについて独自で勉強をしました。

――お仕事のたびに福島から出てきていたんですよね。学校との両立はどんなふうに?

基本的にお仕事は土日だけだったので、学校のテストなどへの影響はありませんでした。平日はきちんと学校に行けてましたし、普通の女子高生らしい生活も楽しんでました。

――ご両親の反対をおしきって、上京したと聞いています。

両親とも反対していたわけではないんです。父はとても協力的で、「私が選んだ道ならいいよ」って。母は「(モデルになるのは)高校を卒業してからでもいいんじゃない?」と言っていたんですが、私はどうしても東京でモデルの仕事をしたかったので、父を味方につけて説得しました。

モデルにも女優にも大きなやりがいを感じています


――そうして飛び込んだ世界で今、どんなことにやりがいを感じていますか?

モデルのお仕事はずっと続けたいぐらい楽しいですし、最近は女優のお仕事もやらせていただけるようになってきて、大変なことも多いけど楽しいです。やりがいはどちらにも感じています。

――そんなお仕事の中でこれまでもっともつらかった体験といえば?

真冬に長野で水の中に入ったときはつらかったです(笑)。

――それは過酷すぎます!福島出身だけに、寒さには強いのかと……。

それがまったくダメなんです。どちらかというと暑いほうが得意です。

――心が折れそうになったことは?

ドラマや映画の撮影でテイクを何回も重ねていくと、「私、なんでダメなんだろう…」って心が折れそうになります。この瞬間はいつか終わるって思いながら、撮影に臨んでいます。

――そんな時にご自身を支えてくれたものは何だったんでしょう?

「人狼ゲーム」はかなり長い撮影期間で、集中力を保たなきゃいけなかったので、音楽を聴いて自分を励ましていました。

――どんな音楽を聴いていたんですか?

椎名林檎さんの静かめの曲を聴いていました。林檎さんの曲は、集中力を高めるのに良かったです。

いつか中国や韓国の映画に出演してみたい


――現在、多岐にわたって活動をされていますが、将来的にはどんな目標があるんですか?

モデルのお仕事も女優のお仕事も好きなので、どちらも続けていきたいです。女優としては、ゆくゆくはアジアの作品にも挑戦してみたいです。中国や韓国の映画って、今すごく人気があるじゃないですか。最近、ちょっとずつ見始めて、興味をもったところです。

――闘う女性の役なんて似合いそう!女優とモデルの両活動をしているメリットはどんなところにありますか?

普通に生活していたら、出会えないような経験ができたりすることですね。グラビアのお仕事ならたくさん海外に行けますし、女優のお仕事ではいろんな人たちに会えたり、貴重な体験ばかりです。

――そんな経験を経て、昨年は成人の仲間入りをしましたね。

誕生日を迎えたときは「大人になったんだ」と感じることはなかったんですけど、今年成人式に出席して、市長さんが「皆さんも二十歳になって大人の一歩を……」とか「大人の仲間入り」などとお話されていて、「ちゃんとしなきゃダメなんだな。私も大人になったのか」と実感しました。

――最後に同世代の皆さんへ、より充実した日々を送るためのアドバイスをお願いします。

やりたいことをやって、行きたいところに行く。そして、おいしいものを食べて、好きなものを買って、一生懸命働いてお金を貯めて旅行に行く。これが一番だと思います。

 

■Profile
武田玲奈
(たけだ・れな)

1997年7月27日、福島県生まれの20歳。2014年Popteenレギュラーモデルとして芸能活動をスタート。2015年に映画「暗殺教室」で女優デビューし、週刊ヤングジャンプに新人としては異例の初登場・初表紙を飾り、話題に。2016年4月からnon-noの専属モデルを務め、現在はNOVAのイメージキャラクターとしてCMに出演しているほか、江崎グリコ・ポッキー「シェアハピ・7人恋愛篇」、リクルート「リクナビ2019~いくよ、私も。篇~」などのCМにも出演。4月20日からNHK BSプレミアムで放送される「鳴門秘帖」で初の時代劇にも挑戦する。

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編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
ヘアメイク:下條秀之(f-me)
取材・文:荒垣信子

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