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2019年07月01日

岩岡徹(Da-iCE)インタビュー『バイト経験を通じて相手の立場で物事を考えられるようになった』

岩岡徹 Da-iCE バイト タウンワークマガジン
初のベストアルバムを引っ提げてのライブツアーを展開中のDa-iCE・岩岡徹さん。デビュー以前のバイト歴、そして就職活動を経験したことで得たお仕事観をインタビュー。さらに、Da-iCE としてデビュー6年目に懸ける思いを伺いました。

いつかドームのステージに。大きな夢だからこそ挑む価値がある

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――現在、『Da-iCE BEST TOUR 2019』の真っ最中ですが、どんな内容になっていますか?

僕たちのステージを初めて観る方や、昔からDa-iCEを応援してくださっている方、双方へ向けた“THE Da-iCE”というものをアピールした内容になっています。ベストアルバムをリリースした直後なのでシングル曲がメインではありますが、初めて披露する曲もあるので、これから参加される方は楽しみにしてほしいです。

――ベストアルバムがご自身の誕生日にリリースされるなんて、より忘れられないものになりましたね。

そうなんです(笑)。6月6日生まれだからか、昔から「6」という数字に縁があるんですよ。サッカーの背番号も6番だったし、出席番号も6が多かったです(笑)。

――ファンの総称も6面ですからね。そして、アルバムにはファンの皆さんの投票で決まった10曲+メンバーセレクト5曲が収録された「Another BEST」もありますが、バラエティーに富んだ結果になりましたね。

面白かったですね。たとえば、今後も「ライブで観たい曲は?」とか「このシチュエーションで聴きたい曲は?」とかいろんなアンケートをとってみたいなと思いました。予想通りという曲もあれば、「おっ!?」という曲もあって、楽しみながら結果を見させていただきました。

――ちなみに「おっ!?」と思った楽曲は?

「what you say」はベスト10に入るとは思っていなかったので意外でしたね。メンバーが制作に携わった曲が多くランクインしているので、そこは嬉しいなと思いました。

――そして、岩岡さんがセレクトしたのは「Every Season」ですね。

僕は普段、優しい感じのバラードをよく聴くので、「Every Season」と「着れないままのコート」ですごく迷ったんですけど、(大野)雄大が断固「着れないままのコート」をアピールしていたので(笑)。「Every Season」は耳に心地いい曲だし、1年を通してファンの方と一緒にいたいという思いを歌っているので、ベストという意味をふまえて選曲しました。

――どちらもいい曲ですよね。では、Da-iCEとしての今後のビジョンと、岩岡さん個人のビジョンを聞かせてください。

Da-iCEとしては、いつか東京ドームのステージに立てるようなアーティストになりたい。ドームに立つのは、ものすごく大変なことだというのは重々承知しているんですが、だからこそ、あえてデカい夢に向かって突き進んでいきたいという思いがあります。僕個人としては、好奇心旺盛で何でもやりたがるタイプなので、いろいろな挑戦をして、今後もまた違う新たな一面をお見せできたらと考えています。

コンビニのバイトで経験した忘れられない出来事とは!?

岩岡徹 Da-iCE バイト タウンワークマガジン
――ここからはかつてのバイト歴を聞かせていただけますか?

コンビニ、居酒屋、工場での荷物の仕分けのバイトをしたことがあります。

――そのバイトを選んだのはどうしてでしょうか?

“バイトといえばコンビニ”というイメージがあったのと、居酒屋のバイトはまかないがつくこと、そして料理を覚えられるんじゃないかなと思って選びました。

――まかないは大きいですよね(笑)。各バイト先での印象的なエピソードを教えてください。

忘れられないハプニングといえば、コンビニのバイトですね。会計を待つお客さんが行列になって、ヘルプを呼びたい時はカウンターの下にあるボタンを押すように言われていたんです。ある日、ボタンを押したらヘルプではなく警報ボタンで、パトカーが3台ぐらい来てしまって(苦笑)。カウンターの下を覗いたら確かにボタンはあるのですが、警報ボタンとヘルプを呼ぶボタンが2つ並んでいました。あれは本当にビックリしたし、迷惑をかけてしまった方々には誤報を伝えて、ひたすら謝罪しました。

――想像しただけでも冷や汗ものです。でも、楽しいこともありましたよね?

もちろんありました。バイト先の先輩やいろんなお客様と接することは楽しかったし、何より給料をもらえることが嬉しかったです。高校生の頃にバイトで貯めたお金で結構いい値段の財布を買ったんですが、お会計する時はちょっと手が震えました(笑)。でも、自分で働いたからこそ、お金の価値にも気付けたんだと思います。

――その時の嬉しさと緊張は格別だったと思います。居酒屋のほうはいかがでしたか?

もともとはキッチン希望で入ったんですが、初めの頃はホールを担当していました。当時の思い出としては、キッチンの人に指示されて、僕がお客様に持っていった料理がオーダーと違ったんです。僕は指示を受けて動いたわけですけど、相手からしたら伝えるのは僕ですよね。その言い方が少しキツく感じて、“なんで僕が叱られるんだろう?”って(苦笑)。

そういう理不尽さに最初は抵抗があったんですけど、チームプレイでもあるし、間違いは誰にでもあるものだと思うんです。知らないところで、僕のミスを誰かがかばってくれていることもあるだろうし……。なので、それ以降は自分が飲食店に行って注文と違うメニューが出てきても、ホール係には強く言わないようにしようと決めました(笑)。その後は、キッチンでも働きました。

――ちなみに、どうして最初にキッチンを希望したんですか?

僕が居酒屋のバイトを始めた頃、キッチンにいた先輩が包丁やフライパンを扱う姿がとてもカッコよく見えて、料理のできる男っていいなって感じたんです。それに、料理を覚えたらこれから先、役に立つだろうなと。料理ができるといっても、僕がつくるのは“男の料理”みたいな簡単なものですけどね(笑)。でも、そこで厨房に入れたことは貴重な経験でした。

就活や就職を経験して初めて気づいたサラリーマンのカッコ良さ

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――そんなバイトでの経験が今に活きていることはありますか?

僕は就職活動をして就職をした経験もあるので、それを含めて感じたことなんですけど、実際に働いてみて分かったことがとても多かったんです。さっきの居酒屋でのホールとキッチンの話じゃないですけど、その立場に立つことで初めて知ることもあるんだなと。

“こういうことを言われたらイヤだろうなぁ”とか“こんなことを言われたら嬉しいだろうな”とか、相手の立場で物事を考えられるようになりましたね。それもあって今でも、居酒屋へ行った時は店員さんが下げやすいように、お皿をまとめて置いたりしています(笑)。

――裏にまわらないと分からないことってたくさんありますからね。

めっちゃ多いですね。就活でも、僕は広告代理店に就職したくて企業説明会に参加したんですけど、そこへ行って初めて“色々な企業の人たちが社会を支えてるんだ”と感じたんです。それまでは、スーツを着て毎日同じ時間に会社へ行くより、自由な人生を送ったほうが楽しいはずと考えていたんですけど、そのスーツを着た人たちが目の前にある電気製品やテーブルを作っていたり、社会の仕組みを支えているんだということが分かって、“サラリーマンってすごい! カッコいい”と思いましたね。

――それが分かっただけでも貴重な経験でしたね。

はい。結局は音楽とダンスを選んでしまったんですけどね。でも、エンターテインメントの世界があることで、たくさんの人の心を癒したり、元気づけたり出来ると思うんです。映画を観て感動したり、音楽を聴いて勇気がわいたり、僕らが発信しているものが社会を支えている人たちにパワーを与えられているとしたら、生半可な気持ちで仕事はできないなと改めて思いますね。

明るい未来を送るためには、今頑張らないといけない

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――互いに支え合っている関係なんですね。時に悩んだり、壁に対峙することもあると思うのですが。

もともとポジティブな性格で、“神様は乗り越えられない試練は与えない”と思って生きているので、苦難にぶち当たったとしても、これを乗り越えた後の自分はもっと成長できている、何かいいことが待っているというマインドで捉えるようにしています。

――では、お仕事をするうえで、大切にしていることはなんでしょうか?

何かの番組で嵐の櫻井翔さんが「グループ内では忍耐とガマンが大切」と話されていたんですが、“その通りだな”と。それは、メンバーに遠慮するという意味ではなく、和気あいあいとしたなかにもある程度の線引き、超えちゃいけないルールみたいなものが存在していると思うんですよ。特に僕はグループ内で最年長でもあるので、そこは常に意識しています。

――だからこそDa-iCE内の関係が成立し、うまく活動できているんでしょうね。そんな岩岡さんの原動力の元になっているものは何ですか?

「明るい未来」です。僕は120歳まで生きるつもりなんですが、最終的にいかにいい老後を送れるか(笑)。そのためにはまず目の前にある30代、40代、50代を頑張らないといけないなって。Da-iCEがデビュー6年目を迎えた今、さらに“内に秘めた岩岡徹”を解禁して、色々なことに挑戦してけたらと思っています。

岩岡徹 Da-iCE バイト タウンワークマガジン

■Profile
岩岡 徹
(いわおか とおる)

4オクターブを誇るツインボーカルとキレのあるダンスで魅せる実力派5人組ダンス&ボーカルグループ Da-iCE(ダイス)のパフォーマー。2014年1月15日に1st single「SHOUT IT OUT」にてメジャーデビュー。2019年は4月に16th single、6月には初となるベストアルバムの発売と、自身最大級の全国ツアー『Da-iCE BEST TOUR 2019』を開催。

個人としては、2008年にミュージカルに出演以降は、俳優業もスタート。2017年には、舞台『ちるらん新撰組鎮魂歌』で初主演を務めるなど、多方面に活躍中。

◆Da-iCE OFFCIAL SITE: http://da-ice.jp/
◆岩岡徹 Official Twitter@Da_iCE_TORU

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:荒垣信子

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