栄養士・管理栄養士の職務経歴書の書き方と見本

栄養士・管理栄養士の仕事とは

栄養士・管理栄養士は国家資格です。仕事は、栄養に関する専門知識をもとに、主に飲食や食品、ヘルスケア関連、学校、病院、介護施設などにおいて献立やレシピの作成、食材の発注、調理などを行います。大量の食材を時間内に調理するスピード力や、業務をともに行うスタッフとの協調性も求められます。施設によっては調理実習を実施したり、行事食や季節食材の掲示物を作ったりなど、食育活動全般を担うこともあります。ここでは、職務経歴書の書き方のポイントと見本（サンプル）をお伝えします。

職務経歴書の書き方のコツ

栄養の専門知識や食育経験が強みに

現職の実績としては、施設の規模、1日に提供する食事数、アレルギー除去食提供の経験、大量調理を行う際に必要な食品衛生知識などをアピールするとよいでしょう。また食育活動の経験があれば強みになります。講演、調理実習、制作した掲示物など具体的な活動内容と工夫した点、その成果や周囲からの評価などをまとめます。
管理栄養士であれば、病気を抱えている方への食事指導、栄養カウンセリング、献立作成の経験などを記載するとアピールになります。

パソコンの使用経験やビジネスマナーも必要

栄養士・管理栄養士の仕事では、発注業務やレシピ作成、栄養価計算などでパソコンを操作することも必要です。そのため使用可能なパソコンソフト、タイピング技術などもスキルとして評価されます。また栄養カウンセリングなどを通して接客業務をする場面もあるため、電話やメールといった来客対応などの経験を含めたビジネスマナーについてもアピールしましょう。

コミュニケーション力や柔軟性もアピール

調理スタッフなどと協力して業務をすることが多いため、周りのスタッフと連携できるコミュニケーション力が必要です。周りのスタッフと協力して仕事に取り組んだ経験を記載するとよいでしょう。年上の経験者とともに働くことも多いので、上下関係を理解してコミュニケーションをとれることもアピールできます。また、シフト制の職場では、勤務時間に柔軟に対応できることもアピール材料になります。

栄養士・管理栄養士で役立つ資格

栄養士として働くのであれば栄養士免許、管理栄養士として働くのであれば管理栄養士免許は必須です。さらに調理師の資格も持っていると有利になるでしょう。

栄養士・管理栄養士の職務経歴書の見本

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未経験の仕事へ転職したい場合は？

栄養士・管理栄養士から未経験の仕事に転職をする場合、職務経歴書の「自己PR」に、転職希望先で役に立ちそうな経験やスキルを書きましょう。栄養士・管理栄養士として培った、食材や食品衛生に関する知識や栄養バランスを考えたメニューを作成する能力は、食品メーカーでの商品開発・企画などにも活きるでしょう。他のスタッフと協力して業務を進めるコミュニケーション力も未経験の仕事に転職する場合のアピールポイントにつながります。