パート・アルバイトも職務経歴書は必要?提出を求められた場合の書き方と見本
パート・アルバイトの応募にも職務経歴書の提出は必要?職歴をアピールしたい場合や、提出を求められた場合の職務経歴書の書き方やコツを紹介します。
パート・アルバイトも職務経歴書の提出は必要?
パートやアルバイトの場合は、応募先から提出を求められなければ、職務経歴書を提出する必要はありません。ですが、履歴書の職歴欄と自己PR欄に収まらず、詳しくアピールしたい職務経験や実績がある人は、自身の判断で職務経歴書を加えて提出してもよいでしょう。
●職務経歴書を提出する場合の職歴欄の書き方例
職務経歴書を添付する場合は、業務内容や実績の後に(詳細は、職務経歴書に記載します)と書き、詳しい内容は職務経歴書に記載しましょう。
職務経歴書を提出する場合の書き方見本
パートやアルバイトの応募先企業から職務経歴書の提出を求められた場合や、自ら提出したい場合の職務経歴書の書き方のコツを紹介します。
田雲花子(氏名)
■職務要約
○○○○株式会社のパートタイマーとして、ファミリーレストラン△△の○○店でホールスタッフを5年間経験しました。ホールスタッフとしてお店に立ちつつ、3年目からは昼の時間帯のアルバイトリーダーとなり、新しいアルバイトスタッフへの指導やマニュアル作成補助などの新人教育にも携わっています。
■職務経歴
○○○○株式会社 20XX年XX月~現在
事業内容:飲食業(ファミリーレストラン)の経営、企画、運営
資本金:〇〇〇百万円
売上高:〇〇〇百万円(20xx年)
従業員数:〇〇〇名
雇用形態:パートタイマー
【職務内容】
主な職務内容は以下の通りです。
・店舗での接客業務(案内・注文・配膳・会計・片づけ)
・在庫管理
・新人アルバイトの指導
・新人アルバイト向けのマニュアル作成補助
・電話の一次対応
・レジ精算業務
■保有資格
・普通自動車第一種運転免許(20XX年XX月)
■自己PR
2年前から昼の時間帯のアルバイトリーダーとなり、新人アルバイトの教育を担当、新人向けマニュアル作成にも携わってきました。さまざまな年代のアルバイトスタッフと円滑にコミュニケーションをとるために、仕事ぶりをよく見て、良いところは積極的に褒め、改善すべき点は前向きな言葉で注意を促すようにしています。その結果、新しく入ったアルバイトから仕事の相談をよく受けるようになりました。ピーク時はスタッフと声を掛け合い、注文から配膳まで効率アップを意識しています。
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各項目と書き方のコツ
職務経歴書の各項目に記載する内容とコツを解説します。すべての記入が終わっても、そのまま提出せず、最後に誤字脱字や年数の間違いなどがないかをチェックしましょう。
1. 日付・名前
日付は記入した日ではなく、提出日や投函日、メールであれば送信日を記入します。名前はフルネームで書きます。
2. 職務要約
応募先企業で活かせるような経験を中心に、これまでの職務を要約して記入します。詳細は次の職務経歴で記載するため、職務要約の欄は簡潔に、なるべく2~3行以内にまとめましょう。
3. 職務経歴
経験のある職務について、社名、会社規模、事業内容、雇用形態、在籍期間を記載しましょう。まとめ方は時系列かキャリア別のどちらかを、自分の職歴がわかりやすくより魅力的に伝わるほうを選びましょう。
4. 職務内容
職務経歴の内容について、より具体的な職務内容や詳細を書きます。応募先企業に対してアピールポイントになるような職務経験を記載しましょう。
5. 保有資格
保有資格・免許と、取得年月日を記載します。資格名・免許名は略名ではなく、必ず正式名称で記入します。資格や免許が多くて記入欄に入りきらない場合は、応募先で役立つ資格・免許を優先的に記載しましょう。
6. 自己PR
自身の強みやアピールポイント、仕事に対する熱意を伝えます。これまでの経験や実績、仕事に活かせるスキル、応募先企業で働きたいという意欲や姿勢を具体的にアピールしましょう。
正社員を目指すなら、職務経歴書の提出がベター
パート・アルバイト応募の際は、職務経歴書の提出は任意の場合が多いですが、正社員への転職を希望する場合は、基本的に履歴書と職務経歴書をセットで提出します。パート・アルバイトから正社員への転職を希望する場合は、こちらを参考にしてみてください。