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2018年09月04日

モテクリエイター・ゆうこすインタビューvol.2「つらいときほど“いや、逆に”とポジティブに変換していた」〜ゆうこすになるためのヒント


かわいいのに、かっこいい!みんなが憧れる“ゆうこす”。「モテるために生きている!」と断言し、SNSやメディアを通じてモテのテクニックを紹介し続けている彼女が支持される理由は、ファッション・メイク・しぐさなどの表面的なテクニックだけではなく「内面的な魅力」があるから。モテるためにこれまでどう生きてきて、今何を考え、大事にしているのか。シリーズ3回に分けてゆうこすの人間力に迫ります。

vol.2は、「ゆうこすになるためのヒント」。モテクリエイターとして活躍する秘訣や、好きなことを仕事にし続けられている理由などを聞いてみました。今後、「好きなことで生きていきたい」と思う人にとって、参考になるメッセージがいっぱいです!

vol.1「どん底を経験したからこそ、本当に好きなことがわかった」〜今のゆうこすになるまで
・(9/11 UP!)vol.3 ゆうこすの言葉たち「“恋”・“かわいい”・“自分”」に効く〜ゆうこす名言集

自分の行動に対して「なぜ? どうして?」と自問自答することが大切

――前回のインタビューでは、「好きなことであればネガティブもポジティブに変換できる」とおっしゃっていましたが、みんな「好きなこと」をやって生きていきたいと思っているはず。好きなことを見つけるには、まず何をすればいいとゆうこすさんは考えていますか?

自分自身を知ること。これが一番だと思います。私がイベントで3人しかファンが来なくて、とことん落ち込んで、改めて自分を見つめ直したときのように、自分に質問を投げかけて徹底的に答える。「今、何をしている時が楽しいのか、それはなぜなのか」。これまでの人生を振り返って、行動してきたことに「なぜ、この行動をとったのか」を考える。そうすると、自分が何が“好き”なのかが少しずつ見えてきて、最終的に「これが好き!」がわかると思うんです。

私もそうでしたけど、自分のことって自分が一番わかっていない。自分を客観的に見ることってなかなかできないので。だから、自問自答するときは、質問と答えを書き出すのがオススメです。そうすると頭の中が整理されるし、目に見えてわかりやすく納得できるので。

モテたいなら万人に愛されるより、誰に愛されたいか見極めて!

――確かに、自分が日頃行動している中に“好き”は隠れていますよね。でも、それを客観的に理解することって難しい……。だからこそ、書き出すって大切なんですね。

そう思います。自分を知ることは、いろいろとメリットがあって“モテ”にもつながるんですよ。

――“モテ”もですか?

私がモテるために心掛けているのは、自分自身を知ることなんです。モテるって、人から愛されるということ。でも、万人に愛されるなんて無理。これはアイドル時代に痛いほどわかったので(笑)。だから、自分がどの世界で愛されたいかを見極めることが大事です。たとえば、スポーツマンタイプの男性にモテたいなら、どういう女性が好まれるかを考えてメイクやファッションを変えていく。ここでも自分を知っていることがポイント。自分を知らないでメイクやファッションを変えても、似合わないし、ちぐはぐな印象を与えてしまいがち。自分に何が似合うかを知っておくことは、さまざまな場面で武器になります。

自己プロデュース能力を高めるには、人の意見に耳を傾けること

――自分を知って、自己プロデュース能力を高めることですね。ゆうこすさんのような仕事だと自己プロデュース能力はすごく重要だと思いますが、心掛けていることはあるのでしょうか?

自問自答の後に大切なのは人からの意見ですね。

――え!? 自己プロデュースと人からの意見を尊重するのは真逆のイメージですが…。

自己プロデュースをしても、人から気になってもらえないと意味がないですよね。仕事にしても、遊ぶにしても、ひとりでやれることは限られてしまうので。やっぱり、生きていくうえでは周りの人たちの意見はすごく重要です。私はアンチの人たちの意見も参考にしていました。

――アンチの意見をですか? どんな風に参考にしたのか気になります。

たとえば「アイドル出身なんだからグラビアをやらないとダメ」とか「周りのアイドルはこんなことをしているのに、オマエは何をやってるの」というコメントが来たら、「周りのアイドルはこんなことをしているのか。だったら、それ以外のことをやったほうが注目されるし、話題になる」というふうに考えたり。アンチの意見は聞きませんが、自分のなかで別のアイデアになったりするので、参考になるんですよね。

――インタビュー中、ずっと思っていたのですが、ゆうこすさんのネガティブをポジティブに変換する能力、本当にすごいと思います。どうすれば、そんな風に考えられるんでしょうか。頭ではわかっていても、実行するのはなかなか難しいことじゃないですか!

本当にそう思います。口で言うのは簡単だけど実行するのは難しい。でも、口で言わないとダメなんですよ。だから、私はネガティブなことが起こる度に「いや、逆に」とおまじないのように唱えているんです(笑)。たとえば、私の場合「アイドルは失敗した。でも、逆に、だからこそモテクリエイターになれた」とか。バイトで失敗しても「失敗して店長に怒られた。でも、逆に自分が苦手なことがわかってよかった」とか。そのときは、そんな前向きに考えられないかもしれないけど、とにかく言い続ける。そうすると、いつか本当に前向きに考えられるようになるんです。最初は言い訳に思えるかもしれないけど、でも、それでポジティブになれて成功できるんだったら、それでいいじゃないですか。

マルチよりもひとつのウリを持つほうが仕事につながる

――言葉にすることで形にしていくんですね。ちなみにゆうこすさんは、SNSやセミナーなどで同世代の人からいろいろと悩み相談にのっていますが、最近よくある質問で「これはどうなの?」と疑問に思ったことはありますか?

最近、「マルチタレントになりたいけど、どうすればいいですか」という質問がすごく多いです。私がSNSでいろいろなことを発信しているから“マルチ”だと思われて質問されるのでしょうが、声を大にして言います、「マルチタレントは最初から目指すものではありません!」。モテクリエイターというひとつのことを追求したうえで、それに紐づく行動をしているだけ。結局、核があるからいろいろできるんです。まだ、核がないのに「楽しそうだから」とマルチにいろいろやりたいと考えるのは本末転倒じゃないかな、と。

たとえば、個人営業の飲食店でラーメンからパスタ、鮨にパエリアまで出していたら、どの料理がウリなのかがわからなくて注文するのを躊躇するじゃないですか。自分のウリを確立にせずに、あれこれやっていても、仕事をお願いする相手は何を頼めばいいのか躊躇してしまうはずです。

――わかりやすいたとえです(笑)。いきなりマルチを目指すのではなくて、核を持つことが大事なんですね。ここまで聞くと、ゆうこすさんは弱いところなしの無敵の印象ですが(笑)、苦手なことってあるんですか?

ありますあります、無敵じゃないです(笑)。実は人に教えることが苦手。会社を立ち上げてわかったんですけど、これまで自己プロデュースばかりしていたから、他人をプロデュースするのに慣れていなくて、スタッフに教えるのが本当に苦手です。動画編集も人に教えるより、自分でやったほうがイメージ通りに作れるし、作業も早いから未だに自分でやってしまってますし。でも、それだと、周りのスタッフたちは成長しないし、結果、会社としても成長しない。今後はどう教えて後輩を育成していくかが、私の目標です。

学生時代に目に入ったものすべてに感想を言うクセをつけて

今はありがたいことに好きなことを発信していたら、お仕事につながっていきました。でも、流行りが目まぐるしく変わっていく時代ですから、正直、これがいつまでも続くとは思っていません。だから、これからも新しい道を探していきたいと思っています。みんなに私のように、視点を変えたら、人生も仕事も成功へ導いていけることを示せるような働き方をしたいです。

――最後に「好きなこと」で生きていくために、学生時代にやっておくことがあれば教えてください!

目に入ったものすべてに感想を言うクセをつけておくといいと思います。起こった出来事に対して、自分がどう思うかを明確にすること。「友達とゴハンに行った、楽しかった」で終わるのではなく、「何が楽しいと思ったのか」を考える。映画や本を読んで「おもしろくなかった」ではなく「なぜ、おもしろくなかったのか、どこがつまらなかったのか」を言葉にする。そうすると自分の好きなことが自然にわかるようになると思いますよ。

  
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>>次回は9/11(火)UP! “ゆうこす”がTwitterで放つ、自分の気持ちをまっすぐに語る言葉の中から“効く”Twitter名言を紹介します。

vol.1「どん底を経験したからこそ、本当に好きなことがわかった」〜今のゆうこすになるまで
・(9/11 UP!)vol.3 ゆうこすの言葉たち「“恋”・“かわいい”・“自分”」に効く〜ゆうこす名言集
■Profile
ゆうこす

本名:菅本裕子。1994年5月20日生まれ。2011年HKT48に加入し、翌年脱退。2016年から「モテクリエイター」として活動しTwitterやInstagramで人気に。現在、SNSの総フォロワー数は120万人越え。インフルエンサーとしての活躍は多岐にわたる。

・Twitter:@yukos_kawaii
・Instagram:@yukos0520

取材・文:中屋麻依子/撮影:八木虎造

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