【学生応援★リュウジ飯】 第8回「超リーズナブル★“1食ほぼ100円”主食レシピでちょい贅沢気分ごはん♪」
夏休み直前。前期試験期間でなかなかバイトに入れず、来月の給料が減ってしまう学生さんも多いことでしょう。来たる夏休みに備えて、貯金はしておきたいところ。そんな今の時期こそ知りたい節約レシピを、リュウジさんに教えてもらいました。なんと1食ほぼ100円!! だけど、ちょっと贅沢に仕上がるリーズナブルレシピを、さっそくご紹介します。
電子レンジ調理でふんわりとろ~り卵の丼が完成!「衣笠丼」
京都の郷土料理「衣笠丼」は、親子丼の鶏肉を油揚げに変更したやさしい味わいの丼。だしを吸った油揚げがジューシーで、ごはんが進みますよ。レンジでチンの簡単調理なので、暑い夏場も作りやすい♪
油揚げ 1枚
長ねぎ 1/2本
卵 2個
水 大さじ3
白だし 大さじ2
みりん 大さじ2
ごはん 1食分
小ねぎ 少々
※1食分の材料費がほぼ100円です。
(1)油揚げは短冊切り、長ねぎは斜め切りにする。
(2)電子レンジで使える丼に油揚げ、長ねぎ、水、白だし、みりんを入れ、ふわりとラップをして電子レンジ(600w)で4分加熱する。
(3)卵は白身が残る程度に、さっくり溶いておく。
(4)(2)に卵液を半分入れ、ふわりとラップをして電子レンジで1分加熱する。
(5)(4)に残りの卵液をすべて入れ、電子レンジで30秒加熱する。
(6)(5)を、丼に盛ったごはんに乗せる。
小ねぎを散らしたら完成です♪
こま切れ肉をまとめて、がっつりメインディッシュに「豚こまステーキ」
低コスト食材の豚こま切れ肉を、かたまりのまま焼くだけで、贅沢したい日の特別メニューになっちゃうんです。ショウガがピリッと効いたジンジャーソースが、味の決め手。
豚こま切れ肉 200g
ショウガ(すりおろし) 5g
バター 10g
酒 大さじ3
片栗粉 小さじ2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ1
うまみ調味料 2振り
塩、黒コショウ 少々
※1食分の材料費がほぼ100円です。
(1)ボウルに豚肉、酒大さじ1、片栗粉、塩、コショウを入れてもみ込み、2等分にして小判型にまとめる。
(2)フライパンにバターを溶かし、豚肉を入れ、中火で両面に焼き目がつくまで焼く。
(3)焼けたら、皿に盛る。フォークなど金属製のものを刺して、中が温かければ、焼けている証拠。
(4)(3)のフライパンにしょうゆ、酒大さじ2、みりん、砂糖、うまみ調味料、ショウガを入れ、軽く煮詰めたら、豚肉にかける。
仕上げに黒コショウを振りかけたら完成です♪
さば缶のパワーで長く煮込んだような“お店の味”を実現「さばストロガノフ」
煮込むのに時間がかかりそうなイメージのあるストロガノフが、調理時間15分程度で完成! じっくり煮込まれて旨みが詰まっているさば缶を使うことで、短時間でも深みのある味わいに仕上がります。
さば缶(みそ煮) 1缶(190g)
たまねぎ 大1個
まいたけ 1パック(100g)
バター 20g
水 300ml
ハヤシライスのルウ 1/2箱(80g)
塩、コショウ、パセリ 少々
ごはん 1食分
※1食分の材料費がほぼ100円です。
※材料費にごはんは含みません。
※冷蔵庫で保管し、5日以内に食べきりましょう。
(1)たまねぎは薄切りにし、まいたけはほぐす。
(2)フライパンにバターを溶かし、たまねぎ、塩、コショウを入れて強火で炒め、写真と同じくらいまで焦げ目をつける。
(3)(2)にまいたけ、さば缶を汁ごと加え、さばをほぐしながら炒める。
(4)さばがほぐれたら、水を入れ、沸騰したらルウを加え、溶けるまで混ぜる。
ごはんとともに器に盛り、パセリを振りかけたら完成です♪
まとめ
ただ安いだけでなく、調理工程を最低限にしつつ、味のバランスが計算されていておいしいところが、リュウジさん流節約レシピの醍醐味です。今回も1食ほぼ100円と低コストでありながら、友達にも振る舞えそうな特別感のあるメニューが揃いました。「100円でこんなに食べられるんだ!!」と思えると、節約も楽しめそうですよね。

料理研究家・リュウジ
「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで更新するレシピが人気を集める。2017年8月に公開した「無限湯通しキャベツ」は『あさチャン!』(TBS系)、『ZIP!」(日本テレビ系)などでも取り上げられ、話題に。レシピ本『お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ』、『クタクタでも速攻でつくれる!バズレシピ 太らないおかず編』(ともに扶桑社)など好評発売中。
Twitterアカウント:@ore825
取材・構成・文:有竹亮介(verb)
撮影:森カズシゲ
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。