メンドウな女(ヒト)のトリセツ・学生版 第11回「結局、自慢する女」
●登場人物
派手すぎず、地味すぎず、どこにでもいる普通の女子大生。人付き合いが上手なのが唯一の取り柄。なのだが…、それによっていつもめんどうな女に振り回されている。そして、心の中ではけっこう修羅っている。彼氏はいないが、彼氏みたいな人はいる。
(1)愚痴、質問は自慢話のフリ
(2)すぐに人の自慢の上をいきたがる
(3)基本的に上から目線
対処法
■自慢ポイントを察知して、先手を打てれば撃沈できる
ただの自慢女とは、また違うめんどくささがあるこの“結局”自慢する女。彼女たちの自慢話の入り口は、だいたい愚痴・質問から始まります。
真剣に答えてあげていたのに、結局、自慢話だった時のがっかり感。もっと言えばショック・イラつき・怒り・悲しみ・憎しみ…etc.――あらゆるストレスを私たちに与えてくれやがるのが、この「結局、自慢する女」。できれば一刻も早く駆除したいものです。
彼女たちの自慢話は、そこに至るまでの愚痴や質問というストロークが特徴です。愚痴が始まって「結局、自慢話になるな」と思ったら、すぐに彼女が本当に伝えたい自慢ポイントを察知したいものです。そうすれば、先手を打つこともできます。
例えば、「日焼け」からの「海外旅行自慢」なら、「どこか行ったの?」の後に、日焼けしそうな場所の最高峰をぶつけてみましょう。「アフリカでも行ってたの?」でもいいですし、「エベレストでも登った?」でも構いません。
その後にハワイだバリだと言われても「あぁ、近場だね」としか感じません。自慢のしがいもなくなるため、「結局、自慢する女」はあなたの前からいなくなることでしょう。
自慢ポイントが裕福&モテの場合は、話はもっと簡単です。自分がいかに底辺で、「あなたとは天地ほどの差があるか」を最大限の深刻さでアピールしましょう。たとえば、「そっか…なんだかんだで幸せそうだね……。私なんて愚痴になる人もいないし、いても愚痴どころか通報レベルの相手ばっかりだったなぁ…。男を見る目がないから結婚も難しいし、そうなったら親に孫も見せられないじゃん? あぁ私、どこで間違ったんだろう……」というように、自分を卑下すれば、「このコに自慢話をしたら空気が重くなる…」と思わせることができます。軽々しい自慢はしてこなくなるでしょう。
●漫画:カマタミワ
東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー
HP: http://www.miwah.com/
twitter: @kamatamiwa
●最新著書
KADOKAWA 刊
1,100円(税込)
弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。
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