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2017年11月15日

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育士の資格はないけれども、子どもと関わる仕事をしたいと思っている人にオススメなのが、「保育補助」です。ニュースでも待機児童の問題が大きく取り上げられ、保育士不足が問題視される中、資格を持っていなくてもバイトやパートとして働ける「保育補助」の仕事は注目を集めています。この記事では、保育補助の具体的な仕事内容やメリット・デメリット、保育補助として働きたい人向けの志望動機の書き方についてご紹介します。

【目次】
1. 資格がなくても働ける、「保育補助」とは
2. 保育補助の仕事内容
3. 保育補助の仕事のメリット・デメリット
4. 保育補助に採用されやすい志望動機の書き方
5. 子どもたちの笑顔のために働く「保育補助」の魅力

資格がなくても働ける、「保育補助」とは

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育補助の仕事は、保育施設において保育士の負担を軽減するためにサポートすることです。正規の保育士として働くためには国家資格が必要ですが、保育補助は文字通り補助が主な役割であり、無資格でも働けます。そのため、バイトやパートで保育補助をしている人もたくさんいます。職場は保育園、保育所、託児施設などです。

保育補助の仕事が注目される背景

出産後も働く女性が増え、近年はますます保育施設の需要が増加しています。働く女性の勤務スタイルの多様化から、延長保育や夜間保育を行う施設も増えており、慢性的な保育士不足が問題となっています。新たな保育施設を造っても、働ける保育士の数が足りなかったり、既存の施設でも少人数での勤務が続いて保育士に過度な負担がかかったりと、十分に園児を受け入れられないケースが指摘されています。

こうした現状を打開するため、国が保育補助にあたる人の雇用要件を大幅に緩和し、保育現場の人材不足を解消するべく対策を進めています。その一つが、2015年より導入された「子育て支援員」制度です。これは、保育士資格を持たなくても、各自治体で行われている20時間前後の研修を受ければ、小規模保育などの現場で保育士のサポートを行えるというものです。保育士不足に悩む保育事業者を減らすため、子育て支援員の賃金は国や自治体が一部補助することと定められています。

2017年10月現在、子育て支援員の認定者は全国で2万人ほどいますが、研修を受けた人が皆、保育施設で働くわけではなく、国が期待する数の人員が集まっていないのが実態です。そのため、国としては2017年度中にもさらに助成金の要件を緩和し、子育て支援員でなくても、保育事業者側が助成金を使って保育補助にあたる人を雇えるようにしていく見通しです。

保育の仕事をしたい人や保育士を目指す人にとっては、さらに働きやすい環境が整えられることになるでしょう。

保育補助の仕事内容

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育補助は保育士と同様に、園児が行う活動全般をサポートします。具体的にどのような仕事を担当するのかご説明します。

仕事内容

保育補助は基本的に、保育士の指示を受けて働きます。朝の登園・夕方の降園への対応や電話対応、昼食・おやつなど食事の補助、室内活動や制作の準備、片付け、散歩の引率など、仕事内容は保育士と変わりありません。

働く施設に一定数の保育士がいれば、保育補助の仕事は準備や片付けがメインとなり、園児との関わり合いが少なくなる場合があります。逆に、保育士の数が少ない施設では、園児との遊び、着替え、おむつ替え、食事補助、保護者対応まで行う場合もあり、保育士と変わらない仕事を求められることもあります。

勤務時間

勤務時間については、それぞれの保育施設により異なりますが、正規社員ではないため、一般の保育士よりも短い勤務時間を選択できるなど融通が利くところも多いでしょう。そのため、保育士を目指す学生のアルバイトや、生活の中で空き時間を活用できて、子育て経験のある主婦のパートにも適しています。

ただし、仕事内容や勤務時間については事前に募集要項をきちんとチェックしておき、自分が希望する働き方ができるかを確認してから応募しましょう。

保育補助の仕事のメリット・デメリット

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育補助の仕事に応募する前に、メリット・デメリットを頭に入れておきましょう。

保育補助のメリット

保育士を目指す人にとって、保育補助として働くと無資格ながらも実務経験が積めるという点は大きなメリットです。保育士になるには、大学・短大・専門学校などの保育士養成課程で決められた課程を修了するか、保育士試験に合格する必要があります。学校への通学が難しい場合は、保育補助として働きながら通信講座などで学んで保育士資格を取れば、そのまま勤務先の保育施設で正規の保育士として就職することもできるでしょう。

また、保育士になりたい、保育に関わる仕事に就きたいと考えている人にとっては、実際に子どもたちと接したり、保育士からの指導や助言を受けながら働くことができたりする点もメリットです。資格を取得して保育士として働き始める際に、保育補助として働いた経験を生かせるでしょう。

さらに、正規の保育士として働くよりも時間の融通が利くというメリットもあります。主婦にとっては、家事・育児と両立しながら働けるのは大きなポイントです。24時間保育の施設では、働く時間や曜日を選べる場合があり、週3日・1日3時間からというように短時間勤務が可能なところもあります。

保育補助のデメリット

保育補助は仕事内容が職場によって異なるため、自分が担当したい仕事をできないケースもあります。その場合は、子どもとあまり関わらずに食事の準備や掃除が中心になるでしょう。逆に保育士と変わらない仕事を求められて、ハードに感じることがあるかもしれません。

もう一つのデメリットは、正規の保育士に比べると保育補助の賃金は安いという点です。「2017年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、保育士のアルバイト・パートの平均時給は1042円(首都圏・東海・関西の三大都市圏)となっていますが、保育補助の時給はこれより100~200円ほど安い傾向にあります。もちろん、職場によって賃金が異なるため、中には高時給のところもありますが、そうした施設でも有資格者と賃金の差があるケースが多くあります。

応募する際に、勤務条件や仕事内容をきちんと確認しておくことでミスマッチは防げますが、実際に働きだしてからでないとわからない部分もあります。

ただし、保育施設にいる子どもにしてみれば、「保育士」と「保育補助」の肩書きの違いはわかりません。資格の有無にかかわらず、施設にいる子どもが心地よく過ごせるようにサポートし、責任を持って仕事をすることが大切です。

【引用】
「2017年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」(株式会社リクルートジョブズ)

保育補助に採用されやすい志望動機の書き方

保育士の資格なしでも保育園で働ける「保育補助」の仕事とは?

保育補助の仕事に応募する際に役立つ、履歴書の志望動機の書き方と例文をご紹介します。

志望動機のポイント

保育施設で働く際に「子どもが好き」というのは大前提ですが、それだけでは志望動機として不十分です。以下を参考にして、意欲をアピールしてみましょう。

◆将来保育士になりたいという意欲
保育補助として働きながら保育士を目指している人は、将来保育士になりたいという意欲を積極的に伝えましょう。保育の仕事に対して目標を持って取り組めるという好印象を採用担当者に与えることができます。

◆自分が子どもたちに提供できること
自分が保育補助として働くことで、子どもたちに何をしてあげられるのか、どのような思いで働きたいのかを採用担当者にしっかりと伝えましょう。「子どもの笑顔が好き」「純粋さに癒される」「元気をもらえる」といった表現ではなく、「子どもたちが安心して元気いっぱい遊べるように、安全面や精神面でもサポートしたい」「保護者以外の身近な大人として愛情を持って接し、幼児期の大切な時間を実りあるものにしてあげたい」というように、相手に与えられることが伝わるように書くことが大切です。

◆子どもの命を預かる責任感
子どもの命を預かることへの責任感をアピールするのも大切です。子どもの事故は、少し目を離したり、油断したりした瞬間に起きてしまいます。保育士の目が行き届かないところをカバーし、子どもの安全に気を配ることは、保育補助に求められている重要な仕事の一つです。

◆ボランティア経験や特技
ボランティアなどで子どもと関わった経験がある人は、それをアピールするのも有効です。子どもと接して得た喜びや、一緒に作業を行ったときに感じたやりがいなども、面接時に伝えると採用担当者の納得感を得やすいでしょう。妹や弟の面倒を見たり育児を経験していたりと、子どもとの接し方が身に付いているというエピソードもアピールポイントになります。

また、重宝されるのがピアノや歌、工作やスポーツなどの特技です。子どもを喜ばせたい、音楽やスポーツの楽しさを知ってもらいたいという思いを一緒に伝えましょう。

◆教育方針に合わせた志望理由
保育施設によっては独自の教育方針を打ち出しているところがあります。そうした保育施設を志望する場合は、独自の教育方針や取り組みに対する賛意を示すのも明確な志望動機につながります。

志望動機の例文

<例文1>
私は、貴園の掲げる「自然との共生を通じて、人間らしく生きる力を育てる」という保育方針に惹かれました。例えば、貴園が運営されている畑における子どもたちの農作業の取り組みをはじめ、自然と親しむという保育理念のこだわりに魅力を感じ、自分もスタッフの一員として働きたいと考えています。子どもの命を預かるという責任は重大なものですが、誠心誠意努め、子どもたちや保護者の皆さまが安心できるような環境を作りたいと思います。

 

<例文2>
私は保育の仕事自体は未経験ですが、2人の息子の育児を経験したことで、子どもへの接し方や安全面への配慮については皮膚感覚として身に付けているつもりです。幼い頃から続けているピアノと得意の歌を生かして、普段の遊びや行事の中で、子どもたちとともに音楽を楽しみたいと思います。貴園の「忙しい家庭に代わって、子どもたちの心身を健やかに育てるもう一つの家」という方針に加え、24時間保育を行っていることにも魅力を感じました。安心・安全な環境で子どもたちがのびのびと成長できるように、力を尽くしたいと考えております。

 

<例文3>
私は保育士になるのが夢で、現在〇〇大学で保育を専攻しております。私自身が共働きの家庭で育ったこともあり、大学に入学後、学童でボランティアを続けています。貴園で保育補助として働かせていただけるのであれば、子どもたちの健やかな成長を手助けしながら、実践的な保育を学び、保育士の資格を取得して、将来は貴園の保育士として精いっぱい努めたいと考えております。

 

子どもたちの笑顔のために働く「保育補助」の魅力

幼い子どもがいても仕事をしたいと考える家庭が増える一方で、それを支える環境づくりはなかなか進んでいません。安心して子どもを預けられる保育園や保育所を求める声は多く、保育士や保育補助の需要はこれからもますます伸びることが予想されます。子どもと接するのが好きな人なら、好きなことを仕事にして、自分のペースで働きながら社会貢献できる「保育補助」の仕事は適しているといえます。保育士を目指す学生や、子育てが少し落ち着いたので可能な時間帯で働きたいと考えている主婦は、保育補助のバイトやパートを検討してみてはいかがでしょうか。自分の働きが、たくさんの子供たちやその家族の笑顔につながれば、きっとやりがいを感じられるでしょう。