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2023年07月31日

推し活カフェとは? バイトの仕事内容、楽しいこと、きついことなど実際に取材してきました

推し活カフェ、オシアド、タウンワークマガジン
推し活を応援する「推し活カフェ」の仕事とは、何をするのでしょうか。働いていて楽しいことやきついこと、向いている人とは?など、気になる事を「推し活専門店オシアド原宿」で働くアルバイトスタッフの鶴岡さんに聞いてみました。

お話を伺った方:鶴岡さん 大学4年生/バイト歴6カ月

推し活カフェバイトの仕事内容

推し活カフェは、お客様が存分に自分の『推し』の世界に浸って楽しめる時間を大事にしています。オシアドカフェでは、お客様が考える推しのイメージを元に、それに合うフレーバーをミックスしたお茶やカクテル、パフェをお出ししています。

僕たちキャスト(スタッフ)の仕事は、カフェ店内のご案内、メニューの説明、実際にドリンクやフードを作って提供するまでを担当します。昼部は「推し茶」、夜部は「推し茶カクテル」「推しのぱふぇ」へメニューが変わり、夜部のキャストはホール担当とキッチン担当でわかれて仕事をします。ドリンクやフードをライティングして写真が撮れる撮影ブースがあるので、そこへのご案内や演出のアドバイスをしたり、時にはお客様と『推し』について語ったりします。一般的なカフェと仕事内容はさほど変わりませんが、『推し』についてたくさん会話をするので、お客様との距離が近いのが特徴です。

 

推し活カフェバイトの楽しいところ

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推しドリンクでお客様が笑顔になる

推しドリンクは、色とソーダ、香りをブレンドして作るのですが、思いどおりに表現するのって本当に難しいんです。だからこそ、ドリンクを提供した瞬間に、「推しのドリンクだ」「イメージ通りです!」と盛り上がってもらえると本当にとうれしいです。カフェで過ごす時間や空間を楽しんでもらえたとき、ここで働いていてよかったなと思います。

さまざまなジャンルの推しに詳しくなる

お客様の『推し』はアイドル、韓国俳優、K-POP、ミュージシャン、アニメキャラクターやVTuverなどさまざまです。自分も全部のジャンルに詳しいわけではないですが、お客様との会話を通して世界が広がった気がします。

髪色やメイクが自由で自分らしくいられる

髪色、ネイル、メイク、すべて自由です。自分は飲食店で働きたかったのですが、髪色を変えたくなくて、髪色自由の飲食店を探してここの面接を受けました。他のキャストも自分の『推し』と同じ髪色にして楽しんでいたりします。制服としてシャツが支給され、パンツや靴は自分で用意するのですが、スタッフごとに着こなしが違って、個性が出てきておもしろいです。

 

推し活カフェバイトのきついところ

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トークが至らず微妙な空気になることも

お客様に気持ちよく話してもらえるように心がけているんですが、ごくたまに、自分の質問や理解が至らずに、「そうじゃないんだけど」という空気になることがあります。もちろん、空気を変えようとはするんですが、なかなか難しく、日々、勉強だなと思います。

お待たせするのが申し訳ない

土日祝や夏休み、冬休みなど、また店の周辺で大型イベントが開催されるときは、混雑してお待ちいただくこともあります。自分は忙しいのは苦ではなく、むしろ楽しめるのですが、お待ちいただくのが申し訳ないです。

 

推し活カフェバイトに向いている人

推し活カフェ、オシアド、タウンワークマガジン
人なつこくて、いろんなジャンルに興味関心を持てる人が向いていると思います。お客様は『推し』について話したいことが多いので、「教えて」「知りたいです」と素直に聞ける人は喜ばれるし、心をひらいてもらいやすいと思います。自分はもともとコミュニケーションが苦手でしたが、お客様と会話するなかで自信がつきました。

 

推し活カフェバイトの気になるQ&A

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アルバイトは初めてでも大丈夫?

大丈夫です。アルバイト未経験で入ったスタッフもいます。最初は先輩方に接客の仕方を教えてもらい、接客からドリンクづくりも含めて1~2カ月でマスターできると思います。トークスプリクトのようなマニュアルはありませんが、「コレだけはお客様に言ってね」と言われたことを守って、あとは自分でアレンジしていきます。

どんなお客様が多いですか?

来店されるお客様は、女性が圧倒的に多いです。もちろん、男性もいらっしゃいます。年代も幅広く10代から40代、50代以上と本当にさまざまな方がいらっしゃいます。当店で推し活をしようと、わざわざ遠方から来てくれることもあります。「好き」のエネルギーに溢れた方が多いですね。

自分も『推し』がいたほうがいいですか?

『推し』がいたほうが「推す」気持ちが理解できるし、濃い話ができるので、いないよりはいたほうがいいと思います。ただ、自分に『推し』がいることよりも『推し』がいる気持ちに寄り添えること、興味をもって話を聞けること、一緒に盛り上がれることが大切です。それができれば『推し』がいなくても大丈夫だと思いますよ。

エンタメ全般に詳しいほうがいいですか?

お客様の『推し』のジャンルは幅広いですし、全部を網羅するのは難しいですよね。繰り返しになりますが、知らなくてもお客様の『推し』に興味をもって、話しを聞けることが大事だと思います。日々、勉強です!

 

まとめ

今回、取材した「推し活カフェ」は、思うままに『推し』を楽しむコミュニケーションの場となっていました。『推し』がいる人はもちろん、推し活カフェのバイトに興味がある人はぜひチャレンジしてください。

■取材協力
推し活専門店オシアド原宿
推し活カフェ、オシアド、タウンワークマガジン
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目19-1 2階
最寄り駅:JR山の手線 原宿駅
営業時間:昼部 11:00~18:00 夜部 18:00~21:30(Lo21:00)
HP:https://oshiado.base.shop/p/00001

取材・文:嘉屋恭子 撮影:八木虎造

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