カフェのバイトは実際どうなの? 仕事内容・時給・シフト・メリット・デメリット・体験談なども紹介
カフェのアルバイトといえば「おしゃれなイメージ」「おいしいコーヒーにかかわれる憧れの仕事」というイメージを持つ人も多いと思います。ここでは、カフェのアルバイトの仕事内容・メリット・デメリットなどについてご紹介します。
【目次】
カフェ・喫茶店バイトの仕事内容
カフェの仕事は主にキッチンとフロアの業務に分類されます。キッチンは、調理や盛り付け、食器洗いなどが主な仕事内容です。また、フロアの仕事内容は、お客さまからオーダーを取ったり、料理を運んだりすることがメインとなります。店舗によってはレジを担当しているスタッフが簡単なドリンクを作る場合もあります。店舗の規模やスタッフの人数によって異なりますが、キッチンとフロアのスタッフが助け合い、カフェ業務を円滑に進めることが大切です。
カフェの店舗の種類としては、セルフとフルオーダーとがあります。セルフは注文をカウンターで取り、お客様が自分の席まで自分で品物を運ぶ形式のお店のことをいいます。セルフは、コーヒーチェーンの店舗などによく見られる形式で、仕事内容は注文を受けたり、飲み物や食べ物を用意したりが主となります。他にも店舗の片付けや清掃などが挙げられます。一方、フルオーダーの店舗は、お客様が座っている席で注文を取り、オーダーされた飲み物や食べ物を運ぶのが仕事となります。喫茶店や食事メニューも多いカフェには、この形式を採用しているお店が多くなります。小規模な店舗も多いため、スタッフには臨機応変な対応ができるかどうかが求められます。
時給の相場
カフェバイトの時給は地域によって異なります。首都圏での飲食店ホールスタッフの平均時給は1,108円(※)となっており、首都圏以外では、時給が100円前後下がる傾向にあります。カフェでアルバイトをしたいと考えるのであれば、時給だけでなく、仕事内容や仲間と一緒に働くといった楽しさを優先している人が多い傾向です。
※2022年5月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査(株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター)
勤務時間
勤務時間については店舗によって大きく異なります。カフェのアルバイトについてはシフト制のところが多いです。そのため学生であっても、学業とアルバイトとを両立することが可能です。店舗によっては土日のみまたは平日のみのアルバイトを募集している場合もあります。
カフェ・喫茶店バイトのメリット|良かった・楽だったこと
・大学生もバイトの同期も多かったので、仲良くなって休みの日に一緒に遊びに行ったりもしました。 また、社員やパートの方もとても優しくおもしろくて楽しく働くことができました(22歳/大学4年生/女性)
・コーヒーが好きなため、淹れ方や豆の勉強などできてよかったです(23歳/大学4年生/男性)
・期間限定のドリンクやフードの試食ができたので楽しかったです(22歳/大学4年生/女性)
・お客様との会話が楽しかったです。常連のお客様に顔を覚えてもらえるようになり、コミュニケーションを取るようになれたのが、とても嬉しかったです(18歳/高校3年生/女性)
・同じ仕事が多くお客様もマナーの良い方がほとんどなので、精神面でも体力面でも楽に働けました。また、力仕事もなく怪我の心配もなくてよかったです(19歳/大学1年生/女性)
・ほとんどマニュアル通りにこなすため、比較的楽でした(22歳/大学2年生/女性)
大学生に人気のカフェや喫茶店のバイトは、同世代の友達ができやすい、楽しかった、という声が多く届きました。バイトを通じてコーヒーを自分で淹れられるようになったり、豆の種類を覚えられることもコーヒー好きにとっては嬉しいポイントです。また、まかないや社割、試食させてもらえる店舗があるのも一人暮らしの学生にとっては大きなメリット。カフェの仕事を通じて、コミュニケーションやマナーなどを学べるのも良かった点としてあげる声が聞かれました。
カフェ・喫茶店バイトのデメリット|きつい・辛かったこと
・膨大な量のメニューやカスタムなどを短期間で覚えて実践することが大変でした(19歳/大学1年生/女性)
・土日だと開店してから1時間ほどで満席になり、すぐにオーダーが溜まってしまいます。忙しいと雑になってしまうことがあり、注意をされるのは辛かったです(22歳/大学4年生/男性)
・ずっと立っていなければならないため体力的にはキツイ仕事でした。忙しい時間帯と暇な時間帯の差が激しいのと、人手が全然足りていない時は本当に大変でした(20歳/大学2年生/女性)
・新商品の出る頻度が高く、覚えるのが大変でした(22歳/大学4年生/女性)
カフェは土日や平日の込み合う時間帯はとても忙しく、大変だと感じる人が多いようです。暇な時間帯との差も大きく、ずっと立っている仕事なので体力的にきついという声も聞かれました。また、最初のうちはメニューを覚えたり、新商品がでるたびに覚えることが増えるのも負担なようです。キッチン担当の場合、食器を手洗いすることもあるので、肌が弱い人にとっては負担になる可能性もあります。
こんな人におすすめ
カフェのホールの仕事は、接客が好きな人やコーヒー・紅茶が好きな人におすすめです。カフェという空間を心地良くするためには質の高い接客技術が必要です。そして、お客様に提供している飲み物や食べ物についての知識も備えておくことがポイントです。キッチンは料理を学びたい人や物事を手際よく進めることができる人に向いています。毎日キッチンの業務に携わっていると料理の技術が増すと共に手早く料理を完成させることができるようになります。また店舗が混雑している時などは特に物事を順序立てて考え手際よく仕事をすることが求められます。
まとめ
カフェの仕事は主にホールとキッチンに大別されて仕事内容も異なります。しかし店舗の規模によってはスタッフが少数である場合も多くスタッフ同士が協力して業務を進めていかなければならないこともあります。「コミュニケーション能力を磨きたい」「カフェの技術を学びたい」という人はカフェのアルバイトにチャレンジしてみましょう。
2022年3月 高校生アルバイト体験調査/N=1030/株式会社マクロミル
2022年3月 大学生アルバイト体験調査/N=2074/株式会社マクロミル
※2021年7月30日の記事を更新しました。