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2016年11月28日

太田基裕インタビュー3 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜

太田基裕 タウンワークマガジン

3回に渡ってお届けしてきた太田さんのインタビュー。最終回の今回は太田さんの最近の活動とこれからについて。最後はこのバトンが誰に渡るのかもお楽しみに!

新しい作品に入るたび、毎回壁がある

―太田さんの最近の活動についてお伺いできますか

僕がいただくお仕事は舞台が多いんですが、…僕、実は稽古があんまり好きじゃなくて(笑)。これ、『テニスの王子様』の時から変わらないかもしれないですね(笑)。

稽古って、毎日同じところに通って、お客さんがいない状態でやるので、達成感みたいのが最後までないんですよ。だから毎朝稽古に行くのが苦痛で(笑)、出掛ける時も「あー今日も稽古か。早く1日終わんねえかな」とかって思ったりしてます(笑)。

太田基裕 タウンワークマガジン
―苦労されるジャンルなどがあるんですか?

特にダンスがね(笑)…あんまり得意じゃないんですよ。なので、ミュージカルやっている時は苦労しますね。わりと歌うことは好きなんですけど、コーラスだとハモリだったりとか、主旋を歌うわけじゃないとか、そういう難しさはあります。

あとは僕、本当に幅広くいろんな役をやらせていただいているんですけど、役作りも毎回苦労してますね。今までで一番難しかったのは、男装している女性で、かつ、ナチスの高官っていう役(笑)。もう全然わけわかんなくって。

その時は自分でも資料を借りて勉強したりしました。自分の中にない感覚の役柄だったりすると、いろんなモノを参考にしながら取り入れていきますね。毎回そういう壁はあって、新しい作品に入るたび、一生懸命練習するって感じです。

だから毎回稽古は大変で辛い時もありますけど(笑)、でも、そういう積み重ねがあるから達成感も生まれるんですよね。それがないとつまらない。

いろんな人から評価していただけると、頑張ってよかったなって思えますし、本番始まってお客さんが入って、稽古中に苦労して積み重ねてきたものが報われるって時が一番、この仕事の面白いところだなって思います。

太田基裕 タウンワークマガジン
―稽古以外の時間は、どのように過ごされているのでしょうか?

稽古が終わったら?まっすぐ帰って家でダラダラしています(笑)。結構役者さんって稽古終わりにみんなで飲みに行くことが多いんですけど、僕はね、もう、自分の時間が欲しすぎて(笑)。

スーパーでお弁当買って…夜って安くなるじゃないですか、何割引とか(笑)。あれを買って、家でテレビ見ながら食べるっていう。ギター弾きたくなったら弾いたりして。

あとはお風呂とか大好きなんで。お湯をためて普通に1時間くらい入ります。入浴剤も絶対に入れますよ。基本は温泉系(笑)。硫黄とか。そういうのを入れると、やっぱり自分日本人だなーって思います(笑)。

目の前の仕事をちゃんとやって深めていきたい

太田基裕 タウンワークマガジン
―お仕事される上で、大切にしている考え方などはありますか?

うーん難しいな…でもその、「無理はしすぎない」っていうのはありますね。もちろん苦労して頑張んないといけないことはたくさんあるんですけど、どうやったら自分らしく生きていけるのかなっていうのは常に考えていますね。いつも自分らしさを出していかないと、舞台は続けていけないですから。

これは必要じゃない、これは必要だって、取り込まないといけないものは何かなって、毎回現場で考えながら自分らしさを形成していっている感じです。

太田基裕 タウンワークマガジン
―これからのビジョンをお伺いできますか?

僕の場合、本当にミュージカル『テニスの王子様』から自分の舞台人生は始まって、ありがたいことに暇なくお仕事を続けさせていただいているんですが、毎回苦労して、試行錯誤して、目の前のことに取り組んでっていうことがずーっと続いてきた感じなんです。

だから何だろうなー。未来のビジョンってはっきりはないんですけど、目の前の仕事をちゃんとやって深めていきたいってことですかね。

太田基裕 タウンワークマガジン
自分はまだまだ浅いし、まだまだ未熟なんで。やっぱりお芝居好きだなって思う瞬間がありますし、この世界は深いなと思ったりもしますし。これ多分一生続いていくんだろうなって思っています。模索しながらこの世界で生きていきたいなって思いますね。

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
◆次のゲストは廣瀬智紀さん。仲良すぎて聞くことないんだけど…「自分で天然だって思ってる?」とか?(笑)うーん…じゃあ「太田基裕どう思う??ちゃんともよ!!」っていうことで。どう?ちゃんとも、よろしくね!

太田基裕 タウンワークマガジン

★次回掲載は12月5日(月)を予定。乞うご期待!

■Profile
太田基裕
Motohiro Ota

1987年1月19日生まれ、東京都出身。2009年、ミュージカル『テニスの王子様』で舞台デビュー後、舞台を中心に映画などでも活躍。主な出演作は、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、『メサイア』シリーズ、超歌劇『幕末Rock』など。今年はミュージカル『ジャージー・ボーイズ』『スカーレット・ピンパーネル』への出演など活動の幅を広げている。
今後の出演作は、12月に舞台『Club SLAZY』最終章&年末LIVE、2017年1月にミュージカル『手紙』、映画『マスタード・チョコレート』(来春公開予定)など。

公式サイト:http://www.avance-net.jp/
公式ブログ:http://ameblo.jp/motohiro-ota0119/
公式ツイッター:@motohiro0119

撮影:細見裕美

撮影地:

Les-Grands-Arbres

Fleur-Universelle

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