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2017年03月21日

荒牧慶彦インタビュー3 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜

荒牧慶彦 タウンワークマガジン

3回に渡ってお届けしてきた荒牧さんのインタビュー。最終回は荒牧さんの役作りなどについてお話を伺います!最後に渡される荒牧さんのバトンも、今回はいつもと違うみたいですよ。お楽しみに!

一番最初に受けた印象を大事にしたい

―舞台『初恋モンスター』では小学5年生の役を演じられますね

「振り幅!」って、みんなに言われています(笑)。

小学5年生の役で常にハイテンションだし、小学生ってちょっと下品な言葉が好きじゃないですか。そういった言葉を連呼したりとかもするので。舞台『刀剣乱舞』のイメージからすると、とてつもない役の振り幅なんでびっくりされると思うんです。

僕も最初にアニメを観た時は、なんかもう絶句というか「コレやって大丈夫なのかな!?」って思ったんです(笑)。でも原作の漫画を読んだりアニメを観たりして、キャラクターはとても純粋な心を持っていて素敵だし、魅力がたくさん詰まっている作品だと感じています。

こういう振り幅こそが俳優の醍醐味というか、面白いですよね。いろんなキャラクターや性格を演じることができるので、僕自身、楽しいです。

荒牧慶彦 タウンワークマガジン
―振り幅のある中、役作りはどのようにされているのでしょうか

原作の世界観から研究します。キャラクター自身というよりも、漫画を読んだりアニメを観たりして、その作品がどういう世界観でつくられているかをまず研究して、そこからキャラクターに注目していくんです。

役作りは本当に苦労することもあって、以前、舞台『炎の蜃気楼(ミラージュ)』という作品で僕が演じたのは、自分が思っていることとやっていることが違うキャラクターだったんです。

当初は「こいつ何がしたいんだろう…」っていう理解が追いつかなくて。理解が追いつかないまま演技をしても、まったくしっくりこないので、その点に関しては「このキャラクター、やりたくないな」と思うくらいまで、嫌いになっちゃったんです。

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原作の先生やプロデューサーさん、演出家さんにすごく相談にのってもらって、つくり上げていって。でも相談にのってもらうといっても、結局は自分自身で戦うしかないんですよね。

その時は練習して、稽古を重ねて。演出家さんに「もうちょっとこうしたらいいんじゃない?」とか、いろいろ意見をもらったりして徐々に落とし込んでいきました。それである日気づいたら「あ、役が身体に入ってきてるのかもしれない」って感じでした。今となっては好きなキャラクターですが、当時はすごく苦労しましたね。

あとは、そのキャラクターを好きな方々にとって一番大事なものを自分がきちんと理解して、壊さないように。大事なものを、さらに素敵に演じられるように試行錯誤しています。

役作りって、自分にとっての正解ももちろん大事ですけど、観ている方にとっての正解をとるべきだと思うんです。

だから僕も一視聴者として最初に受けた印象を大事にしたいと思っています。最初にこの印象を受けるんだ、ってことを常に意識しながら演じるようにしていますね。

技を真似したくて公園で木の棒を振り回していた

荒牧慶彦 タウンワークマガジン
―舞台では殺陣などのアクションも多いですね

殺陣は好きです。相手との息がぴったり合った時は、本当にすごく楽しくて。もっと殺陣をやっていたいっていう気持ちになります。

でももちろん、初めての時は上手くできませんでした。練習は好きなんですけど、自分がカッコよく振れないことに対してすごく不満というか、フラストレーションが溜まってしまったりして。

その頃は、毎日ずっと刀を手に持って慣らしていました。上手くなるには慣れることが一番大事だし、武器のような道具がある役は、絶対にその武器に慣れていないといけないので。

だからどんな役をする時も、まず慣れてからですね。最初は“型”を覚えて、そこからキャラクターによって崩したり、ちょっと乱暴なキャラクターだったらこう崩して…って自分なりの振り方を付けたりしていきます。

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それと僕、剣舞が好きなんです!あと棒術が一番得意!『三国無双』というゲームがとても好きで、『三国志』も好きなんです。そこに出てくる趙雲というキャラクターが槍を持ってるんですが、その技を真似したくて公園でずっと木の棒ブンブン振り回していたんです。習っているわけではないですけど、いつのまにか振り回すのが上手くなっていたんですよ。

…ただ今まで舞台では一度もお披露目したことがないんです(笑)。そういう役がくるんじゃないかと思って色んなところでアピールしているんですけどね(笑)。

“カメレオン俳優”になりたい

荒牧慶彦 タウンワークマガジン
―ご自身の未来像を教えていただけますか

これまで本当にいろんな役をやらせていただいたんですけど、せっかくこの俳優という世界に飛び込んだからには、どんな役でもやりたいんです。

初めて舞台に立たせていただいた時、人前に立つことがすごく楽しいなって感じたんですよね。

初日が始まる前の緊張感というか、言葉では言い表せないような…すごく緊張するんですけど、その緊張が逆に楽しいと思えるような感覚とか、舞台終わった後の達成感や高揚感がすごくクセになっちゃって。

今は、いろんな役をやってもっともっと俳優という世界の面白さを知りたいし、自分の役の幅も広げたいと思っています。

だから小5の役もやりますし、刀の役もやりますし(笑)。

「荒牧にやらせたら、何でもできちゃうね」と言われるくらいの“カメレオン俳優”になりたいなと。

ジャンルも一つのものにこだわらず、いろんな事に挑戦していきたいですね。…例えば声優さんだったら、挑戦するからには生半可な技術じゃダメだと思うので、ちゃんとした技術を会得してから声優という世界に挑戦してみたいです。

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それから、今は自分がやっている仕事にすごく責任も感じています。

もともと舞台を観たこともないようなところから、本当に運よくここまでこられましたけど…今は応援してくださっているファンの方々のためにも、いろんな所で活躍できるようになりたいです。

もっともっと輝けるように、頑張らなきゃいけないなと思っています。

◆気になる次のゲストは…?

北村諒 染谷俊之 廣瀬大介 対談 タウンワークマガジン
◆次回のゲストは北村諒さん、廣瀬大介さん、染谷俊之さんの3人ってことで…メッセージは「きたむー 大ちゃん 染くん 時給いくらだった?? 俺は980円だったよ!」これは、気になるでしょ!

荒牧慶彦 タウンワークマガジン
どんな役でもやりたいと語る荒牧さん。俳優を目指した時はなんの確信もなかったそうですが、すでにその時、自分の天職を感じ取っていたのかもしれませんね!さて、次回は第1回ゲストの北村諒さん、第3回ゲストの廣瀬大介さん、第5回ゲストの染谷俊之さんの3人による座談会!超必見です!

★次回掲載は3月23日(木)を予定。乞うご期待!

 

■Profile

荒牧慶彦 Yoshihiko Aramaki

1990年2月5日生まれ、東京都出身。
2012年ミュージカル『テニスの王子様』2nd season 比嘉中・甲斐裕次郎役で本格的にデビュー。以後、舞台を中心に活動中。
主な出演作は、舞台『刀剣乱舞』山姥切国広役、ミュージカル『薄桜鬼』沖田総司役、舞台『K』夜刀神狗朗役など。
近年は、スマートフォンアプリ『戦刻ナイトブラッド』の上杉景勝役として初の声優にも挑戦する他、1st写真集『L.M.N.』が5月1日に発売を控えている。

【公式ブログ】 http://ameblo.jp/aramaki-yoshihiko/
【公式Twitter】 https://twitter.com/ara_mackey

撮影:杉江拓哉

撮影地/鳥炎 日本橋本店

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