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2020年02月14日

澤本夏輝(FANTASTICS from EXILE TRIBE)インタビュー『相手を思って行動する――バイト時代の経験は全て今につながっている』

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝  タウンワークマガジン バイト2018年12月のメジャーデビューから約1年。待望の1stアルバム『FANTASTIC 9』がリリースされたばかりのFANTASTICS from EXILE TRIBE。パフォーマーの澤本夏輝さんに、地元でダンスを教えていた時代のお話を中心に、上京後に経験したバイトエピソードなどを伺いました。

 

グループの歴史であり未来をつなぐ『FANTASTIC 9』は、ずっと届け続けていきたい

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝  タウンワークマガジン バイト——アルバムの表題曲となる「FANTASTIC 9」を受け取った時の印象から教えて下さい。

最初に感じたのは“この曲をずっと届け続けたい”という思いでした。グループ名を表したものであり、(中尾)翔太を含めた9人で活動してきた歴史でもあります。歌詞には、翔太のイメージカラーでもある《ピンク》というワードも入っています。1人でも多くの方に、曲に込めた想いを届けられたらと思いますし、この曲をパフォーマンスするたびに、見てくださる方たちとの思い出も1つずつ増やしていけたらと思っています。

——ライブでファンの方たちと一緒に歌っているイメージが湧きました。

会場一体となって盛り上がりたいですし、一緒に歌ってほしいです。ライブ会場を出る時に笑顔でいてもらいたいので、会場が広くなっても1人1人を意識するようにしています。“届けたい”という想いは人一倍強いグループなので。

——デビュー時からのシングルも収録されていますが、ターニングポイントとなった楽曲はありますか?

個人的には「Flying Fish」です。デビュー曲の「OVER DRIVE」は初めての経験ばかりで、“もっとこうしたほうがいい”という改善点が生まれました。EXILEの世界さんと(佐藤)大樹さんがメンバーにいる分、ダンスレベルでも早く近づきたいという焦りがありました。それを踏まえての2作目は、野外でのミュージックビデオ撮影も含め、“さらに飛躍したい!”という気持ちを込めて挑んだ作品です。

——「Dear Destiny」は、澤本さんが振り付けを担当されていますね。

これも思い入れの強い曲になりました。ミュージックビデオが完成した時はとても嬉しかったです。振り付けに関しては、いつも一緒にいるメンバーなので、すぐに意思疎通が出来ました。この曲に限らずダンスの構成を少し変える場合でも、すぐにアイディアが溢れてくるメンバーたちなので、みんなで創り上げていくのも楽しいです。

——改めて、どんなアルバムに仕上がったといえますか?

デビューから約1年の活動が詰まったアルバムになりました。DVDには、ツアーのドキュメンタリー映像も入っています。これから先、皆さんと創り上げていきたい世界がたくさんあるので、それを楽曲や映像から感じてもらえたら嬉しいです。

 

インストラクターとしての手伝いをすることで、ダンスの捉え方が広がった

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝  タウンワークマガジン バイト——ここからはバイト経験について伺いたいと思います。過去にどんなバイトをされていますか?

上京してからバイトをたくさんしましたが、パスタ料理店、お寿司屋、カレー屋など、飲食店が多かったです。それと、高校時代は、ダンスレッスンの手伝いをしていたこともあります。

——ダンスレッスンについて教えてもらえますか?

自分が習っていたダンススクールで、講師の方にインストラクターの手伝いをしないかと声をかけてもらい、「やりたいです!」と即答しました。

もともと高校卒業後は、上京してダンスを学びたいという夢があったので、それまでに少しでも経験値を増やしたくて。生徒さんのレッスンの構成や、発表会の演出を考えたりしたことで、自分のダンススタイルも少し分かるようになりましたし、相手への伝え方も学びました。

——教えることは自分の学びにもつながるといいますよね?

学んでいる時は自分だけの解釈ですが、教える時には“伝える”ということが大切になるので、基礎を改めて復習したり、“自分だったらこう教えてもらえたら分かりやすい”など、多面的な見方が出来るようになりました。上手くできなかった日は、レッスン終わりに反省点や気づいたことをメモに残していました。

 

教え子たちがステージに立つ姿を見た時はグッときた

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝  タウンワークマガジン バイト——生徒さんも1人1人の個性があるわけですし。

そうですね。ダンスに慣れている子はすぐに出来ることも、始めたばかりの子たちだと1からなので、リズムの取り方はクラップして感覚をつかんでもらったり、足の出し方は「右」「左」で伝えたりしました。その子たちがステージに立つ姿を見た時はグッときましたね。今まで自分が教わってきた時も、そういうふうに見守ってくれた方がいることにも気がつきました。

——なかなか上達しない場合もあるのでしょうか?

1つのレッスンで教えられる時間は限られているので、その子たちには別途教えるようにしていました。その子たちが踊れた時の笑顔を見られた時は嬉しかったです。ダンスが楽しいと思ってもらいたかったですし、自分も初心に返れる瞬間でした。

——澤本さんにとって、ダンスはずっと楽しいものですか?

ダンスを始めたのは4歳の頃だったのであまり記憶にないのですが、ずっと楽しくて好きなものです。ただ、怪我をして半年ほど踊れなくなった時は、焦りが生まれたり、筋肉が衰えて感覚が鈍るので、復帰してまた踊り始めた時は辛いと感じることもありました。それでも、中学生の頃に将来の夢が“ダンスを踊ること”に定まったことで、より夢中になっていきました。

 

飲食店のバイトは料理のレパートリーが増えるのが嬉しかった

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝  タウンワークマガジン バイト——では、上京後のバイトで飲食店を選んだのは?

ダンススタジオに近い場所をメインに、まかないや交通費の有無を考えて飲食店を選んでいました。基本はキッチンでしたが、人手が足りない時はホールでの接客もしました。

——そもそも料理にも興味はあったのでしょうか?

どちらかというと当時はバイト=飲食店というイメージが強かったので(笑)。それまで、料理に関しては親の手伝いをするくらいだったので、調味料の使い方や、素材の保存方法、パスタの茹で時間、具材の合わせ方はそこで学びました。自分で出来るレパートリーが増えていくのが楽しかったです。

——ほかに印象的なエピソードがあれば教えてください。

お客さんが帰る時に、厨房の方にまで届くように、少し大きな声で「ごちそうさまです」とか「おいしかったよ」と声をかけてくれることがありました。すごく嬉しかったので、今は自分が飲食店に入った時もなるべくそうするようにしています。

——お互いに幸せな気持ちになれたらステキですよね。では、大変だったことは?

バイトの初日に皿洗いをしたのですが、花見の時期と重り、洗っても洗っても終わらなかったのが、バイト時代を振り返っても一番きつかった思い出です(苦笑)。裏側で、そういう人たちの頑張りがあることも忘れないようにしたいです。

 

頼みごとも言い方ひとつで、相手に与える印象が変わることに気がついた。

EXILE LDH FANTASTICS ファンタスティックス 澤本夏輝 タウンワークマガジン バイト——飲食店ならではの注意点はありましたか?

お客さまの口に入るものなので、衛生面や見栄えは細かく指示されました。それも全てお客さんを“想う”ということが基本だったので、それは勉強になりました。“相手を想う”というのは、ダンスを教えること、料理を作ること、そして今ステージでパフォーマンスをすること、すべてに共通すると感じています。

——人としても豊かになりますね。

人間関係においても、言い方ひとつで全く違うと思います。たとえば、「洗い物」って言い放つより、「洗い物お願いします!」と言われるだけで全然違うので。みんなが気持ちよく仕事をするために、自分の性格を見直せるキッカケにもなりますね。ちゃんとコミュニケーションをとれていたほうが仕事も上手く回りますし、それはバイトを通して学んだことです。

——ちなみに、稼いだバイト代はほぼ生活費ですか?

はい、生活費とレッスン代でした。夢を追う上で親には頼りたくなかったので、バイトは必須でした。大変なこともありましたが、自分のために選んだ仕事だと思いながら頑張りました。

——最後に、読者へのメッセージをお願いします。

僕の場合は、一人暮らしをしていくための生活費と夢のためにバイトをしていました。目標や目的があれば頑張れると思いますし、社会経験の場として経験は無駄にならないと思うので、楽しみながら頑張ってください!

 

■Profile
澤本夏輝
(さわもと なつき)

FANTASTICS from EXILE TRIBEは、EXILEの世界・佐藤大樹を中心に、パーフォーマー集団として2016年12月29日に結成。澤本は、『EXPG STUDIO BY LDH』から選抜され、同グループのメンバーとなる。2018年4月から6月にかけて行われた夢者修行FANTASTIC 9では、デビュー前にも関わらず、全国33会場78公演で、約7万5000人を動員。同年12月に、「OVER DRIVE」でメジャーデビュー、第33回日本ゴールドディスク大賞ベスト5ニューアーティスト(邦楽部門)を受賞。今後はアリーナツアーが予定されている。

◆FANTASTICS from EXILE TRIBE Official Twitter:@fantastics_fext
◆澤本夏樹 Official Instagram:@natsukisawamoto_official

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:原 千夏

 
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