証明写真を“劇的”にキレイに盛れる撮り方、3つのコツ
アルバイトの履歴書や運転免許、パスポートの更新などで必要な証明写真。撮影中は「イケる!」と思っていても、仕上がった写真を見てガッカリ…なんてことありますよね。
そんな証明写真をちょっとのコツで驚くほどキレイに盛れる方法を教えてくれるのがテレビやメディアでも話題のフォトコミュニケーション協会の渕上真由さん。証明写真がキレイに撮れないとお悩みの大学生が実際に体験してみました!
証明写真の撮り方の基本
証明写真機で証明写真をキレイに撮るコツは、写真機の中で示してくれるおすすめの輪郭にしっかりおさまるよう、姿勢を正した状態で椅子の位置を調整することが基本です。その後、髪の毛や襟元、肩やあごの位置を直していくことで、おさまりの良い写真が撮りやすくなります。
サイズ
サイズは縦4cm✕横3cmが規定のサイズになります。
撮影日・期限
厳密なルールはありませんが、提出日3か月以内の写真を使うのが基本です。見た目が大きく変わっている場合は3か月以内であっても撮り直したほうがいいでしょう。
背景色
スマホアプリで撮影する場合は背景が白無地になるようにしましょう。白い壁がない場合は、白の模造紙を壁に貼って撮影しましょう。
身だしなみ
髪は顔にかからないようにすっきりとまとめます。服装が乱れていると印象が悪くなるので、襟もとなどがよれていたり歪んでいないかも撮影前に確認しましょう。
姿勢・顔の向き・表情
姿勢は、背筋をまっすぐ伸ばし、少し胸を張るイメージをキープしましょう。力み過ぎないように肩の力をスッと抜くのがポイントです。顔の向きは、カメラに向かってまっすぐ正面を向きます。ややあごを引き、目線が落ちないようにカメラに対して水平になるように椅子の位置を調整します。表情は、歯は見せない程度にやや口角をあげます。
よりキレイに撮るための3つのコツ
基本的な撮影ポイントの中でも、ちょっと難しいのは顔の向きや表情かもしれません。「あごを引いて」「口角をあげて」とやってみたけど、あごを引けば二重アゴ気味だし、口角をあげたら顔が引きつって見える・・・。納得いかないけどこんなものなの?とならないために、さらにキレイに撮るためのワザを紹介します。
1. シンデレラ角度で輪郭をスッキリ!
あごを引きすぎると、二重アゴになって、逆効果になる可能性があります。そこであごを引くよりも「おでこを前に出す」という意識で正面にあるカメラに対して額を突き出すようにして、軽くあごを下げましょう。
こうするとカメラに対して角度がつき、顔が小さく見える効果アリ。これをシンデレラ角度と言います。
また、顔に髪の毛がかかると重く暗い印象になりがちなので、前髪は流したり、サイドの髪は耳にかけたりとスッキリさせることも基本!
2. 「ウィ」と言って口を閉じれば自然な笑顔に!
次は表情づくり! 口角をあげるだけだとひきつった笑顔になりがちです。そこで自然な笑顔にするための口元づくりのポイントは「ウィ」。ウィスキーの「ウィ」と言ったときの口の形は口角がキュッと上にあがって自然な笑顔がつくれます。
その笑顔をつくった状態で口をそっと閉じるとやさしい微笑みの出来上がり! 口を閉じたまま口角をあげると変な力が入ってしまい不自然な笑顔になるので注意です。
3. A4サイズの白い紙で顔を明るく!
そして仕上げは顔を明るくキレイに見せるワザです。用意するのはノートやスケッチブックなどA4サイズ以上の白い紙。
撮影するときにカメラに映らないよう胸の辺りで持つと白い紙がレフ板の代わりとなり光が顔に反射して明るく美しく撮れます! 美肌効果もあるので、女性はぜひ試してみてください。
結果こんなにキレイに盛り撮れできました!
こんなに簡単なテクニックで写真の仕上がりの違いが歴然!! 証明写真を撮るときはぜひ、試してみてください。
一般社団法人フォトコミュニケーション協会代表理事、フォトグラファー。“写真は人を笑顔にするコミュニケーションツール”という考え方のもと「フォトコミュニケーション」を提唱し、年間100回以上のセミナー・講演を行っている。
■協力:アイリンク株式会社
取材・文:中屋麻依子 撮影:田辺さちこ
※更新履歴:
2016年11月2日
2021年11月24日
2024年2月14日 最終更新
春は出会いの季節。自然な笑顔で良い第一印象を残したいですよね。そこで顔ヨガ講師である間々田佳子さんに印象的な笑顔になれる「顔ヨガ」5ポーズを教えてもらいました