ESTJ(幹部)ってどんな人?性格や特徴、相性のいいタイプやおすすめのバイトも解説

イラスト:kimi
ESTJ(幹部)の特徴
ESTJ(幹部)の基本的な性格
ESTJは「外向型(E)×感覚型(S)×思考型(T)×判断型(J)」の組み合わせ。
厳格で几帳面、想定外の事態が苦手な一方で、メンタルが強く冷静沈着、勝ち気で負けず嫌いな一面も持っています。論理的な思考力とコミュニケーション能力を持ち、現実的な視点で物事を判断して計画的に行動するのが得意です。ルールやマニュアルを重視するので、組織や集団の中では自然とリーダー役を担うことが多いです。
一方で、柔軟性に欠ける面や感情表現が苦手なため、時に「冷たい」「厳しすぎる」と思われることもあります。
ESTJ-AとESTJ-Tの違い
ENFPには「ENFP-A(アサーティブ=自己主張型)」と「ENFP-T(タービュレント=慎重型)」の2タイプがあります。AとTは、自分自身への認識やストレスに対する反応を示す指標のことです。
- ESTJ-A(アサーティブ)は、外向的で社交的、自信に満ち溢れ、ポジティブな雰囲気。自分の判断や行動に迷いがなく、リーダーシップを発揮しやすいタイプです。失敗してもすぐに切り替え、前向きに進みます。
- ESTJ-T(タービュレント)は、内向的な一面もあり、自己成長や自己評価に意識を向けるタイプ。周囲の評価や結果に敏感で、プレッシャーを感じやすいですが、その分細やかな配慮や努力を惜しまないのが特徴です。
ESTJ(幹部)の日本人の割合
日本人におけるESTJの割合は約3.39%と、16タイプの中ではやや少数派ですが、組織や集団の中でリーダー的存在として活躍することが多いタイプです。
ESTJ(幹部)の長所は?
ESTJ(幹部)の長所① 堅実的な計画性
ESTJは、目標に向かって着実に計画を立て、実行する力が抜群です。例えば、プロジェクトの進行管理やスケジュール調整が得意で、周囲を巻き込みながら物事を着実に進めます。やるべきことを明確にし、効率よくタスクをこなす姿勢は、職場や学校でも信頼されるポイントです。
ESTJ(幹部)の長所② 明確で論理的なコミュニケーション能力
ESTJは、物事を論理的に整理し、わかりやすく伝えるコミュニケーション能力に長けています。例えば、会議や打ち合わせで要点をまとめて説明したり、複雑な内容もシンプルに伝えることが得意で、「何をどうすればいいか」を明確に指示できるので、チームのまとめ役として重宝されます。
ESTJ(幹部)の長所③ チームを引っ張るリーダーシップ
ESTJは、決断力があってチームの仲間へのアドバイスや指導も的確なため集団の中で自然とリーダーシップを発揮します。例えば、部活動やアルバイトでリーダーや班長を任された際に、メンバーをまとめて目標達成に導く力があります。責任感が強く、困難な状況でも冷静に判断し、周囲を安心させる存在です。
ESTJ(幹部)の短所は?
ESTJ(幹部)の短所① 自他ともに厳しい
ESTJは、目標やルールに対して妥協しないため、自分にも他人にも厳しくなりがちです。例えば、遅刻やルール違反に対して厳しく注意したり、手を抜く人にイライラしてしまうこともあり、時に「厳しすぎる」「相談しづらい」「融通が利かない」と思われてしまうこともあるでしょう。
ESTJ(幹部)の短所② 柔軟性の欠如
ESTJは、計画通りに物事が進むことを好むため、想定外の出来事や急な変更に弱い傾向があります。例えば、急な予定変更や曖昧な指示に戸惑ったり、柔軟な対応が求められる場面でストレスを感じやすいです。
ESTJ(幹部)の短所③ 感情表現が苦手
ESTJは、論理や効率を重視するあまり、感情が表に出づらいタイプです。例えば、嬉しい・悲しいといった気持ちを素直に表現できず、周囲から「冷たい」「感情が読めない」と思われることがあり、人間関係で誤解を生みやすいので、意識的に相手に自分の気持ちを伝える工夫が必要です。
ESTJ(幹部)と性格の相性が合うタイプは?
友人として相性が合うタイプはINFJ(提唱者)
INFJは、思慮深く誠実な性格で、ESTJの現実的な考え方や行動力を理解し、支えてくれる存在です。INFJの共感力とESTJの実行力が合わさることで、バランスの取れた信頼関係を築きやすいです。
恋愛の相性が合うタイプはINFJ(提唱者)
恋愛でもINFJは、ESTJの誠実さや責任感を尊重し、温かく見守ってくれるパートナーになりやすいでしょう。お互いに価値観を認め合い、安定した関係を築きやすい組み合わせです。
仕事仲間として相性が合うタイプはINTJ(建築家)
INTJは、論理的で計画的な思考を持ち、ESTJのリーダーシップや実行力と相性抜群なため、お互いに目標達成に向けて協力し合い、効率的に仕事を進めることができます。
ESTJ(幹部)と性格の相性が合わないタイプは?
友人として相性が合わないタイプはINFP(仲介者)
INFPは感受性豊かかつ繊細な一面を持つタイプなのでESTJの厳格さやルール重視の姿勢に窮屈さを感じやすく、時にはESTJの発言に傷つくことも。価値観の違いからすれ違いが生じやすい組み合わせです。
恋愛の相性が合わないタイプはENFJ(主人公)
ENFJは、感情表現が豊かで良好な人間関係を重視するタイプなのでESTJの論理的で自他ともに厳しい一面に物足りなさや冷たさを感じることがあるでしょう。お互いの重視するポイントが異なるのですれ違いが起きやすいです。
仕事仲間として相性が合わないタイプはESFP(エンターテイナー)
ESFPは、自由で柔軟な発想を持ち、ルールや計画に縛られるのが苦手なのでESTJの厳格な進行管理やルール重視の姿勢と衝突しやすい傾向があります。お互いの得意なポイントを尊重し合い、強みを活かし合う工夫が必要になってくるでしょう。
ESTJ(幹部)に向いている仕事とは?
ESTJの長所を活かせる仕事やアルバイトを紹介します。バイトから将来の自分の仕事選びの参考にしてください。
「堅実的な計画性」が活かせる仕事
ESTJの堅実な進行管理能力からマニュアルが充実していたりノルマや時間制限のあるバイトが向いています。
- コンビニ
- ファミレス
- 軽作業
- 宅配・デリバリー
- 警備員や監視員
計画的に物事を進めるのが得意なESTJは、ルールや手順が明確な職場で力を発揮できます。特に、決められたマニュアルやスケジュールに沿って効率よく業務を進めるコンビニやファミレス、時間やルートに沿って配達する宅配・デリバリーのバイトがおすすめです。また、現場の秩序や品質を保つ役割で貢献できるため、軽作業、警備員や監視員のバイトにも向いています。
「明確で論理的なコミュニケーション能力」が活かせる仕事
ESTJの人にわかりやすく説明したり、論理的に物事を進める性格から、 説明力や調整力が求められるバイトで活躍できます。
- 集団指導の塾講師
- 事務職
複数の人に対して論理的かつ明確に物事を伝えたり、状況に応じて適切に調整・判断することが得意なESTJは生徒それぞれの理解度や進捗を把握する必要がある塾講師に向いています。また正確な書類作成やデータ管理だけでなく、他部署や関係者との連携・調整も必要な事務職もおすすめです。
「チームを引っ張るリーダーシップ」が活かせる仕事
ESTJのメンバーや周囲をまとめて引っ張る能力から、仲間と協力して結果を出していく仕事に向いています。
- 飲食チェーン店(店長やバイトリーダー)
- 引越し
全体の状況を把握しながら的確に指示を出したり、メンバー同士の連携を促すことが得意なESTJは、飲食店店長やバイトリーダー、引越しの現場責任者に向いています。冷静に優先順位を判断し、効率よく作業を進めることでチーム全体のパフォーマンス向上に貢献できます。
ESTJ(幹部)と接する時のポイント
友人がESTJ(幹部)の場合
ESTJの友人と接する際は、規則や約束を誠実に守る性格なので、待ち合わせ時間や約束を守ることが信頼関係を築くポイントになります。
パートナーがESTJ(幹部)の場合
ESTJのパートナーと接する際は、感情表現が苦手なので、すれ違いや話が必要な場面でも感情的にならず、冷静にコミュニケーションを取ることで、良好な関係を築きやすくなります。また察することが苦手な面もあるので、言葉にして伝えることも大切です。
仕事仲間がESTJ(幹部)の場合
ESTJの仕事仲間と接する際は、決断をサポートするようなコミュニケーションを心掛けると信頼が深まります。根拠をもって意見を述べることで、ESTJとの話し合いが建設的になります。また、ルールや手順を守る姿勢を見せると、より良い連携が取れるでしょう。
MBTIについて詳しく知りたい方は「一般財団法人日本MBTI協会」のHP(※2)をご覧ください。
※1:「MBTI」は、一般社団法人日本MBTI協会の登録商標です。
※2:一般社団法人日本MBTI協会
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