【ちょい足しレシピ】巷で話題の「冷凍卵」をもっと美味しく食べる方法
みなさんは、最近話題の「冷凍卵」、もう試しましたか?
冷凍卵とは、単純に卵を凍らせたもの、のこと。でも、それがとにかく“うまい!”“もちもち!”“濃厚!”と絶賛され、ネット上にはさまざまな感想やレシピがアップされているんです。
これまで卵を冷凍させたことのない(というかその発想がなかった…)筆者ですが、そんなに美味しいと言うのなら、ぜひ食べてみたい!
ということで、お料理初心者さんでもパパッと作れる、冷凍卵のアレンジレシピ作りに挑戦してみました。夏休みのお昼ゴハンや、小腹がすくバイト後にぜひお試しあれ!
冷凍卵の作り方(黄身だけを食べる場合)
※凍ると、下の写真のように殻にヒビが入ります。少し中身が出てしまうので、冷凍庫に直に入れるのはNG。
2.室温で2時間程度解凍し、殻を破ります。
3.黄身だけを取り出します。
黄身だけを取り出すと、上の写真のような感じ。試しに食べてみると、ん~確かにむっちり食感! 味も濃くて、ご飯のおかずとしても十分主役になる感じ!
さぁ、これをさまざまな食材に合わせて、美味しくいただきます!
1品目:濃厚卵を爽やかにかきこむ!
夏の爽快薬味ごはん・冷凍卵のせ
・冷凍卵の黄身……1個
・しょうゆ……器に入れた黄身がかぶる程度
・ご飯……茶碗1杯分
・しょうが……1かけ(市販のチューブ入りしょうがでもOK)
・みょうが……1個
・きゅうり……1/3本
・塩……ひとつまみ
・かつおぶし……適宜
<作り方>
1.冷凍卵の黄身を器に入れ、頭がかぶるくらいの醤油に20分ほど漬けて、味を染みこませます。
2.しょうがはすりおろし、みょうがは千切りにします。きゅうりは薄い輪切りにして塩を振りかけ、少し置いてから水気を絞ります。
3.ボウルに温かいご飯と2をいれて混ぜ合わせます。
4.3を茶碗に盛り、お好みでかつおぶしをふりかけ、1をのせたら出来上がり。
まずは、冷凍卵のアレンジレシピとして話題になっている「黄身のしょうゆ漬け」にチャレンジ。たった20分ほどで、卵にしっかり味が染みこむ…というのは本当でした! 塩気があって、白いご飯のおかずとしては最強です。
筆者としては、卵が濃厚なのでご飯はサッパリさせたい!と、夏らしい薬味をたっぷり投入。
…コレ、正解。卵だけで茶碗1杯食べきるのは飽きちゃうかもしれませんが、爽やかな薬味の香りとしょうがの辛みがかなり食欲をそそります。そんな爽快ご飯をかき込んだら、卵の濃厚さが恋しくなり、そしてまた爽やかさが恋しくなり……と、ある意味“無限ループ”ってやつかも。
ちなみに、きゅうりには塩をかけすぎないように要注意。卵の塩気も合わさると、しょっぱすぎる可能性があります。
2品目:子どもも大人もみんな大好き!
冷凍卵inカレー風味おにぎり
・冷凍卵の黄身……2個
・ご飯……茶碗2杯分
・めんつゆ……大さじ1.5~2程度
・カレー粉……小さじ2
・とけるチーズ……1枚
・シソ……適宜
<作り方>
1.熱々のご飯、めんつゆ、カレー粉をボウルに入れ、全体に味がしっかり馴染むように混ぜ合わせます。
2.ラップの上に、おにぎり1個分の1を広げます。(黄身をまるごと包むので大きめに広げるとgood)
3.2の真ん中にとけるチーズをちぎってのせ、その上に冷凍卵の黄身をのせて、おにぎりを握ります。
4.3をシソや海苔で巻いたら出来上がり。
冷凍卵の利点は、黄身の形が崩れないところ。その良さを感じるために、おにぎりの具として使ってみました。しっかり握っても&パクッと食べても黄身がでろ~んと垂れることはなく、食べやすさはバッチリ!
また、おにぎり自体の味を夏らしくスパイシーなカレー風味にしてみたところ、言うまでもなく相性バツグン。卵の濃いまろやかさが、辛味をしっかり包み込んでくれるし、とろっとした卵がご飯にしっかり絡んで、うまみがグーンとアップする気がします。熱々のご飯で程よくとろけたチーズも◎!
味がしっかりしているので、おにぎり1個でもかなりの満足感。とはいえ、後引く美味しさなので、ぺろりと2つ完食できちゃうはずですよ。
3品目:お手軽サンドイッチもごちそうに!
お惣菜で即席サンドイッチwith冷凍卵
・冷凍卵の黄身……2個
・食パン……厚めのもの2枚
・レタス……3~4枚
・ハム……2枚
・市販のポテトサラダ……適量
・市販のナムル(コチュジャン付きがgood)……適量
<作り方> ※ポテサラ編
1.食パンを半分の大きさにスライスします。
2.スライスした1切れにレタス、半分に折ったハムをのせます。さらに、半分に切った冷凍卵の黄身、ポテトサラダをのせます。
3.2を半分に折ったハムとレタス、もう1切れの食パンで挟んだら出来上がり。
※具材がナムルの場合は、ハム抜きで同様に。具材にコチュジャンをかけるとgood!
おにぎりの次は、黄身をサンドイッチの具として使用。こちらも、半熟っぽいとろみを感じられつつも、黄身が垂れることがないので食べやすい~。ちなみに、黄身は半分に切った方が挟みやすいです(←まるごと挟んで実感)。
具材として選んだのは、ポテサラとナムル。ポテサラは、とろとろ卵がしっかり馴染んで美味しいし、完熟卵を使うのとは違ってパサパサしない点もいいですね。
そして、ナムルと濃厚卵の相性の良さは、もはや説明不要でしょう! もちろん白いご飯にのせて食べる方が手っ取り早いワケですが、“黄身が崩れない”良さを堪能するために、あえてサンドイッチでどうぞ。
4品目:主食としても、おかずとしても、おつまみとしても!
ソーメンチャンプルー冷凍卵のせ
・冷凍卵の黄身……1~2個
・市販の調理済みのそうめん……1人分
・野菜炒めセット……1袋
・ツナ缶……1缶
・ごま油……適量
・塩コショウ……適量
<作り方>
1.熱したフライパンにごま油をしき、野菜とツナを炒めます。
2.1にそうめんを加えてさっと混ぜ、塩コショウ少々で味付けます。
3.2の中央に黄身をのせたら出来上がり。
キレイな黄身の色が映える料理……ということで思いついたのが、真っ白いそうめんを使った「ソーメンチャンプルー」。
まず、まっ黄色の黄身がポン!とのっているだけでテンションアップ。塩コショウのシンプルな味付け、さらに具材は余りものの野菜でも、濃厚でトロッとした卵と絡めるだけで、ちょっとリッチな味わいに感じられるから不思議です。
濃い~卵の味がとにかく大好き!という方は、サッパリとしたソーメンチャンプルーも、ぜひカルボナーラ風に食べてみてください!
以上で、お試しは終了!
普通の半熟卵では難しかった味わい方や調理の仕方も、凍らせるだけでよかったんだ~とちょっと拍子抜け&感動。
もちろん、シンプルにご飯にのせたり、ラーメンやパスタにトポンと投入したりするだけでもOK。冷凍卵の可能性をアレコレ探って、とっておきの味わい方を見つけてくださいね!
文:山田彩(エフェクト) 企画:エフェクト