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2025年09月12日

「○日以降」とはその日を含む?来週以降はいつのこと?以降の意味や例文を紹介

時間や時期を表す「以降」という言葉はビジネスシーンでもよく使われますが、どこまで含まれるか迷いやすい言葉でもあります。ここでは「以降」が表す意味や使い方について、わかりやすく例文付きで紹介します。

「以降」の意味

「以降」とは、物事の始まる時点や基準となる点からその後を表す言葉です。

「2025年以降」「5月5日以降」「午後8時以降」など、具体的な日付や時間と組み合わせて使うのはもちろん、「令和以降」「法律の施行以降」「来年以降」など、ある程度幅のある出来事や期間と合わせて使うこともできます。

ビジネスでは日程調整や資料作成などでよく使われる表現です。

 

「以降」が含まれる範囲とは?

例えば「○日以降」というとき、○日は含まれるのか含まれないのか、その範囲を理解しておく必要があります。「以降」を使うときに気にしておきたい「始まり」と「終わり」について解説します。

○日以降とはその日も含まれる

「以降」という言葉は起点となる日時を含めてそれよりも後という意味で使われます。

<例文>
「9月15日以降は受付窓口が変更となります」

上記の場合、14日までは以前の窓口、15日からは新しい窓口になります。「15日は含まない」場合は、「16日以降」と記載します。スケジュール管理をするうえで非常に重要な項目のため、間違いがないか重ねて確認しましょう。

「以降」は将来についても表現できます。「来週以降にご連絡します」という場合、今週は含まず、来週は含みます。

以降にはいつまでという期限がない

「以降」はある時点や起点を示す言葉のため、いつまでという期限が定まっていない、もしくは繰り返すという表現です。

ある起点から終わりまでの期限を決めたい場合は「○日以降、○日まで」と終わりを示すとわかりやすく伝えることができます。

<例文>
「動画配信期間は、来月10日以降、30日までです」
「10月1日以降、先着100名様まで配布します」

 

ビジネスにも使える「以降」を使った例文

「以降」は具体的な「位置」「日付」「時間」はもちろん「出来事」にも使えます。ビジネスでよく使われる場面での例文をそれぞれ紹介します。

エクセル137行目以降を入力してください

「以降」は「位置」を表す際にも使用できます。

例えばExcelやGoogleスプレッドシートの「137行目以降」と表現するときは137行目も含めてそれよりも下の行を指します。

ビジネスではデータ作成や企画書や報告書など、さまざまな書類作成での指示に使われることが多い表現です。

資料が配布されるのは15日以降です

「以降」は「日にち」を表す際にも使用できます。

例えば資料を準備中で、目安として配布可能な日時を「15日以降」と表現するときは、15日も含めてそれよりも後の日程を指します。

ビジネスではさまざまな日程調整で使われることが多い表現です。

14時以降にご連絡いたします

「以降」は「時間」を表す際にも使用できます。

例えば問い合わせへ返答できる時間の目安を「14時以降」と表現するときは、14時も含めてそれよりも後の時間を指します。

ビジネスではアポイントや納期の調整で使われることが多い表現です。

新商品の発表以降、業績は好調です

「以降」は「出来事」を表す際にも使用できます。

例えば新商品の発表からずっと業績が上向いていることを表現するときは、発表からすぐに良い反響があったという意味を含めてそれ以来ずっとという時間の流れを指します。

ビジネスでは商談での会話のなかで使われることが多い表現です。

 

「以降」の類似・言い換え例文

「以降」には「以後」「今後」「以来」「その後」などさまざまな類似の言葉があります。使い分けや言い換えをする際の参考に例文を使って解説します。

以後、このようなことがないよう気をつけます

「以降」と「以後」は同義語です。起点を含んでそれ以降、という意味の言葉ですが「以後」の方がより一般的な表現、口語的(話し言葉)で使われます。

なお「以降」の対義語も「以後」と同じく「以前」です。

今後とも変わらぬご指導をよろしくお願い致します

「今後(こんご)」は「今より後」という表現の通り「これから」という表現で使われます。

「今後ともよろしくお願い致します」はビジネスでの最後の挨拶や締めの言葉でよく登場する言い回しです。

友人と会うのは大学卒業以来です

「以来(いらい)」は「ある出来事から今まで(ずっと)」という意味の言葉です。「以降」が具体的な日付や時間などにも用いられるのに対して、「以来」は「入社以来」「チーム結成以来」など、出来事に使われます。

お互いに共有する過去にあった出来事について会話をするときによく登場する言葉です。

その後、調子はいかがですか?

「その後」はこれまで紹介した類語のなかで、最も口語的(会話的)な表現です。

「その」が何を示すか、会話をしている両者がお互いに認識している前提で使われます。そのため、初対面の方や前提がわからない可能性がある方が同席している場合は、使わない方がよいでしょう。

🔳執筆・監修:沼田絵美
国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・ディベロップメント・アドバイザー/フリーライター。就職氷河期の就活を経て、人材広告会社で営業として採用支援を10年経験。退職後は大学キャリアセンターの相談員やキャリア関連講師、企業の採用支援や採用広報の取材・ライティングなど「就職・採用」に関する仕事に取り組む。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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