バイトを休む理由・言い訳に聞こえない伝え方と例文【当日編・事前編】
バイト当日やシフトを決めた後にやっぱりアルバイトを休みたい時は、言いづらくても「休む理由を正直」に「誠実に」伝えるのが大切です。ここでは、「バイトを休む理由が」言い訳っぽく伝わらないようよくある理由別の例文を紹介します。
バイト当日に休む理由と伝え方・例文
バイト当日の急な欠勤は、バイト先に負担をかける事になります。連絡は「本日〇時からシフトに入っている〇〇です」と切り出し、休む理由とお詫び、休ませてもらうお礼と続けます。
体調不良で休む
当日に熱など具合が悪かったり、体調が悪化してきた場合、無理せず体調を整えることに専念しましょう。休む際は、病状はこと細かく伝える必要はありませんが、どのくらいで回復しそうな具合かが伝わる事が大切です。
<風邪で休む例文>
「大変申し訳ありません。昨日から風邪で体調が優れず、今日も回復しないので、お休みをいただけないでしょうか。数日で良くなると思います」
<インフルエンザで休む例文>
「昨日から熱が高くインフルエンザかもしれないので、バイトを休ませてください。病院に行って結果が出たらまたご連絡します。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。インフルエンザにかかってしまい、〇日まで休む必要があると病院から言われました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、明日のアルバイトを含めて〇日までお休みさせてください」
<熱で休む例文>
「昨日の夜から熱が下がらないため、申し訳ありませんが、本日はお休みさせてください。長引くようでしたらまた連絡します」
<腹痛・下痢で休む例文>
「ひどい腹痛で下痢が治まらず外出できそうにありません。大変申し訳ありませんが、本日はお休みをいただけないでしょうか」
<生理痛で休む例文>
「生理痛がひどく、今日はお休みさせていただけないでしょうか」
授業などで休む
学生であれば、当日に授業が延びた、課題が終わらなかった、などが学業にまつわる事情もあるでしょう。ただし、これらの場合、事前にバイト先に伝えることが難しいことが多いです。連絡の際は「事前に連絡できず申し訳ありません」から始め、理由を伝えましょう。遅れてシフト内に間に合いそうなら、「〇時には着けそうですが、バイトに向かっても大丈夫でしょうか?」とフォローする方法もあります。ただし、これがそう多くないケースなら良いのですが、遅刻・欠勤が増えるようならシフトの見直しなど検討したほうがいいかもしれません。
<バイトに間に合わないで休む例文>
「事前に連絡できずにすいません。授業がのびてしまい、今、終わったところです。これからバイトへ向かっても間に合わないため、本日はお休みをいただけないでしょうか」
<遅刻するが勤務時間に間に合う時の例文>
「事前に連絡できずにすいません。授業が延びてしまいました。今から急いで〇時ならバイトへ行けそうですが、それでも入って良いでしょうか」
天候や交通機関の乱れで休む
台風や大雨・大雪などの自然災害で、交通機関が麻痺し、出勤できない場合は次の伝え方を参考にしてみてください。
<電車が動いていなくて休む例文>
「〇〇(台風・大雨・人身事故など)で電車が動いておらず、今日はバイトに行くのが難しそうなため、申し訳ありません。お休みさせていただけませんか」
<電車が途中で止まって休む例文>
「〇〇の影響で、〇〇駅で電車がとまってしまい、シフトに間に合いません。再開するか状況がわからないので、状況が分かり次第ご連絡します」
(30分ほど経過したら再度電話)
「申し訳ありません、電車が動く見込みがありません。本日はお休みさせていただけませんか」
寝坊やシフトの勘違いで休む
寝坊やシフトを勘違いしてバイトを休むのは言いづらいことですが、正直に理由を伝えて謝ります。その上で、遅れても行ける場合は、間に合う時間を伝えて向かっても良いかを聞きます。次の出勤で上司に会ったら「今後は寝坊をしないよう気を付けます」「シフトを確認します」と直接、お詫びするのがマナーです。
「申し訳ございません、寝坊しまして、今、起きました。今から急いで〇時なら間に合いそうですが、今からでも大丈夫でしょうか」
「シフトに入る日を〇日と勘違いしてしまいました。別の用事を入れてしまい調整が難しいため、大変申し訳ありませんが、お休みさせてください」
家族の事情で休む
当日の身内の事情で休む場合、伝えられる範囲で状況を伝えます。
「身内に不幸があり、急で申し訳ありませんが、本日お休みさせていただけないでしょうか」
「母の体調が優れず、病院に付き添いが必要になりました。申し訳ありません、本日お休みさせていただけませんか」
ペット関連で休む
ペットの具合が悪いなどで、ほかに動物病院に連れて行ける人がいない場合は、正直に伝えるのが良いでしょう。
「飼っている猫の具合が悪く、病院につれていきたいのですが、連れていけるのが自分しかいないので、本日、バイトをお休みさせていただけないでしょうか」
部活やサークルなどで休む
部活やサークルの予定が急遽変更になったり、予定が長引いていけなくなった場合も、分かった時点ですぐに連絡を入れましょう。
「部活の終わり時間が変更になり、本日シフトに入るのが難しそうです。当日のご連絡ですみませんが、今日はお休みさせていただけないでしょうか?」
事前にバイトを休む理由と伝え方・例文
試験期間やサークルやゼミの合宿など、学生ならではの休みたい事情もあるでしょう。シフトが決まる前なら、休みたい期間を伝えてシフト調整の協力を仰ぎましょう。
シフトが決まった後に予定が入った、体調が回復しそうにないなどで休みたいとなったら、分かった時点で速やかに連絡します。時間があるならシフトに入った時に直接伝えたいですが、遅くなってしまうようであれば電話や職場によってはLINEにします。休む代わりのシフトを調整するかなど、店長や上司と相談する姿勢があるとよりよいです。
<バイトを休む基本のトーク例>
アルバイトの〇〇です。〇〇〜〇日(日にち・期間)のシフトですが、{休む理由}のため、大変申し訳ありませんが、お休みを頂けませんか。他の日にシフトを移動させてもらえるか相談させてもらえるとありがたいです。
試験や就活で休む
学生が試験や就職活動を優先することは、バイト先にとっても納得いく理由です。試験日程がでたら早めに連絡しましょう。就職活動の面接は急なこともあるかもしれませんが、就職活動中であることを事前に伝えておくとスムーズです。
「組んでいただいたシフトですが、〇日から〇日までの間、試験でバイトをするのが難しくなりました。その期間、申し訳ありませんが、お休みさせてください」
「就職活動で面接が入ってしまい、〇日に出勤できなくなりました。急で申し訳ありませんが、〇日はお休みをいただきたいと思います」
旅行や帰省、イベントなどで休む
サークル活動や学校行事も、試験と同様に学生生活の大切な一部ですから、わかった時点で早めに伝えるようにしましょう。旅行や帰省の場合、アルバイト先によっては繁忙期や人手が足りない時期と重なることもあります。試験や学校行事とは違い、自分で予定を立てるものなので配慮も必要です。シフトが決まる前に余裕をもって伝えるようにしてください。
「〇日から〇日までサークルのイベントがあり、シフトと重なってしまいました。大変申し訳ありませんが、お休みさせて頂けませんか」
「〇日から〇日まで旅行に行く予定です。大変恐縮ですがお休みを頂けないでしょうか。シフトの調整を相談させていただけるとありがたいです」
冠婚葬祭や法事などで休む
結婚式や法事など、事前に日程が決まっているものはシフトを組む前に伝えておくのが基本ですが、あとで分かったものは、分かり次第、早めに連絡しましょう。葬儀や法事で帰省する場合は、「〇日までには戻ります」と日にちも伝えておくとなお良いですしょう。
「〇日シフトに入っているのですが、身内の結婚式と重なっていました。自分の勘違いで大変申し訳ありませんが、お休みさせてください」
「〇日から〇日まで祖母の法事で帰省の予定です。シフトに入れず申し訳ありませんが、お休みさせてください」
病院に行くので休む
何かしらの事情であらかじめ病院に行く必要がある場合は、そのまま伝えて問題ありません。病名や病状を聞かれても、詳しく伝える必要はありませんが、定期的な通院や治療が必要で今後のシフトに影響するようであれば、話せる範囲で伝えておくとスムーズです。
「来週の金曜ですが、歯医者で治療のためお休みさせていただけないでしょうか?」
「来月の〇日ですが、通院のためお休みをいただいてもよろしいでしょうか?(何の病気?と聞かれた場合)日常生活に支障はないのですが、季節によって喘息が出やすくなるため、春~夏にかけて薬をもらいに通院しています」
体調不良で休む
怪我や病気でしばらくバイトに行けない場合や、インフルエンザなどの外出を控えるよう分類されている感染症にかかった場合は、わかった時点でその旨をバイト先に伝え、何日間休む必要があるかも合わせて伝えましょう。
「昨日から熱があり、本日病院で検査したところ、インフルエンザに感染しておりました。すみませんが5日程外出は控えるよう言われましたので、今週いっぱいアルバイトをお休みせていただけないでしょうか」
悪天候による計画運休で休む
台風や雪などの悪天候で交通機関に影響が出そうな場合、前日など事前に計画運休が発表されることがあります。もし通勤経路が運休を発表している場合は、その旨をバイト先に伝え、休ませてもらうようにしましょう。
「明日ですが、台風の影響で自宅沿線が計画運休となり、バイトに行くのが難しそうなため、申し訳ありませんがお休みさせていただけませんか」
引っ越しで休む
大学生であれば、引っ越しなどの都合でアルバイトを休みたい日もあるでしょう。その場合もそのままバイト先に伝えます。交通費の支給がある場合は、合わせて申請し直すようにしましょう。
「来月の〇日ですが、引っ越しのためお休みさせていただけないでしょうか」
バイトを休むときのマナー
ここでは、バイト先に休みを伝えるときのマナーについて解説します。
無断欠勤はしない
事情によりバイトを休まなくてはならなくなった場合は、必ずバイト先にその旨を伝えましょう。無断欠勤はバイト先に迷惑がかかるだけでなく、何か事故に遭ったのではないかと心配もかけるため、絶対に避けましょう。
なるべく早く伝える
バイト先では誰かが休むと代わりのスタッフが必要になるため、休みが分かった時点で連絡を入れておきます。事前に日程が決まっているものはシフトを組む前に伝えておくのが基本ですが、後から分かった場合は、分かり次第早めに連絡しましょう。
LINEやメールでなく、基本は電話で伝える
休みの連絡は、店長や上司に早く確実に伝わる方法を取ります。基本は電話で直接伝えるのがマナーですが、普段急な連絡をメールやLINEでやり取りしている場合は、そちらでも構わないでしょう。メールやLINEの場合、しばらく返信や既読が付かないようであれば、あらためて電話をするなどして、確実に伝えるようにしましょう。
次回の出勤時にお礼を伝える
休んだ次の出勤時には、店長やバイト仲間に「ありがとうございました」「この間は申し訳ありませんでした」と伝えましょう。急な休みは誰にでもあることなので、フォローをしてくれたスタッフにきちんと感謝の言葉を伝えることが大切です。
就活時の注意事項
就活中の大学生であれば、急な予定が入ることも多いため、就活が始まる前に就活中のバイトをどうするか、バイト先の上司と相談しておくことをおすすめします。もしくは就職先が決まるまで休ませてもらう、面接のたびに連絡を入れて休ませてもらうなど、お互いにルールを決めておくと安心です。
※公開:2016年9月5日、更新:2020年11月27日、2021年10月4日、2024年5月20日