宮内凛(まねきケチャ)インタビュー #まねきケチャのカフェ【アイドルシゴト Vol.37】
「アイドルシゴト」は、アイドルたちが普段考えているシゴトのやりがいやシゴト観についてインタビューする連載です。もし、まねきケチャがカフェ店員だったら……というシチュレーションで、各メンバーのインタビューとバイト姿をお届けします。
ラストは、まねきケチャのツンデレ系まねきカワウソ、宮内凛さんです。
自分がアイドルファンだったからアイドルファンの気持ちがわかる
――アイドルになったキッカケは?
私は元々、アイドルが好きで「ツインテールフェスティバル」という今所属している事務所が主催のライブに友だちの誘いで行ったんですよ。そのときにお姉さんグループのdropのライブを観て、滝口ひかりさんに惚れてしまったんです。
それで滝口さんのTwitterをフォローしてみたら、たまたま妹グループのオーディションをやるという告知を見て「滝口さんに会いたい、アイドルになりたい」という想いで応募して受かりました。
――それまでもアイドルになりたいという気持ちはあった?
ハロプロさんが好きだったのでなりたいという気持ちがありました。アイドル全般が大好きなんですよね。大手のグループからライブ中心で活動しているグループまでいろいろ好きで、よくライブに行ってました。アイドルファンからアイドルになれたので、今の仕事は天職だと思ってます。
――アイドルファン時代の経験が今に活かされていることも?
そうですね。特に女の子のファンの気持ちはよく分かるので、とにかく笑顔で接するようにしてます。私は同性の方のファンが多い方なんですけど、それは私がアイドルファンで気持ちが分かるからっていうのもあるのかなって思ってます。
アイドルになってから笑うことが多くなった
――どういう部分に仕事のやりがいを感じている?
私は普段から結構落ち着いてる方なんですよね。このお仕事をやるまではそんなに笑ったりする方じゃなかったんですけど、今は結構笑ったりするようになりました。家族からも変わったねって言われるので、自分的にもこのお仕事は楽しいんだなって思ってます。今ではライブ中もチェキ会中もテンションが上がって落ち着きがないですね(笑)。
――これまでの活動の中で達成感があったできごとは?
私の中で中野サンプラザでの公演がすごく印象に残ってます。会場が大きいっていうのももちろんなんですけど、ハロプロファンの私からしたら中野サンプラザという場所は聖地なので、自分がそこのステージに立てることに感動しました。
あとは会場すべて座席があって、少しでも空席があると目立ってしまうから不安だったんですが、当日はお客さんで会場が埋まってくれたので、それを見て達成感がありました。
――反対にこれまで辛かったことは?
初めてのリリースイベントのときは毎日のようにライブをするので気持ちと体がついていかなくて、一時期メンバーが体調を崩してしまった時期がありました。
みんなで助け合わなくちゃいけないのにライブ中泣いてしまったこともあったんですけど、それがあったから体調には気をつけなくちゃいけないなって常に意識できるようになりました。
それを乗り越えたからこそ二回目のリリースイベントからは楽しめる余裕が出てきました。
バイトでは賄いが一番の楽しみ
――これまでのバイト経験は?
焼肉屋さんとかカツ屋さんとか、飲食店が多かったですね。
――バイトをしてみてどうだった?
最初は緊張してて震えちゃったりしてたんですけど、ちょっとしたことでも上の人が褒めてくれたので、そういうのが自分のモチベーションになりました。あとは賄いが一番楽しみでしたね(笑)。
まずは何事も応募してみることが大事
――グループとして上手く活動していくコツは?
まねきケチャは本当に仲がいいのでコツとかはないですね。無言になっちゃうと気を遣ったりすることがあるけど、メンバーといるとそのシーンとした空間さえも安心できるので気分的にも楽ですね。家族みたいです。
――好きなことを見つけるコツは?
私の場合はアイドルが好きっていう気持ちがあってそのチャンスが巡ってきたんですけど、まずは何事も応募する勇気ですよね。とりあえず私は一つのところに長くいるよりもいろんなところに応募して自分に合うところを見つけるって感じでした。
企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ 撮影:八木虎造