大谷映美里(=LOVE)インタビュー「ファッションやダンス、それにドSな自分の魅力を伸ばしていきたい!」【アイドルシゴトVol.47】
代々木アニメーション学院と現役アイドル指原莉乃がプロデュースする声優アイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ)。今回は小柄ながらもステージ上ではパワフルなパフォーマンスを魅せる大谷映美里さんに、個人のことはもちろん、グループのことや、アルバイトのお話を伺いました。
飲食店での失敗体験や、アパレルでの嬉しい経験など、大谷映美里さんのアルバイトエピソードとは?
指原さんからのアドバイス「謙虚、感謝の気持ち」を大切にしています
――まずはじめに「=LOVE」というグループについて教えてください。
=LOVEは代々木アニメーション学院と指原莉乃さんがプロデュースしてくださる、声優アイドルグループです。代々木アニメーション学院で声優のレッスンもしながらアイドル活動も並行して行なっています。
――プロデューサーである指原さんから具体的なアドバイスをもらったりすることもあるんですか?
全体的にも個人的にもメッセージをいただくことはあるんですけど、「謙虚、感謝の気持ちを忘れずに。」というアドバイスをいただいています。=LOVEとして常に謙虚でいることは教訓としてありますね。
――「謙虚」という教訓をどのように活動の中に取り入れていますか?
挨拶とか返事はとにかく元気に、ということをメンバー内では特に気を付けています。
――=LOVEとして活動を始めてみていかがですか?
経験したことのないことをたくさん経験させていただいて、毎日がすごく新鮮です。特に撮影! ミュージックビデオの撮影だったり、たくさんの方と一つのものを作るっていうことがすごく楽しいです。
ファッション面でグループを引っ張っていく存在になりたい
――アイドルになったきっかけを教えてください。
子どもの頃観ていた『きらりん☆レボリューション』という、普通の女の子がアイドルになるアニメがすごく好きで。それを観てからなんとなく自分もアイドルになりたいなと思い始めました。その後、中学生のときにアイドルに本格的にハマり、より強くアイドルなりたいなって思うようになりました。
――中学生のときに好きだったアイドルというのは?
SUPER☆GiRLSの前島亜美さんです。前島さんのお顔に一目惚れしたのが好きになったきっかけです!(笑)
アイドルとして目指しているのは前島さんのような王道系なんですけど、最近自分は違うなって思い始めて…。=LOVEに入ってから自分の立ち位置とか考えると、王道系ではないなって思ってきたんです。私はファッションが好きなので、オシャレの部分でグループを引っ張っていけるような存在になりたいなと思っています。
ファンの方が好きな自分になれるように
――これからますます活動の幅が広がっていくと思いますが、大谷さんがアイドルとして意識していることはありますか?
ファンの方の理想を自分が追い求めるというか、ファンの方が好きな自分になれるように努力しています。「“みりにゃ”ってこういうところがいいよね」って言っていただくのを自分で飲み込んで、もっとよくしていこうとは思ってます。例えばファッションのこととか、ダンスが好きって言っていただいたり。あとはドSなところが好きとか(笑)。
実は自撮りはあまり好きじゃない
――SNSで大谷さんが写真をアップするとたくさんの「いいね」が付きますよね。何かこだわりや工夫などはありますか?
写真に対してこだわりはあるんですが、実は自撮りはあんまり好きではなくて…。写真を撮るときは構図を大切にして、あとは小物やカメラのフィルターとかにもこだわってます。可愛い子が好きなので、いろんな人の画像とかも見て研究しています。
――SNSを拝見しているとメンバー同士で写真を撮ることも多いですよね。
はい、すごいハマっています。メンバーみんな本当に可愛いので、そのメンバーが可愛いことをしてると撮りたくなるんです。
ステージ上ではとにかく自分が楽しんでそれを周りに伝染させたい
――=LOVEはメンバーが12人いらっしゃいますが、全員で話し合う機会などはありますか?
たまに12人みんなで集まってで話をする場を(メンバーの)(山本)杏奈や(髙松)瞳が設けてくれます。そこで12人一人ひとりの気持ちをそれぞれ伝えるようにしています。たとえば今の自分の悩みとか、グループとしてこういうところを気をつけた方がいいとか。それだけじゃなくてそれぞれの良いところとかも伝え合ってます。
――グループとしての成長スピードは、ご自身でどのように感じられていますか?
ほんとにまだまだだとは思うんですが、メンバー一人ひとりの成長の速さがすごいなって思ってます。それに触発されて私も頑張らなきゃなって思わせてくれます。
――大谷さん自身は、グループに加入されてから変化したと感じる部分はありますか?
これまでの私は、必死になると周りが見えなくなってしまうタイプだったんですけど、今ではだんだんと周りを見ることができるようになりました。と言っても、今でもまだ周りが見えなくなっちゃうことはあるんですけどね。
――ステージでパフォーマンスするときはどのようなことを意識していますか?
とにかく自分が楽しんで、その気持ちをまわりに伝染させていけたらいいなって思っています。会場の後ろのほうにいるファンのこともきちんと意識するようにしてます。あとは、可愛く踊ることを意識しています。
アパレルバイトでは辞めるとき常連さんからお手紙をいただいた
――ここからはアルバイト経験についてお伺いします。何かバイトの経験はありますか?
あります。居酒屋としゃぶしゃぶ屋さんとアパレルのお仕事をしたことがあります。
――初めてのアルバイトは?
居酒屋さんです。ホールだったんですが、もう叱られまくりました(笑)。お客さんを入れ過ぎちゃったり、机の配置を間違えたり、トイレ掃除が遅かったり、ジョッキを割ったり……。あとは料理出しを間違えたりしちゃって、当時はめちゃくちゃ叱られました。
――初めてのアルバイトは不慣れでいろいろと大変なこともありますよね。次のしゃぶしゃぶ屋さんはどういうきっかけで選ばれたんですか?
着物を着て接客をするお店だったので、着物を着られるようになりたいと思ったからです。そこでは結構がっつりと着物の着付けを教えてもらいました。
――着付け以外に学べたことはありますか?
礼儀作法を学ぶことができましたし、言葉遣いもすごく勉強になりました。
――最後はアパレルですね。このアルバイトを選んだ理由は?
たくさん叱られたので飲食店はもう一生やらないぞって思って(笑)。それに一度は好きなファッション系のお仕事したいなと思って、お気に入りのブランドのお店に応募しました。このお仕事は半年ちょっとくらい続いて、=LOVEに合格するまで続けていました。
――実際にバイトしてみていかがでしたか?
想像より本当に大変だなって思ったんですけど、やりがいや楽しさはすごくありましたね。お客さんの中にはデートに着ていく服を選びたいっていう方もいて。そういうのを一緒に選ぶのが楽しかったです。
自分の提案した服をすごく気に入ってくれたり、「また絶対来ます」って言ってもらえるとすごくモチベーションが上がりました。
常連のお客さんには、私がバイトを辞めるときにお手紙とかもいただいて、すごく嬉しかったです。
――とてもほっこりするエピソードですね。逆にアパレルでのお仕事で苦労されたことは?
勤務中はほとんどヒールの靴だったので、足が痛かったのはもちろん、擦れて黒くなっちゃうんですよ。立ち仕事は最初慣れなくて苦労しました。
いつか=LOVEがアイドル界の頂点に到達できるように
――今後の目標を教えてください。
個人としては、いつかはファッション系のお仕事できるようになりたいので、そうなれるように頑張ります。
グループとしては、=LOVEがいつかアイドル界のトップにいけるように頑張っていけたらなって思います。
――最後に読者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
いろいろ経験した中から自分に合うものや好きなものを見つけることが大切だなと思います。まずは何事も気になったことを経験してみるのがいいのかなって思います。
大谷映美里(おおたに・えみり)
1998年3月15日生まれ。東京都出身。好きな食べ物はラーメン。趣味はアイドル鑑賞、メイクやファッションの研究。特技は着物の着付けとジョッキ持ち。
Twitter:@otani_emiri
Instagram:@otani_emiri
=LOVE公式ホームページ:http://equal-love.jp/
=LOVE公式Twitter:@Equal_LOVE_12
取材・文:永山あるみ 撮影:八木虎造