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2018年01月23日

金子理江インタビュー「がんばって働いたお金でチケットを買ってくれるファンがいる限り、続けていきたい」【アイドルシゴトVol.50】

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork 「ミスiD 2015」においてグランプリを獲得し、芸能界入り。The Idol Formerly Known As LADYBABYとしての活動や、グラビア、バラエティなど、アイドル以外にも様々な活動に挑戦する金子理江さん。

芸能界にあまり興味がなかったという彼女がどのようにこの世界に入り、ここまで活動を続けてきたのか。常にパワフルに活動する金子理江さんのモチベーションにも迫ります。

 

大森靖子ちゃんに薦められてミスiDに挑戦

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork ――元々、芸能界に興味はあったんですか?

そこまで興味があるわけではありませんでした。当時、知り合いではなかったんですが、私のツイッターを見てくれていた靖子ちゃん(大森靖子)に「ミスiD 2015」のオーディションを勧められたんです。「ミスiD 2015」のプロデューサーの小林さんからも受けて欲しいと言われて、こんなにも声を掛けてもらえるのは、自分の将来にも繋がるのかなと思ったんです。

私は昔から新しい何かに挑戦するのがすごく好きで、新しい知識を吸収したいって思ってしまうタイプなんです。だからその時も、自分にとって芸能の世界が新鮮だったからオーディションを受けたっていうのが一つのきっかけです。

 

ずっと成長していくためには達成感は邪魔。だから、あえて目標は立てない

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork ――以前、他のインタビューで、「自分のパフォーマンスに満足したことがない」とおっしゃっていましたが、それは今もですか?

未だに満足したことはありません。ずっと「0点」って言ってます。私はその時の気持ちだったり、マインドに合わせてステージに立つようにしているので、それに沿って「どれだけ自分に満足がいくか」ということを常に考えています。みんながする一般的な評価とは違うんですよね。だから、これまでの芸能活動全体でやってきたお仕事の中でも達成感があったことはありません。

――それは、もっとできるのにと思ってしまうからですか?

別に高望みはしないんですけど、何かダメだなぁって思っちゃうんです。でも、全然満足できていない気持ちって成長していくにはいいことだと思ってます。

私、目標は立てないようにしているんです。目標を決めてしまったら、その目標を達成するために必要な範囲内でしか成長しかできないと思ってしまうんです。

例えば、目標が「武道館でライブをする」だったら、それを達成してしまったら、絶対どこかで達成感を感じてしまうじゃないですか。私はそれを寂しいなって感じてしまうし、それ以上成長できないと思うから、アイドル活動でも芸能活動においても、目標を決めないようにしています。だから、例えばライブのパフォーマンスでも、絶対に自分で自分に点数を付けたくないなって思っています。

 

ファンのモチベーションであり続けたい

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork ――では、どういう面で芸能活動に対するモチベーションを維持しているんですか?

ファンの人の存在です。私、ファンのことは「アイドルとファン」という括りではなく、「対人間」として見ていたいし接したいと思っています。「アイドルとファン」っていう関係って、ちょっと夢や空想が入っていて遠い関係のように思ってしまうんです。

ファンと同じ目線に立って、ファンの人たちにとって私の存在が希望であるのなら、私もファンの人の希望でいたいと思うし、私の活動や存在をモチベーションにしてくれているなら、私もファンの人たちの存在がモチベーションでありたいとなと思っています。

――ファンとの関係性が大事だと思うようになったきっかけは?

もともとファンの存在を愛おしく感じてしまいやすいタイプなんです。例えば、ミスiDを受ける前に、読モみたいな活動をしていた時期があるんですが、その時に私のことを応援してくれている子たちに直接会いたくて原宿に行ったりしてたくらいで(笑)。でも大きいのは、がんばって働いたお金で私を応援してくれることですね。

私はバイトを3つ掛け持ちしていたことがあるから分かるんですけど、時給って1000円くらいじゃないですか。それなのに5000円のチケットを買ってくれるってすごいことだなって思うんです。

よく「チケットが○枚しか売れなかった」とか聞きますけど、「その値段合計したらいくらだと思ってるの!?」って思うし、みんながどれだけがんばって働いたお金でこのチケットを買ってくれたんだー!って思ってちゃうんですよね。そういう言葉を簡単に発している人たちを見ると、私は残念な気持ちになります。

 

バイトは嬉しいことや辛いこと、いろんなことが学べる素敵な経験

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork ――アルバイト経験があるとおっしゃっていましたが、どんなアルバイトをやっていたんですか?

ファミレスと居酒屋とベビーシッターを同時期にやってました。特に印象的だったのは居酒屋で、ちょっと特殊な挨拶の仕方を覚えました。この顔で「ラッシャイマセーー!!」って言うんですよ(笑)。地元の知り合いも来るようなお店だったからほんとに恥ずかしかったですね(笑)。

飲食店で働くと人と触れる機会もたくさんあるし、自分がバイトという立場だからこそ、我慢しなきゃいけない部分もあるじゃないですか。バイトをすると嬉しいこともあれば辛いこともあったり、いろんなことを学べるので素敵だなと思います。バイトってそうやって考えながら働くとめっちゃ楽しいですよ!

それに、お金を働いて得る難しさもよく分かりました。だって1時間働くのだってめっちゃ大変じゃないですか。私のファンは若い子が多くてバイトしてる子も多いから、一生懸命働いて稼いだお金を私の活動に使ってくれてるって思うと本当にありがたいなって思いますね。

 

求めてくれる人がいるからこそ自分もそれに応えたい

ミスiD The Idol Formerly Known As LADYBABY  金子理江 アイドル グラビア 芸能 インタビュー アイドルシゴト タウンワークコラム アルバイト バイト パート 求人 仕事 求人情報 タウンワーク townwork ――新プロジェクト「trolleattroll」が発表されましたが、こちらではどのような活動をしていく予定ですか?

私が思っているアートや音楽をどんどん作り上げていって「アートとしての金子理江の成長の記録を残していきたい」なって思っています。The Idol Formerly Known As LADYBABY(現在活動しているグループ)とはまったく違うものになっていると思います。

――なぜこんなにも新しいことに前向きに挑戦していけるのでしょうか?

芸能活動を始めた時、最初は契約期間内の活動だけで十分だと思っていました。でも、The Idol Formerly Known As LADYBABYの活動中に芸能活動を応援してくれていた父が亡くなってしまって。そのとき、この活動を中途半端に辞めてしまったら、これまで費やしていた時間が自分にとって無駄になってしまうかもしれないと思ったんです。だからそれからはThe Idol Formerly Known As LADYBABYを、今立っているステージよりも大きいステージに上げなきゃいけないと思って活動を続けています。

あと、The Idol Formerly Known As LADYBABYを居場所にしてくれている人たちがいることも大きいですね。そんな人が数人でもいるなら、私はそれを残しておかなきゃいけないと思っています。

 

■Profile
金子理江(かねこ・りえ)

1997年12月18日生まれ。東京都出身。「ミスiD 2015」において、グランプリを獲得し、芸能界入り。2015年3月、LADYBABYを結成(現在はThe Idol Formerly Known As LADYBABYに改名)。アイドルとしての活動の他、グラビアなどでも活躍中。2017年12月には新プロジェクト「trolleattroll」を始動し、さまざまなジャンルのクリエイターと共にアートを展開していくなど、多方面において活躍中。

Twitter:@bite_me__3

取材・文:永山あるみ 撮影:八木虎造

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