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2017年11月14日

恋汐りんご(バンドじゃないもん!)インタビュー「もう悔し泣きしたくないから一番を目指す」【アイドルシゴトVol.46】

恋汐りんご(バンドじゃないもん!)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】黒髪ツインテールと姫カットが特徴的な恋汐りんごさん。日々、アイドルとしての理想を追い求めて走り続ける“汐りん”が「恋汐りんごちゃん」になるまでの経緯やアイドルとしてのシゴト観、そして常日頃から感じていることなどをじっくりお伺いしました。

 

自分の中でのなりたい女の子に近づきたくて

――アイドルになったキッカケは何ですか?

しおは自分がなりたい理想の女の子にずっとなりたくて。でも最初はその気持ちを外に発信するわけではなく、お家で、1人で鏡の前で踊ってみたり、コスプレをしてお写真を撮ったり、自己満足的な自分だけの世界の中での行動でした。

街でファッションスナップの人に声をかけてもらったりしていくうちに、ファッションを始め、しおが発信する言葉やものに、「いいね」って言ってくれる人が増えていって。だんだん「自分だけのなりたい女の子」だったものが、自分だけのものじゃなくなっていったんです。

その「自分がなりたい女の子」に名前をつけたのが「恋汐りんごちゃん」。だからアイドルになった一番のキッカケは、「自分がなりたい女の子」を目指したことです。

――バンドじゃないもん!に加入して、その世界観は広がりましたか?

そうですね。やっぱり見てくれる人が増えたなっていう実感はあります。外に発信していこうと思っても、やっぱり一人の女の子の力じゃ……というところもあったりしたので。それをちゃんと手伝ってくれるスタッフさんやメンバーがいるっていうことは大きいことだなぁと思います。

――それまで自分だけでやっていたものが、さまざまな人の力なども加わることでどんどん大きくなっていったんですね。

大きくなってきました。しかもそれを「好きだよ」って言ってくれる人ができて、そんな人がどんどん増えていって。今は外へ発信することを始めたころの「恋汐りんごちゃん」じゃないんですよね。これからは、しお自身だけじゃなく、しおを好きって言ってくれるみんなも一緒に同じ夢をみれるような活動をしていきたいです。

 

もともとはファッションの仕事に就きたかった

恋汐りんご(バンドじゃないもん)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】――もともと汐りんさんは洋服にも興味があって、✟縷縷夢兎(るるむう)のデザイナーである東佳苗さんとも一緒に活動されていましたよね。

以前ハンドメイドのブランドをやってたりしました。もともとしおが東京に来たのも、ファッションの勉強をして、将来はファッションの仕事に就きたいなって思ったことがきっかけでした。

しおは、自分がいいと思う世界を作り上げて、発信していくことが好きなので、もしそのままファッションの道に進んでいたら、ブランドを立ち上げたり、自分のショップを持ったりしたかったです。

――ファッションの勉強もされていたんですか?

企画してデザインしてパターンをひいて製作するっていう、服作りの一通りのことが学べる学校に通っていました。お店のショーウィンドウの作り方とか、どう並べたら効果的かみたいな授業や、市場調査でターゲット層を分析して、どの層を狙って、どんなブランドを作るかを考える授業をもあるような学部で学んでました。

しおはトータルで完璧にコーディネートされたものがすごく好きなので、学校の授業は楽しかったです。

 

ファンの自分を肯定してくれる言葉にいつも助けられている

恋汐りんご(バンドじゃないもん)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】――気持ちの切り替えはどのようにしていますか?

切り替えかぁ…。いろいろあります。音楽を聴くとか、映画を観るとか、お笑いを観るとか。

辛いとき、どうにもならないときは、自分のことを好きでいてくれる人からの言葉を見るようにしてます。汐りん推しの“恋汐ふぁみり”からもらったお便りとか、ブログとかツイッターのコメントとかを見ます。

肯定してくれる言葉や、「好きだよ」って言ってくれる言葉を見るようにしてます。それに本当に助けられています。

 

みんなの力でソールドアウトさせた誕生日のソロコンサート

恋汐りんご(バンドじゃないもん)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】――汐りんさんは普段はふわっとしていますが、ステージに立つとキレキレなパフォーマンスをされますよね。どのような意識でステージに立たれていますか?

しおが目指す完璧なヒロインに近づきたいって気持ちでやってます。ステージ上にいるときは、「恋汐りんごちゃん」が一番精度が高い状態だと思いたいので(笑)。だから、なりたい「恋汐りんごちゃん」のパフォーマンスを出せるように一生懸命です。

こんな風に歌いたいっていう理想像もあるんですけど、日々コンディションが違うから難しいですね。でも、一定のクオリティを保ったままパフォーマンスできるようにしたいから、いつも一番精度が高い「恋汐りんごちゃん」でいられるように頑張っています。

――今までのアイドル活動の中で達成感があったことは?

しおはゆくゆくはソロでも歌いたいと思っていて、この前のお誕生日のときにソロでコンサートをしたんです。

以前“バンもん”でワンマンライブをやった会場と同じ場所だったんですけど、6人でやるのとひとりでやるのは全然違いました。でもそれは将来ソロでも活躍するために挑戦するべきものだったからがんばりました。

大変だったのは実際に会場に足を運んでくれる人の人数を増やすこと。毎日SNSなどで一生懸命告知をしたんですけどなかなかソールドアウトにならなくて、ソールドアウトになったのは当日でした。

大きな会場でソールドアウトにできたことは紛れもない努力の結果だと思うし、あとから振り返っても頑張ったなって思います。でも、頑張ったのはしおだけじゃなくて、恋汐ふぁみりのみんなも一緒。あのときはみんなに会えてよかったなって思いました。

 

お客さんに楽しんでもらうためにした様々な工夫

恋汐りんご(バンドじゃないもん)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】――これまでのアルバイト経験を教えてください。

ぐんま県出身なんですけど、ぐんま県でケーキ屋さんのバイトをしていました。ケーキを入れる箱を組み立てたり、ピッピ(レジ)もやりました。ショートケーキのいちごをのせる仕事もしてました。

――なぜケーキ屋さんを選んだんですか?

かわいいかなって思って。ふふふ(笑)。けどケーキ屋さんが初めてのバイトだったので、ちょっと怖かったです。東京に来てからは、秋葉原のアニソンDJバーでアルバイト屋さんをしてました。

――アニソンDJバーではどんなお仕事をしたんですか?

しおがしてたのはアニソンが流れるお店でお客さんに出すお酒を作ったりとか、ほぼメイドカフェ屋さんみたいなお仕事ですね。ちょっとしたご飯もあったり。その他にもアニソンDJバーのイベントとかもあって、そこでDJをやったりもしました。

――それぞれのアルバイトではどんな部分に仕事のやりがいを感じましたか?

ずっと同じ作業をするのが好きだったので、ケーキ屋さんで箱を折つづける仕事とか、いちごをのせつづける仕事とか。たくさん作ったあとは達成感がありました。

アニソンDJはお客さんとお話しすることが多かったので、自分に顧客というか、ファンがつくところにやりがいを感じていました。

――それは今のアイドルとしての仕事にもつながりますね。アニソンバー当時、自分にファンを付けるために努力や工夫をした部分はありますか?

またお店に来てもらうにはどうするかっていうのを常に考えていました。普段のしおだったら知らない人には絶対話しかけたりしないんですけど、初めて来てくれた人にも話しかけたり。

アニソンバーに来てるお客さんってことは、たぶんアニメが好きなんだなって思ったから「今期のアニメは何を見てますか?」って話を振ってみたり、こんなアニメが好きですってこちらから自己紹介してみたりすると、気になってくれるんです。

業務内容にはないことなんですけど、店内でアニソンがかかったときに盛り上げたり、自分が知ってる曲で振り付けが分かる曲だったら踊ってみるとか。それでお客さんが楽しいって思って、またお店に来てくれるっていうのはすごく嬉しかったですね。

 

どこでも一番を目指したがる負けず嫌いな性格

恋汐りんご(バンドじゃないもん)インタビュー【アイドルシゴトVol.46】――アルバイトの経験が現在のアイドル活動にも活かされていますか?

そうかもしれない。負けず嫌いの性格なのでどこでも一番を目指したがるんですよ(笑)。だから、そのアニソンDJバーでも一番になりたくて。一番人気があるとか、お店で一番キラキラしたいとか、一番たくさんの方と話すとか、一番オリジナルカクテルを作るとか、そういうことを常に思ってました。それによって自分のモチベーションにもなるので。

――負けず嫌いなのは意外でした。

負けず嫌いなんですよ。すごく。日々戦い過ぎて気持ちがキツいときもあります。あの子にも、自分にも、ぜんぶ負けたくない!

でも結構負けちゃうときもあるんですよね。そういうときは悔し泣きしちゃいます。悲しくて泣くとか、楽しくて泣くとかより、悔しくて泣くときが一番多くて。

もうそうなりたくないけど、これからもずっと一番を目指して戦い続けちゃうと思います。

 

絶対に夢みることをやめなければ夢は叶う

――最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

いろいろな職業があるなかで、しおが今やっているお仕事は「自分らしくあること」「しおが恋汐りんごちゃんであること」がお仕事につながっていると思うんですよね。だから、自分がやりたいこととか、なりたいものを信じていたらきっとそれがお仕事になるなって思っていて。

絶対に夢みることをやめないこと。諦めなければきっとどんなに遅くても絶対意味があると思うんです。しおは最近ずっとやりたいと思ってたけど、なかなかできなかった声優のお仕事をやることが現実的になってきました。それはたぶんやりたいことを信じて夢みることをやめなかったからだなと思います。むずかしいけれど自分を信じることは大事かな、と思います。

 

■Profile
恋汐りんご

6がつ16にち生まれ。ぐんま県出身。愛称は「汐りん」。担当カラーは「恋するりんごいろ」。ファンの名称は「恋汐ふぁみり」。2013年5月7日にバンドじゃないもん!に加入。くちぐせは「はわー(U ‘ᴗ’ U)」

Twitter:@sioringogo
バンドじゃないもん! HP:https://banmon.jp/

取材・文:永山あるみ 撮影:曽我美芽

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