スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2018年08月23日

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)インタビュー「これまで培った経験が今の活動の源」【アイドルシゴトVol.54】

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)
結成してまだ2年、ここまで一気に階段を駆け上ってきた26時のマスカレイド。今回は、グループの中核を担うニジマスのリーダー・江嶋綾恵梨さんにインタビュー! 人とのつながりを大切にしているという江嶋さん。今の活動にも活きているというアルバイト経験や、バレーボール一筋だった少女が一転、アイドルとしてデビューし、これまで活動を続けてこられた理由についてもお話を伺いました。

 

バレーボール一筋からアイドルの道へ

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)――幼少期はどんな少女だったんでしょうか?
バレーボール一筋でしたね。バレーボールに熱中するようになったきっかけは、小学5年生くらいの夏休みの時にテレビで観たTVアニメの『アタックNo.1』です。「こういうトルネードみたいなアタックができる人になりたい!」と思って、バレーボールを始めました。

――そこからどのようにして芸能界へ?
ずっとバレーボールに夢中で、「絶対バレーボール選手になるんだ!」って思ってたんですけど、ある時、友だちにダンスの体験に来ないかと誘われて行ってみたんです。私とは対照的に友だちがバッキバキに踊っている姿を見て、なんだか悔しくて、その悔しさがずっと残っていました。

ダンスの体験に行ったあと、その友達が舞台に立つお仕事をはじめたのをみて、芸能界に憧れを持ち始めました。でも、お母さんが、アイドルをやるために学生の時から東京に出ることは望んでいなかったので、実家から通える福岡のローカルアイドルグループのオーデションを中学2年生の時に受けたんです 。それまでバレーボール一筋で、オーディションに合格した当時は、あまり自分の身なりを気にしたことはなかったんですが、周りのお姉さんメンバーの姿を見て、もっと自分もかわいくなりたいと思うようになっていきました。

 

上京してから一気に変化したアイドル活動への意識

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)――アイドルとしての自覚が芽生え始めたのはいつ頃からですか?
私が当時所属していたグループでは、メンバー内で総選挙があったんです。半年に一回、人気投票があって、上位10人がイベント出演、前列6人がマイクを持てるといった特典があり、活動を始めて1年くらい経った時に選抜メンバーの中に入ることができました。そこからアイドル活動に対する意識も一気に変わりました。選抜に入ることによって綺麗なお姉さんメンバーと一緒にステージに立たなくちゃいけないから、このままじゃダメだと思ったんです。なので、ずっと打ち込んでいたバレーボールもそのタイミングで辞めました。

――それまで熱中していたバレーボールを辞めてまで挑戦したのは相当な覚悟ですよね。その後、アイドルとしての意識も変化しましたか?
それまではお仕事というよりは、“休みの日に好きなことができる”という感覚だったんですが、上京して一人暮らしをしながらニジマスとして活動を始めるようになってからは、このお仕事で成功したいという意識が芽生えるようになりました。

福岡にいた頃は、事務所には所属せず、フリーだった期間もあり、周りの方たちに支えてもらいながら自分自身で出演先にブッキングやギャランティーの交渉もやっていました。大変なこともあったけど、そういった経験があったからこそ、スタッフさんの気持ちや、周りにサポートしてくださる方たちがいてくれることの大切さが分かるようになったので、それは今の活動に活かされているなと感じますね。

 

リーダーという立場が自分の可能性の幅を広げてくれた

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)――江嶋さんはグループの中ではどういう立ち位置なんですか?
私はリーダーを務めてます。合格発表後、すぐにセンターは来栖(来栖りん)、リーダーは私と決まっていたんです。私がリーダーになった理由は、他のメンバーよりもアイドル歴が長かったからというのと、当時のプロデューサーの直感だったそうです。

それまでのグループでは、お姉さんメンバーについていくのが精一杯で、リーダーの経験はありませんでした。なので、どうやったらリーダーとして、他のメンバーのモチベーションを上げられるのか、その他にも、スタッフさんとメンバーの間をどうしたら上手くつなげられるようにできるだろうかと考えていました。

――リーダーとしてやらなくちゃいけないことも多いですもんね。
そうですね。それに、リーダーはインタビューの時も締めのコメントを求められたりすることが多いんです。最初の頃はそれが不安でしょうがなかったんですけど、だんだんと回数を重ねていくうちにしゃべるのも好きになっていって、やりたいと思っていたMCのお仕事もいただけるようになりました。リーダーというポジションを与えてもらえたことによって、自分の中で可能性の幅が広がったなと思います。

――その経験は、自信にもなりますよね。 そんな江嶋さんでも、今でも壁にぶつかることはありますか?
最近はあまりそういうこともなくなってきたんですけど、最初の頃は、自分だけ他のメンバーよりもアイドルとしての経験値が大きかったので、活動に対する考え方で少しズレがあったりしました。そこをどう上手く伝えて、よりいい道へ導いてあげられるのかなと、とても悩んでいた時期はありましたね。今はメンバー同士で何でも言い合えちゃう関係だし、全然気を遣わずにいろいろ気軽に提案できるようになってきました。

――そういう関係性って素敵ですよね。どうしても上手くいかない時や、辛い時はどのように乗り越えてますか?
これは抜け出せないぞって思った時は、自己啓発本を読みます。あとは、趣味に逃げますね。とにかく好きなことだけを考える日を作ります。そういう日は何も考えず、携帯も見ない。本当に落ち込んだ時はそういう環境を作ります。気分が落ちたとしても、結局は上がっていくしかないですからね。

 

礼儀作法やコミュニケーション能力はアルバイトで培った

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)――ところで、江嶋さんは アルバイト経験はありますか?
初めてやったバイトは某ファストフード で、レッスン場に近いからとか、鶏肉が食べたいなとか、そういった軽い気持ちで始めたバイトでした。次に、明太子専門店でバイトを始めて、これは1年半くらい続けたのですが、そこでの経験はとても濃かったですね。

お客さまに対するおもてなしや礼儀がとても厳しいお店で、社会勉強をすることができました。お会計の時にお客さまごとにオリジナルのメッセージカードをお渡しする決まりがあったのですが、接客した際の些細な会話とかを思い出しながらメッセージカードを書いたりしていたので、そこでコミュニケーション能力を培うことができました。元々、人見知りはしない方ですけど、今みたいに人に対して積極的に話せるようになったのは、その時のバイト経験がとても大きかったからだと思います。

――今のお仕事は人との出会いも多いですよね。
私はいろいろな人と話すのが好きなんです。人とのつながりとか、そういう部分がすごく自分にとっては楽しいんですよね。今までお仕事を一緒にしてきた方ともう一回お仕事してみたいという気持ちも結構モチベーションになっていますね。

福岡時代のダンスの先生や歌の先生たちも私のことを応援してくださっているので、いろんな方から「早く福岡でライブやってよ」と言われてきたんですが、今回のツアーで初めて地元の福岡でライブできることになったんです。そういうことがあると嬉しくてまた頑張ろうと思いますね。

――最後に、やりたいことがあるけど今一歩踏み出せない、という若い人たちに向けてメッセージをお願いします。
好きなことや夢について一緒に語れるような仲間がいれば、背中を押してくれるし、自分のやりたいことを声に出すことによって叶うことも多いと思っています。私は周りの人にやりたいと思うことを話してきたので、ここまで周りの方たちが私を押し上げてくれたと感じていて。それだけに頼ることはダメなんですけど、普段からいろいろな人とコミュニケーションを取ることを心がけていれば、そこからつながることも多いのではないのかなって思います。やりたいことがある人は、自分で発信したり、一緒に語れるような仲間を作ることがオススメです!

江嶋綾恵梨さん写真(26時のマスカレイド)

■Profile
江嶋綾恵梨
(えじま・あえり)

1996年5月4日生まれ。福岡県出身。
2011年からアイドル活動をスタートし、2016年からは26時のマスカレイドのメンバーとして活動。趣味は「団子屋巡り」と「自己啓発本を読むこと」。姉後肌で、みんなからは「お母さん」と呼ばれることも。

Twitter: @nijimasu_aeri
26時のマスカレイドHP:https://26masquerade.com/

取材・文:永山あるみ 撮影:八木虎造

早速バイトを探してみよう