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2021年12月11日

エッセンシャルワーカーとは?主な職種、待遇への取り組みを解説

エッセンシャルワーカー タウンワークマガジン townworkエッセンシャルワーカーという言葉を知っていますか? エッセンシャルワーカーとは、日常生活を送る上で必要不可欠な仕事をしている人のことをいいます。ここでは、エッセンシャルワーカーの具体的な職種や待遇などを解説します。

エッセンシャルワーカーとは

エッセンシャルワーカーとは、我々の日常生活を維持するために不可欠な職業のことを言います。
例えば、医療、介護福祉、保育、教育、自治体・公共交通機関などの公共サービス、ガス・水道・電気・通信など生活インフラ、物流、生活用品を扱うスーパーやドラッグストア、コンビニなどの小売業などが挙げられます。

「必要不可欠」「きわめて重要な」という意味をもつエッセンシャルと「労働者」のワーカーを組み合わせた言葉であり、この呼び名が表す通り、景気などに左右されることなく、どんな状況であっても社会インフラ上で必要不可欠であり、今後もなくなることのない職業です。

 

エッセンシャルワーカーの主な職種

日本ではエッセンシャルワーカーのことを明確に定義はしていませんが、政府は「緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業者」として主に以下のような職種を定めています。

<医療>
医師、看護師、薬剤師のほか、医療機器メーカーの輸入・製造、患者の治療に必要な物資の製造やサービスに関わる職種

<介護・福祉>
ホームヘルパー、介護福祉士など介護関連職、保育士、学童保育職員など、高齢者や障害者、園児・児童に必要な物資の製造やサービスに関わる職種

<教育>
教員、幼稚園教諭、学習塾講師など、小・中・高・大学、幼稚園、学習塾などで働く職種

<生活インフラ>
配管工、電気技師など電力、ガス、水道、通信に関わる職種、ゴミ収集員、ガソリンスタンドスタッフ、公共工事職員など

<運輸(交通)・物流>
公共交通機関の職員、トラック運転手、荷物の運送スタッフ、郵便物配送員など

<小売・販売>
スーパー、ドラッグストア、コンビニ、ホームセンターなど生活必需品を扱う店舗スタッフ、生活必需品の輸入や製造、加工などに関わる職種

<金融>
銀行員、信用金庫職員、保険会社職員、クレジットカード会社職員など

<1次産業>
農業・林業・漁業に関わる職種、飲食料品の輸入や製造、加工、流通などに関わる職種

<冠婚葬祭>
葬式・火葬場職員、ブライダルに関わる職種

<メディア・マスコミ>
テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなど情報発信に関わる職種

<メンテナンス・セキュリティ>
ビルメンテナンススタッフ、セキュリティに関わる職種

<公務員>
市区町村役所職員、警察官、消防士など国家の安全や維持に関わる職種

<サービス>
ホテルや旅館などの宿泊施設、銭湯、コインランドリーや動物病院スタッフなど

参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
P58、59「緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業者」

 

エッセンシャルワーカーの待遇支援への取り組み

社会全体でリモートワークが進む中、エッセンシャルワーカーは私たちの生活を支え、維持するために、リスクを抱えながら現場で働き続けています。そんなエッセンシャルワーカーに感謝や支援をしようという動きが社会全体に広がっており、政府のほか企業でも以下のような取り組みが始まっています。

・厚生労働省
令和2年6月の発表により、新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者や介護施設職員に対し、慰労金として最大20万円の給付を実施。

・近畿や首都圏を中心に展開するスーパー
来客数が増加して、従業員の業務負担が大きくなっていることを受けて、正社員、パート、アルバイトすべての職種を対象に「緊急特別感謝金」を支給。

・全国展開するドラッグストア
パート・アルバイトを含む全従業員に特別手当を支給。同時に本部の社員を店舗に派遣して、現場の従業員が休息できるようサポート。

・家電量販店を展開する企業
テレワークが加速する中、通信機器や空気清浄機などの家電のニーズが高まり、授業員が販売、配送、設置工事、修理などの業務をこなさなければならないことを考え、グループ全従業員と派遣スタッフに特別感謝金を支給。

どんな状況下であっても現場に出て働き、私たちの生活を支えてくれるエッセンシャルワーカーには感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。これらの仕事に興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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