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2018年03月13日

調理師になるには?国家資格を取得して働くための2つの方法

調理師 料理 働き方 勤務 やりがい 魅力 バイト タウンワーク

「寿司職人になりたい」「ホテルの料理長になりたい」「学校や病院で食事作りをしたい」など、調理に関わる仕事にはいろいろな選択肢があります。「調理師」の資格は調理の仕事をする上で必須ではありませんが、取得しておけば就職や転職の際に仕事選びの幅を広げてくれるでしょう。
この記事では、調理師を目指す人のために、調理師の仕事内容や給料・時給、調理師になる方法、適性ややりがいについてご紹介します。
 
【目次】
1. 調理師の仕事内容と給料・時給
2. 調理師になるには
3. 調理師に向いている人、適性
4. 調理師の魅力、やりがい
5. 料理人としての可能性を広げる調理師の資格

調理師の仕事内容と給料・時給

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まず、調理師の仕事内容や給料・時給の目安を詳しくご説明します。料理の世界で働きたい人は参考にしてください。

勤務先と仕事内容

調理師免許は国家資格で、資格を取得した人のみが「調理師」と名乗ることができます。資格がなくても料理の仕事に就くことはできますが、調理師免許取得者を歓迎している求人に応募する場合は不利になる可能性があります。
また、実務経験が浅い場合でも、資格を持っていることで、料理や食品衛生に関する知識があるというアピールになります。

調理師が働く職場は、洋食・和食・中華などのレストランや飲食店、ホテル・学校給食・病院の調理場などさまざまです。

個人経営の飲食店
個人経営のレストランなど小規模の店で働く場合は、初めは見習いとして皿洗いや掃除、食材の下処理や従業員のまかない作りなどの下積みを行ったり、調理場から出て接客を担当したりします。少しずつ仕事を任されるようになると、調理だけでなく、食材の仕入れや経営面についても幅広く経験するようになります。独立開業を目指す人には参考になる知識が得られるでしょう。

大規模飲食店
ホテルやレストランチェーンなど比較的規模の大きな飲食店で働く場合も、食材の仕込みや調理、片づけといった仕事内容はほぼ同じです。個人店に比べると労働時間や給料、社会保険などの勤務条件が明確に提示されていることが多く、安定して働きたい人に向いています。ホテルのメインダイニングや宴会調理など大きな調理場では、仕事が部門ごとに細かく分かれています。そのため、特定の分野の技術や知識を集中的に身に付けたいという人におすすめです。

給食調理場
学校や保育園・幼稚園、給食センターなどでの給食調理の場合は、食事を提供する時間と献立があらかじめ決まっているため、食材の下処理係、煮炊き係というように仕事を分担して一斉に調理を行います。仕込み・調理・片づけの流れは他の職場と同様ですが、作業の中に水道水の品質検査や食材のサンプル採取などの品質管理も含まれます。
お昼に給食を提供すれば、片づけや翌日の準備をして勤務を終えることができるため、ディナーやカフェ営業のある飲食店と比べると勤務時間が短い点をメリットと考える人もいるでしょう。育児や家事と両立したいと考えている人は働きやすいと言えます。

病院・福祉施設
病院や老人ホームなどの福祉施設で食事を作る場合は、シフト制で朝食・昼食・夕食の三食を調理し、利用者に提供します。病状や要介護度の段階により、被介護者の献立や盛り付けが異なることもあるので、栄養士や看護師と連携しながらスムーズに食事を提供する必要があります。
福祉施設の数が増加していることに伴い、医療・福祉の分野における調理師の存在はこれからさらに求められることでしょう。飲食店で働く調理師とは少し異なる関わり方ですが、「食」を支える仕事ならではのやりがいは共通しています。

給料・時給

厚生労働省が発表した「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、調理師の給料は次の通りです。

調理師の平均年収(43.1歳、勤続年数8.3年)
月収25万1500円
賞与34万3000円

年収336万1000円
※年収は月収×12カ月+賞与で計算。

調理師見習いの平均年収(43.0歳、勤続年数5.9年)
月収19万9400円
賞与12万3600円

年収251万6400円
※年収は月収×12カ月+賞与で計算。

【引用】
「平成28年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
アルバイト・パートの時給
株式会社リクルートジョブズが発表した三大都市圏(首都圏・東海・関西)における「アルバイト・パート募集時平均時給調査」(2018年1月度)によると、調理師の時給は978円です。三大都市圏全体の平均が1.019円なので、若干低めです。
【引用】
「2018年1月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」(株式会社リクルートジョブズ)
http://www.recruitjobs.co.jp/press/docs/201802151300.pdf

調理師になるには

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調理師の資格を取得するためには、2つの方法があります。調理師免許試験の概要と合わせて取得方法を解説します。

調理師養成機関を卒業する

1つ目の方法は、厚生労働大臣の指定を受けた調理師養成施設を卒業することです。1年制または2年制の専門学校、短期大学、4年制大学、高等学校、職業能力開発短期大学校のうちいずれかの調理師養成施設で学び、卒業すると調理師試験を受験せずに調理師免許を取得できます。調理師養成施設は全国にあり、夜間のクラスを設けている学校もあるので、働きながら通うことも可能です。

実務経験を2年以上積んでから調理師試験に合格する

2つ目は、学校には行かずに、飲食店や給食センターなどで2年以上の実務経験を積み、調理師試験を受験して免許を取得する方法です。受験の際には、勤務先の店長や責任者の印鑑を押した「実務経験証明書」(調理業務従事証明書)が必要となります。
実務経験は正社員だけでなくアルバイトやパートでも認められますが、その場合は「週4日以上かつ1日6時間以上」勤務していることが条件となります。学生時代のバイトの勤務時間が規定の条件以上であれば、証明書をもらって受験できます。

調理師免許試験の概要

調理師試験は各都道府県で実施されています。公衆衛生学、食品学、栄養学、調理理論、食品衛生学、食文化概論の6科目から4肢択一のマークシートで出題され、問題数は60問以上です。合格率は6割程度と、難易度はそれほど高くはありません。試験の時期や試験会場、問題数や内容は都道府県ごとに異なります。

調理師に向いている人、適性

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「料理が好きなので、将来調理師になりたい」と考えている人もいるでしょう。実際に調理師養成施設に通ったり飲食店で働き始めたりする前に、自分は調理師に向いているかどうか、適性をチェックしてみてください。。

味覚の確かな人

美味しい料理を作るためには、食べ物の味や香りの微妙な違いを見分けられるかどうかが重要です。食材の良し悪しや火加減の具合など、小さな違いに思えることが仕上がりに影響を与えます。
味覚には幼い頃の食環境が大きく関わっているとされます。その一方で、大人になってからでも味覚を育てることは十分可能とも言われます。例えば、季節ごとに変わる食材の味の見分け方や、さまざまな調味料の香りと味の違いを学びながら料理の知識を身に付けていけば、味覚は次第に磨かれていくでしょう。
調理師としての経験を積む過程で、自然といろいろな食材や料理に出合うことになりますが、自分なりの味覚を常に磨き続けることが大切です。

研究熱心な人

料理の世界は奥深く、いくら研究してもし尽くせない魅力にあふれています。例えば、レストラン・居酒屋・給食センターといった環境によって、食材も違えば客層も異なります。下処理や調理法、提供の仕方によっても、出来上がる料理は全く違ったものになるでしょう。
料理が好きで、食べる人に喜んでもらいたいというだけでなく、常に高みを目指して努力を続けられる研究熱心な人が料理人に向いていると言えます。

創造力のある人

調理師は、レシピ通りに作ったり、バラツキのない均一な仕上がりに整えたりすることを求められることがあります。一方で、新たなメニューを考えたり、急な食材変更でメニューを作り直したりしなければならないこともあります。そうしたときに柔軟な発想で、これまでにない新しい料理を生み出せる創造力のある人は大いに活躍できます。
料理の歴史を振り返ってみると、肉じゃがや高野豆腐、ポテトチップスのように、もともとは失敗から生まれた料理もあります。うまくいかなかったときでも、創造力を働かせて成功へ導こうとする姿勢が大切です。

調理師の魅力、やりがい

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調理師ならではの魅力ややりがいについてお伝えします。料理に興味があり、料理人として身を立てることを検討している人は、あらかじめ頭に入れておきましょう。

自分が作った料理をお客様が食べて喜んでもらえる

調理師になりたいと考えるきっかけは人それぞれですが、自分が作った料理で誰かを笑顔にできるということが調理師の仕事を続けられる原動力になっている人は多いでしょう。
毎日の給食であっても、年に一度の記念日ディナーでも、美味しいものを食べたときの喜びは格別です。誰かの記憶に残る料理を自分が作れるということは、調理師にとっての大きなやりがいです。

手に職がつき、独立することもできる

専門職の強みは、手に職がつくことです。一人前になるまでは大変なことも多いですが、努力次第で見習いから料理人、料理長や店長、独立して自分の店を持つなど、ステップアップしていくことが可能です。人が生きていくために食は欠かせないので、手に職をしっかりとつけておけば働き口には困りません。

海外への進出も可能

和食は2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されましたが、海外の一部の国では和食の人気が続いています。寿司や天ぷらといった従来のメニューだけでなく、近年はとんこつラーメンに魅了される人が増えています。
日本でしっかりと基礎を学んだ調理師は重宝されやすく、海外でビジネスチャンスをつかめる可能性は十分にあると言えるでしょう。美味しいものが好きなのは、万国共通。調理師が身に付けたスキルや知識は、世界に通用する「共通言語」となり得ます。

料理人としての可能性を広げる調理師の資格

仕事をするのに必須ではないとはいえ、調理師の資格を持っていると就ける仕事の幅が広がったり、専門的な食の知識が深まったりすることを実感できるでしょう。受験資格も門戸が広く設定されているので、すでに料理の世界に入っている人でも、仕事をしながら後から取得できる点も魅力です。
調理師の仕事に慣れないうちは、日々の仕事をつらいと感じることがあるかもしれません。しかし、経験を積み、知識や技術が身に付いてくれば、次第に大変さがやりがいに変わっていくことでしょう。料理を通じて相手を喜ばせることができたときの達成感は、調理師としての自信にもつながります。調理師を目指している人は、ステップアップの足がかりとするためにも、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。