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2024年02月05日

美術館バイト|資格がなくても働ける!仕事内容と面接の志望動機、服装マナーまで解説

美術館 面接 タウンワークマガジン townwork美術館スタッフとして、絵画などの展示物を扱うには学芸員資格が必要となりますが、資格がなくても、大学生でもアルバイトで働ける職種もあります。今回はアルバイト募集のある職種やバイト面接での志望動機やその他質問の答え方、面接の服装について解説します。

美術館バイトスタッフの仕事内容

美術館のアルバイトには、学芸員でなくてもできる仕事があります。絵画や彫刻などのアート作品の展示エリアでの仕事と、受付やミュージアムショップ、併設のレストランなどでの仕事があります。大きい美術館は職種別に募集される傾向にありますが、規模の小さい美術館は、複数の仕事を兼ねることもあります。

展示エリアでの監視や案内・誘導

作品に触れるには学芸員の資格が必要ですが、資格がなくとも、アートに最も近いところで働けるのが、絵画や彫刻などの作品保護のための監視、観覧者の案内・誘導スタッフです。作品について解説することは少なく、展示エリアでお客様への案内や混雑時の誘導や、大声でおしゃべりする人や走りまわってしまう子ども、飲食や撮影しようとしている人への注意などがメイン業務となります。外国人観光客なども訪れるので、英語・中国語などの外国語能力が活かせることでしょう。

フロントでの案内・チケット販売

美術館の入り口付近でチケット販売や手荷物検査、音声ガイドの貸し出しなど行います。近年、展示室内機器(VR)などを用意していることが多く、アルバイトが説明や案内を行うこともあります。展示エリアと同様、英語や中国語などの外国語の会話能力があると重宝されやすく、展示物やトイレ、カフェスペースなどの場所や、どこで飲食が可能かなどを受け答えする必要があります。

ミュージアムショップでのグッズ販売

美術館内にあるミュージアムショップで、図録や画集、文房具やお土産などを販売するスタッフです。仕事内容は接客をはじめ、レジ打ち、商品の陳列、品出しなどがメインです。場合によっては在庫管理や検品などを任されることもあります。

美術館内飲食店のホール・キッチン

美術館に併設されたカフェのホールやキッチンスタッフです。展示作品と合わせた特別メニューを提供する場合もあるなど、美術館の雰囲気を味わうことができます。店舗によっては美術館の営業時間と異なることもあるので、営業時間とシフトなどは募集時に確認しておくとよいでしょう。

美術館内の清掃

美術館内の展示室や出入り口、トイレなどの清掃を行います。清掃スタッフは美術館が委託している清掃会社から派遣されることが多いので、清掃会社での募集に応募します。勤務時間は開館前の早朝、閉館後の夜間などになることもあるので、業務時間は確認するとよいでしょう。

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美術館バイトの評判・口コミ

実際に美術館のアルバイト経験者にアンケートで聞いた体験談から、良かったことや勉強になったこと、きつかったことなどを紹介します。

良かったこと・勉強になったこと

・作品を鑑賞者たちの心に残るように、そして作者の想いのままに配置する空間デザインを学ぶことができた。展示される絵画や彫刻にまつわる美術的教養も身につけることができた(設営/大学2年生/女性)

・監視業務が主なので他にやってる飲食店のバイトに比べて、お客さんと積極的にコミュニケーションを取らなくていいところが精神的に楽だった(監視/大学3年生/女性)

きつかったこと

・専門的なことを聞かれた時に答えられるように、勉強しなければいけなかったこと。作品の搬入・撤去は力仕事だったこと(受付/大学4年生/女性)

・立ちっぱなしなのできついと感じたり、工作の時に怪我をしたりすることがある。自分の知識不足でお客さんにうまく説明ができない時は気まずかった(監視・ワークショップ補助/大学4年生/女性)

美術館バイトの働き方

求人の探し方

美術館のアルバイトは、美術館が直接募集・採用を行うケースと、人材派遣会社や清掃専門の委託会社、レストランの運営会社を介して募集するケースとがあります。
派遣会社経由で募集する場合でも、派遣スタッフの登録後に、美術館と顔合わせの面談を行い、仕事内容の事前説明を受けた上で働く流れが一般的です。

短期もある?美術館バイトの募集

美術館のバイト募集は、1年以上の中長期アルバイトの他、企画展など期間限定のイベントでの数カ月間の短期募集もあります。また、美術館の特性として、勤務時間は朝~夕方・夜までと長くなることが多いようです。来場者が集中する土日祝、お盆期間や大型連休などは、シフトに入ることが求められ、勤務条件が週3日以上とする募集が多いです。

美術館バイト面接の志望動機やその他聞かれる質問

志望動機の答え方(例文)

美術館バイトの志望動機は、特に、作品に関する質問を受けることがある受付や館内の案内・監視、ミュージアムショップでの販売を希望する場合は、その美術館や企画、アートへの興味・関心を伝えると良いでしょう。

<回答例>
「〇〇美術館(応募先)の落ちついた雰囲気、スタッフの対応が好きで、訪れるたびに自分もいつかここで働きたいと思っていました。今回は期間限定ではありますが、スタッフとして携わり、来場者の良い思い出をつくるお手伝いをしたく、応募いたしました」
「アートが好きで休日を利用し、各地の美術館を訪れています。以前〇〇や〇〇の企画展で来館し、展示内容とスタッフのホスピタリティに感動し、自分もバイトとして来場者がアートにふれるお手伝いができればと思い、志望しました」

シフトについて

美術館のアルバイトスタッフの募集シフトは1日あたり7~8時間勤務など時間が長い場合がほとんどです。募集によって週末のみ、週3日以上など条件が異なります。ただ、土日祝日などの休日に来館者が集中するので、こうした繁忙期にシフトに入れることを応募条件とする募集も多いようです。

<回答例>
「シフトですが、平日1日と土日の2日、合計週3日、入りたいと思います」
「勤務希望日は土日祝です。平日は学業があるため、休日に朝からしっかりと働きたいと思います」

その他、美術館バイト面接で聞かれる質問

美術館のバイト面接では、その他、美術館や絵画への興味をあえて聞かれたり、接客の経験などを聞かれることもありますので、答えられるように準備しておくことがおすすめです。

(質問)「この美術館に来たことは?印象は?」
(回答例)「以前、友人とともに訪れたことがあります。館内がきれいで、さまざまな年代の人がアートにふれている様子が印象に残っています」
(質問)「好きな画家や作家は?」
(回答例)「フェルメールです。独特の陰影のある作品がとても好きで、企画展も観に行きました」
(質問)「これまでのバイト経験は?」
(回答例)「コンビニでの接客、イベントでの受付の経験があり、基本的な接客はできると思います」
(質問)「長所と短所は?」「自己PRをしてください」
(回答例)「私の長所は、周囲の人の話を聞きながら、課題を解決する最善案をまとめていく能力です。大学で写真部に所属し、実行委員として美術展の開催にあたったのですが、部員1人1人が意見を言える機会を設け、全員で、来場者にとって有意義な企画展になるための議論を重ね、最終的に企画展を成功させることができました。この経験はアルバイトにも活かせると思っています」

美術館バイト面接の服装

美術館バイトの面接は、清潔感や信頼感を与えられるような服装で行きましょう。派遣会社の登録会であっても同様です。上はシャツやジャケットなど襟付きのものに、きれいめのパンツやスカートと革靴を合わせましょう。色味は白やグレー、ベージュ、ネイビーや黒、柄のない無地のものか、柄があっても控えめなものがおすすめです。迷う場合は、実際に美術館で働く人の服装を参考にしてみるとよいでしょう。

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アンケート出典:2023年1月 大学生アルバイト調査/N=1547/株式会社マクロミル

初回公開:2021年06月25日、更新履歴:2024年2月1日、2024年2月5日

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