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2021年01月28日

俳優・定本楓馬さんインタビュー 「すべては未来の自分のため。今はやれることを全力でやるだけです」

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork透明感あふれる中性的なビジュアルを武器に、映像をはじめ、2.5次元作品で活躍する定本楓馬さん。2021年最初の出演は名作「ダルタニアン物語」をモチーフに、奪われた本の片割れをめぐる冒険ダークファンタジー舞台「GHOST WRITER」。稽古の手ごたえや本番への意気込み、そして、仕事観をインタビューしました。

 

お調子者のポルトスの芝居に、悪戦苦闘しています

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――この作品はオリジナルの書き下ろしですが、台本を読んだ感想から聞かせてください。

ファーストインプレッションは「ムズッ」ということでした。でも、何度も読み重ねていくと、どこかとどこかがつながっていたり、謎が隠されていたりなど伏線がたくさん張り巡らされていて、それがつながった瞬間がものすごく気持ちいい。誰もが脇役にならず、それぞれの物語が描かれているので、どのキャラクターも魅力的に映るのではないでしょうか。

――稽古の手ごたえはいかがですか?

まず先輩方のお芝居が素晴らしいです。この「GHOST WRITER」は他の作品よりも稽古期間が短かくて、僕自身はお芝居のことで悩んでしまったんですけど、本読みの段階から先輩たちのお芝居には笑いが起き、そして、最初の立ち稽古からバシッと正解を出していて、さすがだなと感心しました。

――悩んでいたのは具体的にどんな部分でしょう?

ポルトスは三銃士の中でもかなりお調子者で、単細胞みたいな役柄なんです(笑)。それゆえにみんなで話していてもズレる時があって、そのズラし方が絶妙なんですよ。1回や2回じゃ決まらなくて今、悪戦苦闘しています。

――シリアスなストーリーの中で、コメディ部分を担うのは責任重大ですね。そんなポルトスとの共通点はありますか?

プラス思考で、興味をもったことを「やりたい!」と意思表示できる部分は似ているかなと思います。ただ、ポルトスが即行動へと移せるのに対し、僕は「これをやるためにはどうすればいいんだろう?」と深く考え過ぎちゃうところがあります。

 

三銃士が力を合わせて闘う場面にドキドキしてほしい

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――本作は「その本さえあれば、世界は変わる」というキャッチコピーですが、過去に影響を受けた本などはありますか?

小学生の時に初めて読んだ小説が山田悠介さんの「リアル鬼ごっこ」で、それをきっかけに読書をするようになりました。

――今回の舞台を通して、本の魅力を再認識したこともあったのではないですか?

この「GHOST WRITER」の元にもなっている「ダルタニアン物語」を書いたアレクサンドル・デュマ・ペールはもちろん、シェイクスピアが書いた作品が、数百年経った今でも愛され、語り継がれているって本当にすごいことだと思うんですよね。当時と今では使っている言葉に違いがあるのかもしれませんが、人間の本質的なことは意外と変わっていなくて。そんな歴史を感じると、面白いなと思います。

――本番がますます楽しみです。特に注目してほしいのはどんな部分でしょうか?

まず、ストーリーがとても面白いので、最後まで気を抜かず観ていただきたいです。いい意味での裏切りが連続で起こりますし、そこはビックリしていただきたいところですね。ダルタニアン役の猪野広樹さんの殺陣がとてもカッコよく、さらに、僕たち三銃士が力を合わせて闘う場面もあるので、観ている方はドキドキ心が躍るのではないでしょうか。楽しみにしていてください。

 

将来について考えた時、真っ先に頭に浮かんだのは俳優という職業だった

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ここからは仕事観について聞かせてください。どういう経緯で俳優を目指すようになったんですか?

中学、高校時代にドラマや映画を見て感動して、俳優という職業に興味をもったことがきっかけです。そして、芸術系専門学校の俳優コースへ体験入学をしたうえで進学し、この道を目指すことを決めました。

――この世界に入ると決めた時、戸惑いはありませんでしたか?

高校生の頃「俳優になりたい」と担任の先生に打ち明けたところ、「芸能界なんて一握りの人間しか活躍できない」と当然のごとく反対されて、不安にはなりました。だけど、「僕が本当にやりたいことって何なんだろう?」と将来について考えた時に、真っ先に頭に浮かんだのは俳優で、そこで決心がついたんです。あとはもう、「なるようになれ」と思って飛び込みました。

――デビューから約5年経ちますが、仕事をしていて楽しいのはどんな時でしょう?

悩んでる時、ですかね。

――悩んでる時ですか!?

僕たちは演じる役柄によって、毎回新しいことへのチャレンジで、それには今まで知らなかったことを学ばなければいけないので悩むことも多いのですが、これを乗り越えたら、また一つ成長できたという達成感を得ることができる。悩んではいるけれど、次はどこのステージへと行けるんだろうというワクワクも同時に感じるんです。

――悩んだぶんだけ、達成感も大きいんでしょうね。逆に大変なのは?

楽しいことと共通する部分でもあるんですけど、例えば卓球選手の役を演じる時に、ただ「卓球をやっている人です」というふうに見えてしまってはダメなわけで。普段から真剣にそのことへと取り組んでいる人に見えなければいけないので、見る側を錯覚させる努力を心がけています。

 

自分にはない考え方を得ることで、人間力が上がったような気になります

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――どんなところに俳優の醍醐味を感じますか?

素の自分にはない考え方や生き方を、役柄を通して教えてもらえるので、勝手に人間力が上がったような気になれます。まぁ、自己満足でしかないんですけどね(苦笑)。他には、自分が出演した作品を観てくださった方から「新しい一歩を踏み出す勇気が出ました」ということなどを聞いた瞬間は、やってよかったと思います。

――そんな中で、仕事において大事にしていることや譲れないことは?

後々、後悔が残らないように全力でやることです。譲れないことはありません。そこで意固地になってしまったら、優秀な人やデキる人を見た時に相手を認められなくなっちゃう気がするので、常にマインドをオープンにして、相手のいいところを盗んでやろうという気持ちで向き合っています。

――それは誰かの影響ですか?

専門学校の先輩から言われたことですね。「他人と比べたところで、お前はその人にはなれないんだから、自分にできることをやればいい」と言われた時、確かにそうだよなぁと思ったんです。デキる人がいたら、その人を尊敬し、そして、いつか僕も追いつけるように努力する。それだけです。

 

今を全力で生き抜いて、後悔しない人生を送ってほしい

定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――定本さんの座右の銘は「人の意見を否定しない」ということだそうですが……。

これはまさに先ほどの発言につながりますね。役者は作品に登場する人の人生を演じることが仕事で、常に“自分じゃない誰か”にならなければいけない。ということは、実在の人物だろうが架空の人物だろうが、自分とは違う思考をもつ人を否定してしまったら、フレキシブルに対応できないと思うんです。なので、僕自身と違う意見をもつ人がいたとしても、一旦はその考えを飲み込んで、咀嚼するようにしているんです。

――他人を認め、受け入れるのはとても大切なことだと思います。今、定本さんの原動力になっているものは何ですか?

「すべては未来の自分のため」ということが原動力です。与えられた仕事に誠実に向き合っていれば、絶対に道は拓けると思うので、今、やれることを全力でやるだけですね。あとは、美味しいお肉を食べることですね。昨年から自宅で過ごす時間が増えたので、唐揚げなどの肉料理を自分でつくるようになったんですよ。仕事して帰宅して、肉汁たっぷりのお肉を食べることが生きがいになってます(笑)。

――素敵な生きがいです(笑)。最後に、夢や目標を叶えるために奮闘している若い世代へアドバイスやメッセージをお願いします。

偉そうなことは言えませんが、大事なのは今この瞬間なので、「今を全力で生き抜いてください」ということですね。今を一生懸命生きる。人生は一度っきりなので楽しんでほしいです。もしかしたら、夢見ている職業のことで親から反対にあうかもしれない。そんな時は「自分が最もやりたいことは何なのか?」ということを考えて、後悔しない人生を送ってほしいです。僕も頑張ります。

 

■Profile
定本楓馬
(さだもと・ふうま)
1995年11月23日、北海道出身。2016年、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンでデビュー。翌年、オスカープロモーション所属俳優で結成された「男劇団 青山表参道X」のメンバーに。主な出演作は舞台「ひらがな男子」、ミラクル☆ステージ「サンリオ男子」、ライブ・スペクタクル「『NARUTO-ナルト―』~暁の調べ~」、ミュージカル「刀剣乱舞~幕末天狼伝~」、「映画 刀剣乱舞-継承-」など。現在、テレビ東京系で放送中の水ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘3」、日本テレビ系「FAKE MOTION―たったひとつの願い―」に出演中。

◆OFFICIAL SITE:https://oscar-aox.jp/profile/?id=9
◆OFFICIAL Twitter:@Fuma_Sadamoto
◆OFICIAL Instagram:@fuma_sadamoto

■作品情報
定本楓馬 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
DisGOONie Vol.9 舞台「GHOST WRITER」
1月29日(金)~2月7日(日)EX THEATRE ROPPONGI

暗い石階段を降り続け、地下深くに歩みを進める若き銃士・ダルタニアン(猪野広樹)。扉を開けると、そこには約束の相手である、作家のオーギュスト・マケ(一内侑)がいた。マケは作家とはいっても名ばかりで、著名な作家の代筆で日銭を稼いでいる。ダルタニアンにとってマケは昔なじみの親友。幼き頃に命を助けてもらった過去があり、そんなマケの頼みは、「命に代えて」も守ると決めている。そして、マケからの頼みは一つ。「奪われたこの本の片割れを、取り返してほしい」ということだった。

公式HP:https://disgoonie.jp/stage/vol9/
公式Twitter:@disgoonie

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

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