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2022年11月23日

蟹沢萌子(≠ME)インタビュー「自分の夢を叶えることとメンバー全員が幸せになることが2本の柱です」

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork指原莉乃さんプロデュースで結成してから3年半、全国ツアーで各会場を沸かせている≠ME。リーダーを務めているのが蟹沢萌子さんです。5thシングルで冬のラブソング「はにかみショート」をリリース。個人で声優デビューもした一方で、「メンバー全員を幸せにしたい」と熱く語ってくれました。

 

高校は部活ひと筋で大学1年の間にアイドルになろうと

――アルバイトをしたことはありますか?

大学時代にイベントスタッフのお仕事を何回かやりました。パンのイベントの受付をしたり、アイドルさんの日本武道館公演の物販をしたり。自分もアイドルを目指していて、全身推しメンさんグッズでいらっしゃるファンの方の熱量を感じて。ステージに立てる人になりたいと改めて思いました。

――アイドルのオーディションを受け始めたのも、大学生になってからでしたっけ?

そうです。高校時代はチアリーディング部の部長をやっていて、部活ひと筋。大学生になったら夢にチャレンジしようと考えていました。もともと女優さんに憧れていて、アイドルは見るだけの存在だったのが、高校生の頃、欅坂46さんに出会ったのが大きくて。曲を演じるように表現する形もあるんだと知って、自分もやりたいなと。

でも、大学1年の間に決まらなかったら、諦めるつもりでした。受けたいと思ったオーディションに応募してきましたけど、不合格だったり学業と重なったりで、=LOVEさんの姉妹グループは最後のチャンスだと思っていました。

 

「アイドルだから」でなく「私だったら」でいいと気づけました

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――=LOVEの活動は見ていたんですか?

高校生のとき、指原さんプロデュースのグループに応募しなかったのを、ずっと後悔していたんです。イコラブさんができて楽曲もずっとチェックしていて、姉妹グループのオーディションは絶対受けるしかないと力が入りました。

――手応えもありました?

当時の日記に「やれるだけのことをやって、受かっても落ちても運命」と書いてありました。最終審査まで進めて、指原さんとお会いできる機会も普通ないですし、前日はゲンかつぎにカツ丼を食べました(笑)。

――合格後の合宿のドキュメンタリーで、ダンスについて先生から「ちゃんとしているだけで全然面白くない」と指摘されるシーンがありました。

その通りだなと思いました。踊り方がチア寄りになって、動きが固まっていて。あと、「アイドルだからこうする」と型にハメようとしたら、自分の個性を潰してしまうことは最近になって気づきました。「私だったらこうする」でいいとわかったのは大きかったです。

――最初からリーダー的存在ではあったようですね。

チアで部長もしていたし、最年長組だったので「まとめなきゃ」と初めから思っていました。私は「行くぜ!」みたいな引っ張り方はできませんけど、メンバーが困っていたら絶対見逃したくないし、頑張っている姿も知っていたい。自分自身は一番頑張る人でないといけない。それがリーダーとしての私の理念です。

 

ダンスが好きだからこそ上手くなって届けたくて

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――これまでのアイドル活動で、どんなことに喜びを感じましたか?

ライブが終わって、みんなで差し入れをいただきながら「お疲れさま」と言っている時間は、思い返したときにキラキラしている青春だろうなと感じます。もちろんステージでファンの皆さんと共鳴し合うのも楽しいです。

自分の存在がファンの方の元気の源になれているのは、本当にすごいこと。でも、私にとってもファンの皆さんはそんな存在なんです。

――逆に、悩んだときもありますか?

リーダーになりたての頃は、自分の感情を押し込めてしまっていました。たとえばメンバーでやるバラエティ番組で、ちゃんと進行することばかり考えて、自分自身のことがわからなくなったり。それもリーダーの型にハメようとしていたことに気づいて、もっと自分らしくいるようにしました。

パフォーマンスでも「こうしよう」としたものが、しばらく経って考えたら、自分の片寄ったやり方が出ていて。「もっと工夫すれば、こんな見せ方ができる」と思いついたら、休みの日にレッスン場を使わせてもらって研究しています。

――やっぱり真面目ですね。

というより、踊るのが好きなんです。頑張るというより、やりたいからやる。好きだからこそ、もっと上手になって、たくさん届けられるようにしたい。それが私の生きる理由なんです。ダンスや演技で表現をする他に、やりたいことは浮かびません。

 

1曲で1本の映画を観たような気持ちになれます

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――ノイミーの青春路線の楽曲は好みに合っていますか?

指原さんが書いてくださる歌詞は物語性が強くて、1曲で1本の映画を観たような気持ちになれるのが素敵です。主人公の感情や相手との関係性を想像するのが、すごく楽しくて。

――彼女が長かった髪を切って現れたという、新曲「はにかみショート」もそうでした?

これまでのノイミーの楽曲とは違う恋の形かなと思いました。<僕の恋人が可愛すぎる!>とか、恋人というワードが入っていて。相手が好きになってくれるかどうかでなく、大好きな気持ちをどう表すか、もっと研究したいです。

――冬のキラキラ感も漂っています。

華奢な音がいっぱいあって、冬の澄んだ空気のように、コンと鳴らしたらフワッと響き渡る感じがします。歌詞と相まって、冬のときめきを届けるノイミーもいいなと感じていただけると思います。

――歌割りはやっぱり多いほうが嬉しいですか?

歌詞に合わせて歌割りを決めてくださっていると思うので、任せていただいたパートは世界観を表現できるように頑張ります。でも、歌割りが多いと嬉しいというより、メンバー全員が輝けるグループでありたくて。

自分自身のアイドルとしての表現力を高めることと、リーダーとしてメンバー全員が幸せになれるようにすること。その2本の支柱が私の中にあります。≠MEみんなで繋がれていないと、絶対にイヤなので。

 

声優の初アフレコでは緊張で息も大きく吸えなくて

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――一方、アニメ『シャインポスト』では主役のアイドルグループTINGSのメンバー、玉城杏夏役を務めました。声優もやりたいことだったんですか?

アニメは兄と一緒に観ていましたけど、声のお芝居はすごく難しいもので、自分がオーディションを受けさせていただけるとは思っていなくて。合格できてビックリして、ゼロから頑張りました。

――実際に難しさは感じました?

台詞のちょっとしたニュアンスも声色だけで表現するのは、私には大きな挑戦でした。初めてのアフレコでは、たくさん練習して行ったんですけど、緊張で手が震えてしまって、息も大きく吸えなくて。他のキャストさんに支えていただきながら、役の気持ちを考えていく中で、どうしたらいいか学んでいきました。

――杏夏がライバルグループのメンバーから、「間違えない。でも、それだけ」と言われるシーンがありました。合宿で自分が指摘されたことと重なったりもしました?

私は杏夏ちゃんがすごい子だと知っていたので、「そんなことない!」と思っていました。「特別な存在になりたい」という想いが描かれた3話と4話も、「杏夏ちゃんは特別だよ」と思いながらアフレコしました。

でも、私と重ねて感動したというツイートも見て、嬉しかったです。杏夏ちゃんがいろいろなことを突破していく物語を、それぞれの受け取り方で楽しんでいただければいいなと思いました。

 

自分と周りを信じる気持ちがあればどこまでも頑張れます

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――アイドルになってから新たに生まれた夢もありますか?

私はいろいろなことを極めたいタイプなんです。歌やダンスもまだまだなので、もっと伝わるようにしたいですし、もともとの夢だった女優のお仕事もトークやバラエティも追求して、世界を広げたいです。

今はストレートの髪でカチューシャもしていて、王道な見た目も大事にしていますけど、予想外な発信もする存在になりたいと思っています。キャラを作るということでなく、自分で「こうしなきゃ」と思って出していなかった部分を、もっと出していけたら。

――今は優等生なイメージがあります。

そう思っていただけるのは得ですけど、全然優等生ではないんですよね(笑)。もっと自分らしいやり方を見せていけたら、ファンの方が飽きない存在になれると思います。

――具体的な目標もありますか?

個人ではドラマや映画に挑戦していきたいです。連続ドラマは1クールほぼ全部観ていました。『アンナチュラル』とか大好きで、朝ドラは大きな夢ですね。グループでは、先ほどお話しした2本の支柱が大きくて。自分の夢も≠MEが東京ドームに立てるくらいになる夢も諦めたくない。そして、これはお節介かもしれませんけど、メンバー1人1人の夢も絶対に叶えたくて。まだ知られていないそれぞれの魅力も、私はわかっているので。

全員で手を繋いで、みんながやりたいことを叶えるグループにする。ファンの皆さんも必ず幸せにしていく。守りたいものがいっぱいあって、恵まれているなと感じます。

――そうした夢を叶えるために、大事だと思うことは何ですか?

信じる気持ちだと思います。自分の可能性も、周りの方や応援してくれる方も信じていれば、どこまでも頑張れて、迷わず進んでいける。幕張メッセのステージに立てたのも、3年間メンバーと信じ合って、ファンの方と一緒に走ってきたから。自信も“自分を信じる”ということですよね。私もまだ夢の途中で、今まさに自分とみんなを信じているから、頑張れています。

 

■Profile
蟹沢萌子
(かにさわ・もえこ)

1999年10月25日生まれ。神奈川県出身。
2019年2月、指原莉乃がプロデュースする≠MEのメンバーオーディションに合格。同年8月に初のオリジナル曲「≠ME」を配信リリース。2021年4月にデビューミニアルバム『超特急 ≠ME行き』を発売。2022年7月にアニメ『シャインポスト』で声優デビュー。

OFFICIAL Twitter:@kanisawa_moeko
OFFICIAL Instagram:@kanisawa_moeko_
≠ME OFFICIAL Twitter:@Notequal_ME
≠ME OFFICIAL SITE:https://not-equal-me.jp/

■リリース情報
≠ME 5th Single「はにかみショート」11.23 Release!!

蟹沢萌子 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork

(C)YOANI/KING RECORDS
※ジャケットはTypeA

Type A(CD+DVD) 1,800円(税込)
Type B(CD+DVD) 1,650円(税込)
Type C(CD+DVD) 1,800円(税込)
ノイミー盤(CD) 1,100円(税込)

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:松下茜 取材・文:斉藤貴志

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