俳優・綱啓永さんインタビュー 「僕の成功が家族の幸せ。家族の笑顔を見るために頑張っている」
さまざまなことに挑戦しながら、真の大人になるためのルールを探るという雑誌連載をまとめたパーソナルブック「27ルール」(ワン・パブリッシング刊)を発売した綱啓永さん。北海道で行われた撮影を振り返ってもらったほか、綱さんが考える“大人のルール”についてインタビュー。さらに、現在の原動力になっているものや、普段どのような思いをもって仕事に臨んでいるかを聞きました。
撮影で父の故郷・北海道へ。ソフトクリームの味が忘れられない
――「27ルール」の撮影で北海道へ行ったそうですね。
父が北海道出身なのにも関わらず、僕は一度も行ったことがなくて、今回、どこで撮影をするかとなった時に「ちょっと遠いけどいいですか?」と甘えさせていただき決定しました。初めての北海道でテンションが上がっている僕の素顔も満載ですし、乗馬などいろんな体験をさせていただきました。
――北海道の思い出を聞かせてください。
今でも忘れられないのはソフトクリームの味です。僕は甘いものが好きなのですが、北海道のソフトクリームは、ほどよい甘さで舌触りもちょっとだけ食感がある。それが感動するぐらい美味しかったんです。帰りの空港でも探しましたが、見つけられなかったので、またあの味にめぐり合いたいなって。ソフトクリームを食べている写真も載っていますので、ぜひチェックしてください。
――「パーソナルブック」ということですが、綱さんは自分をどんなパーソナリティだと思いますか?
人付き合いはちょっと苦手なものの、嫌いでもないというか。最近、よく言われるのは喜怒哀楽が表情に出やすいと。自分では出しているつもりはありませんが、嬉しい時や悲しい時は、わかりやすく出ちゃっているみたいです。
――綱さんの成長の記録が詰まった1冊だそうですが、成長過程について聞かせてください。
デビュー当時は仕事に対して消極的だったのが、今では貪欲になったと思います。もともとの性格が消極的なのにも関わらず、目立つのは好きという矛盾した性格だったんですけど、この仕事を始めてから変わったんです。人前に立つことは今も苦手ですが、以前より平常心で立てるようになりましたし、言葉遣いなどまだまだ足りていない部分もありますけど、大人の方と会話をすることも当たり前になってきた。これは、綱啓永としての大きな変化です。
人から「やさしい人」と言われるような大人になりたい
――綱さんが考える「大人のルール」とは?
人に対してスマートな行動をとれる人が大人なのではないでしょうか。たとえば、飲食店での会計の時とか、歩いている時に女性を車道側に立たせないとか。そういう気遣いができる人が大人だと思います。
――大人になったと感じるのはどんな瞬間ですか?
コンビニのホットスナックコーナーがあるじゃないですか。学生の頃は安いものにしか手を出さず、200円を超えちゃうと「あぁ~」となっていたものが、今は食べたいものを買えるようになった。仕事をして、自分で稼げるようになったからこそ感じる大人な瞬間です(笑)。
――12月24日に25歳の誕生日を迎えますが、今の心境を聞かせてください。
ついに僕がアラサーになるのかって、何とも言えない感情です(苦笑)。アラサーといったら大人のイメージでしたが、自分的にはまだ子どもだと思っているので、身の丈に合わない年齢。まわりに遊び心をもった友だちが多いからこそ、気持ち的には大人になりたいようでなりたくないという複雑な思いです。
――どんな大人になりたいですか?
やさしい大人になりたいですね。「あの人の印象どうだった?」と聞かれて、「やさしい」と言われる人って意外と少ないと思うんです。特に、大人になってくるといろいろなことを経験し、地位や肩書によっても接し方が変わってくると思うので、やさしい大人の方に出会うと素敵だなって感じるんですよね。やさしいというのは、ただ穏やかな性格というだけではなく、どんな人に対しても変わらない態度で、きちんとした言葉遣いができる人。そんな大人に僕もなりたいと思いながら生きています。
――「27ルール」では27個目のルールとして「幸せをつかむべし」と宣言していますが、綱さんにとっての幸せとは?
幸せの形って人それぞれ違いますよね。仕事での成功だったり、普通の生活ができていることだったり。僕にとっての幸せは、家族が幸せでいること。僕が活躍することで家族がとても喜んでくれて、そのために僕は仕事を頑張っている部分があるので、これからもたくさん家族の笑顔を見るために仕事を頑張りたい。僕の成功が家族の幸せにもつながります。
主演の位置を経験したことが、俳優としての大きな転機に
――デビュー6年目に入りましたが、仕事に向き合う姿勢の変化はありますか?
何もわからない状態で芸能界に入り、いきなり演技レッスンなどを始めたデビュー当時は、仕事という意識もなく、習い事に近い感覚でした。一つ一つ、目の前の仕事を必死にこなしているだけで、先の未来もまったく見えていない。当時もその時の自分なりに一生懸命考えてはいましたが、今はもっと作品づくりに対して熱量をもって向き合えるようになりましたし、仕事という意識もしっかり芽生えたことを自覚しています。
――仕事をするうえで大事にしているのはどんなことですか?
挨拶と礼儀で、これは大事な二つです。当たり前のことですが、その当たり前のことをしっかり実践することが大切だと思います。
――これまでの活動で転機になった出来事について聞かせてください。
放送中のドラマ「恋愛のすゝめ」(TBS)が大きな転機になったと思います。初めての単独主演作品ということもあって、思い入れのある作品。とにかく必死で向き合いましたし、そんな僕を見て、共演の皆さんも同じぐらいの熱量でついてきてくださった。「ついてきてくれる」という言葉を発したのも初めてで、主演の位置を経験したことで、自分が作品を支えなきゃと強く思うようになりました。主演の嬉しさと同時に、プレッシャーや大変さも感じましたが、この作品によって見える景色がかなり変わりました。
やりたいことに出合った時のために武器を用意することが大事
――綱さんの原動力になっているものは何ですか?
先ほどもお話しましたが、家族が喜んでくれるから、僕は頑張ることができています。僕が何をしても「いいね」と言ってくれる両親ですが、逆にちょっとでも良くないことをしたらめちゃくちゃ叱ってくる。特に父は「お前が一番カッコいいよ」と手放しで褒めてくれる僕の一番のファンで、これを言うと母が嫉妬するんですけどね(笑)。うちの父はすごく目立ちたがり屋で、芸能の仕事に憧れをもっていた人なので、ドッペルゲンガーじゃないですけど、僕が作品に出ると、自分のことのように喜んでくれる。父の夢も背負っている感じなので、だから、僕は頑張れているんだと思います。
――夢や目標に向かって奮闘する同世代の皆さんへメッセージをお願いします。
かつての僕は「これになりたい」という明確な夢をもたずに過ごしていましたが、経験を重ねてやりたいことに出合い、今、俳優という仕事に真剣に向き合っています。僕と同じように、将来の夢が見つからないという人は無理に目標を見つけるのではなく、本当にやりたいことに出合った時のために、資格や特技など役に立つような武器を用意しておくといいと思うんです。すでに夢があって、そこを目指している人は、その時点でカッコいいと僕は思いますし、輝いている。もし、夢が叶わなかったとしても、努力したことでひと皮もふた皮もむけていると思うので、引き続きがむしゃらに頑張ってほしいです。
――今の綱さんの武器は何ですか?
ファンの皆さんです。僕のファンの方々のことを「つなマル」というのですが、なかなか自信を持てなかった僕に、出演作品を見てくださったつなマルがSNSや手紙でコメントを寄せてくれたり、イベントで励ましてくれたり、そうしてくださることで、ポジティブな僕へと変わることができました。つなマルの皆さんが、僕にとっての強力な武器です。
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— タウンワーク (@townworknet) November 29, 2023
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■Profile
綱啓永(つな・けいと)
1998年12月24日、千葉県生まれ。「第30回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。主な出演作に「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(メルト/リュウソウブルー役・テレビ朝日)、「君の花になる」(TBS)、「バツイチがモテるなんて聞いてません」(MBS)、「ばらかもん」(フジテレビ)、「ぼさにまる」(フジテレビ)など。現在、「恋愛のすゝめ」(TBS)に出演中。2024年1月26日公開の映画「違う惑星の変な恋人」に出演。2月~東京・兵庫・愛知で上演される舞台「う蝕」にも出演する。
◆Official Site:https://www.tsunakeito.com/
◆Official X(旧Twitter):@27K_1224
◆Official Instagram:@tsuna_keito
■作品情報
綱啓永「27ルール」
©ワン・パブリッシング
発売中
編集:ぽっくんワールド企画
撮影:草刈雅之
取材・文:荒垣信子