廣瀬智紀インタビュー1 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜
―今日のインタビューは、前回ゲストの太田基裕さんから「次は 廣瀬智紀さんに」とのご指名でした
らしいですね(笑)、ありがとうございます。僕も名前だしてるんですよね。僕自身が次にバトン渡すなら、太田くんって。太田くんから指名されたのに(笑)。
彼とは『弱虫ペダル』の舞台で出会って以来、仲が良くて。お互い大人数でワイワイっていうのがあんまり得意な方ではないんです。だからよく二人で一緒に帰るし、ごはん食べたり、スイーツ食べたりもしています(笑)。
―太田さんからは「太田基裕どう思う??ちゃんともよ!!」とメッセージを預かっていますが
「太田基裕を」ってことですよね?(笑)女子力高いんですよ!基本的に太田は。
スキンケアとかもマメですし。僕はどっちかというと、彼に触発されていろんなもの知るっていうのが多いです。スキンケアも「本当、やっぱ肌に合ったやつ使った方がいいよ」とかって言われたり(笑)。
僕は自分の肌に合うとか全然わからないから「どんなのが合う?」って聞くと「いろいろ試すんだよ!」「俺はもう決めてるのがあるから。けっこう高いやつ」とか言ってて(笑)。僕も「そんな高いの使ってんだ~!すごくない!?」って話したりしています。
まあ本人は「そんなの別に普通」くらいの気持ちでいるみたいですけど(笑)。僕からしたら女子力高いです。
男子校みたいな楽屋
―来年1月から放送される高校水泳部を舞台にしたドラマ『男水!』も撮影が始まっているとか
この間も撮影があって、プールがある合宿所の、2段ベッドが4つあるだけの部屋に泊まったんです。自分の役の高校ごとに、みんなで同じ部屋に泊まりました。
僕はけっこう早めに横になってウトウトしてたんですけど、少し年下の子たちは本当に修学旅行に来た中学生か高校生ばりに、くだらない話でずーっと盛り上がってて(笑)。
この作品は以前の共演者とか、同年代の俳優が揃ってるんです。だからありがたいことに高校生の雰囲気はもうほぼ出来上がった状態から撮影が始まってますね。男子校みたいな楽屋です(笑)。
―撮影では水着になることもあると思いますが、みなさん身体づくりなどは意識されたりするのでしょうか?
メンバーの中で一番ストイックに身体づくりしてるな~って思うのは宮崎秋人です。現場のお弁当を食べないで、自分で買ってきた野菜やささみを食べたりして、食事制限がすごいんです。僕も自分なりに攻めてはいるけど、ちょっと甘いかも…。
―廣瀬さんご自身がされていることは?
基本的に筋トレなんですけど、僕、今までちゃんと身体をつくったことがなくて…なので…すぐ忘れちゃうんです、筋トレしようって思ってても(笑)。意識してやらないわけじゃなくて、普通に「あっ、忘れちゃった!」って感じで、やらなかったりして(照)。
でも自分が泳ぐシーンもあるので、それまでにはしっかり見せられるくらいにしようと思ってます。…忘れずに。
演じることでキャラクターの魅力を見せるのが仕事
―『男水!』の他にも、マンガを原作にした作品に多く出演されていますが、役づくりにおいてのこだわりなどは?
その…特にこだわりとかはないんですけど、ただ一つ言えるのはやっぱり、原作を大好きになることですね。そのキャラクターを自分がこれから演じる、今演じているって思うと、すごく愛情が増すんです。
原作のストーリーも役の目線で追っていきますし、そうするとそのキャラクターと同じ気持ちになってくるので、その気持ちを持って演じていれば、自然にそのキャラクターになれるというか。
そのキャラクターがやりそうなことを想像して演じることもあります。でもそこから先、原作でどうなっていくかわからないのに自分が違う方向に深読みしてしまったら、キャラクターがブレてしまうこともあると思うんです。だからキャラクターの可能性を狭めないよう、そこの読みは繊細にしています。
どれも根本にあるのは、そのキャラクターをよく見せたいっていう想いで、そこは大事にはしてるかなと思います。
僕を知らずに原作のキャラクターが好きっていう人たちも、もちろんいらっしゃると思うので、そういう人たちのためにも、このキャラクターってこんなにも魅力的なんだよっていうのを見せるのも仕事だなって。
―それだけ役のことを考えていると、プライベートでも役が抜けないのでは?
『弱虫ペダル』の時の巻島裕介という役をやらせていただいた時は、プライベートでも「~っショ!」という口癖を使っていました。自然に話せるように。
無意識にそうなってる時もやっぱりあります。『ダイヤのA』の降谷暁という役を演じている時は、グループから離れて無口になって、そっちが盛り上がってても入んない。降谷も多分、気になりはしても入れないっていう部分があるんだろうなと思うんですけど、自分がいつのまにかそういう風になってる時もあります。
それで今は、ミュージカルで貴族の役なんです。…で、いつも「貴族の佇まい」って意識がすごく入ってる(笑)。背筋をピンとしてなきゃって。実はさっき写真を撮られる時とかも、普通に立てばいいのに、足元がこう…優雅になっちゃって…今日は貴族が、入ってますね(笑)。
撮影も楽しそうなドラマ『男水!』。役作りに誠実に向き合う廣瀬さんの姿は、是非オンエアでもチェックしてくださいね♪さて次回は、大学生時代のアルバイトについて。こちらもお楽しみに!
★次回掲載は12月8日(木)を予定。乞うご期待!
廣瀬智紀 Tomoki Hirose
1987年2月14日生まれ、埼玉県出身。テレビ朝日系ドラマ『私のホストちゃん』で注目を集める。主な出演作に、TV・舞台『私のホストちゃん』、『弱虫ペダル IRREGULAR~2つの頂上~』(主演)、『WORLD~beyond the destiny~』(主演)、舞台『ダイヤのA』、映画『セブンデイズ』(主演)、ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』、ドラマ『エイジハラスメント』、『掟上今日子の備忘録』などがある。
12月23日(金)には、主演映画『天秤をゆらす。』が公開。2017年初春には、主演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』で主題歌も担当。さらに、NTV連続ドラマ『男水!』が2017年1月よりオンエア予定。
廣瀬智紀オフィシャルブログ「MyRule」
http://ameblo.jp/tomoki-hirose/
主演映画『天秤をゆらす。』 《2016年12月23日(金・祝)公開》
http://tenbin.united-ent.com/
撮影:細見裕美
撮影地:eplus LIVING ROOM CAFE&DINING
https://livingroomcafe.jp/
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