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2016年12月12日

廣瀬智紀インタビュー3 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜

廣瀬智紀 タウンワークマガジン

3回目に渡ってお届けしてきた廣瀬さんのインタビュー。最終回の今回は廣瀬さんが芸能界に入ったきっかけとこれからについて。最後はこのバトンが誰に渡るのかもお楽しみに!

縁があると感じたスカウト

―芸能界に入ったのはスカウトがきっかけだったとか

そうなんです。夜10時からのバイトに遅刻しそうで走ってる時でした(笑)。駅に着いたら9時58分で。でも走ったら1分で着くので大丈夫かなと思ってたところで、声かけていただいて…それでちょっと遅刻しました(笑)。

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
―そこで話を聞いていなかったら、今の廣瀬さんはないわけですね

急いでいたのにその時なぜ話を聞こうと思ったかというと、これも本当に縁のある話で、ちょうど前日に友達から今の事務所を勧められていたんです。

僕の通ってた学科って、芸術学科っていうちょっと特殊なところで、個性の強い人ばかりで圧倒されてたんですけど(笑)、僕自身はやりたいこととかなくて。で、同級生に親が映画の配給会社の関係っていう子がいて、その子に「芸能とかやってみなよ」って言われてた。

その子、芸能事務所にも詳しくて「どこどこがいいよ」って何個か教えてくれたんですけど、その時は、どうやって入ったらいいかもわからないし、「あぁそういう事務所があるんだ」くらいに思ってたんです。

でも次の日スカウトされて、渡された名刺にその事務所の名前が書いてあって。「あ、昨日あの子がいいって言ってた事務所だ!」って(笑)。それで今の事務所に入ることになりました。
 

自分がされて嬉しいこと、嫌なことを考える

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
―当時のアルバイトでの経験で、今のお仕事につながっていることはありますか?

当時はやっぱり気持ちのいい接客って何かっていうことをたくさん勉強させてもらいましたし、笑顔は大事だなと思いました。人を楽しませる、気持ちよくさせるとかっていう感覚は今に通じるかもしれないです。

あとは初対面の人に自分から話しかけるのは、本当はあまり得意じゃないんですけど…今の仕事は初めて会う方も多いですし、基本的には相手がどういう仕事をされてきたのかを調べて話のネタはつくっておくようにしています。僕だったら、相手が自分の仕事のことを知ってくれてたら嬉しいなって思うので。

そうやって自分がこうされたら嬉しいなとか、嫌だなとか考えるんですけど、そのせいで僕自身はあまり踏み込めないところがあるというか、慎重になることも多いです。

でも仲良くなったら、逆にぐいぐいパーソナルスペースに入ってっちゃうみたいなんです。以前このインタビューに出てた染谷俊之の場合がそうだったんですけど(笑)。

染谷は地方公演とかに行ったら、ホテルの部屋には誰も入れたくないタイプなんです。でも僕、全然そんなこと知らなくて、普通にドカドカ入っていっちゃって。

今思えば染谷も「ちょ、ちょっ…」みたいな感じだったんですけど、普通に入っていってベッドでゆっくりしてたら、「俺ホントは誰も部屋に入れないタイプなんすよ」って(笑)。僕も「あっ、えっ、そうだったったの!?」って驚いたんですけど、「でも、智紀ならいいっすよ」って、観念してました(笑)。
 

芸能界にも、ちゃんと自分を見てくれている人がいた

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
―芸能界に入ってみて、変わったなと思うことはありますか?

いや、それがまだ全然馴染めないというか。たとえば舞台の用語で、昼公演と夜公演をそれぞれ、「マチネ」「ソワレ」って言ったり、夜の12時超えることを「てっぺん」って言ったりするのが、どっか恥ずかしくて言えないんです。

一般的な感覚でいる方がラクなんです。だから服装とかも、周りに「服装ほんと気にしてないね」とか言われるのかも(笑)。

太田にも「え?それで家出てきたの!?」とか言われるんですけど、「いや、アンタたちのせいだからね(怒)!」って気持ちなんですよ、僕は。

僕もね、最初は気にしてたんですよ、最初は。でも周りがお洒落すぎて…「アンタたちについていけなくて、諦めたんだからね!?」って言いたい(笑)。

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
―確かに皆さんお洒落です(笑)

この感覚、実は芸術学科に通っていた大学生の頃とも似ているんです。周りに圧倒されて、「この世界って自分に合ってたのかな?」って思っちゃう感覚。

そもそも僕、すごく無難に生きてきていたので、大学も経済、経営、法律だけを受ける予定だったんです。でもたまたま見つけて試しに受けた芸術学科にも受かって。親にもみんなにも「何勉強するの!?」って反対されたんですけど、「受かったんだから、なんかあるんじゃない!?」って自分を通して入った(笑)。

で、入った直後はちょっと失敗したかなと思いました。周りに圧倒されて「親の言う通りにすればよかった…」って(笑)。でも、今思い返せばすごくこの仕事に通じるものはあったんです。いろんな出会いもあって、今につながっているし。

この芸能界でも、埋もれて不安になりながらも光を見いだせたのは、ちゃんと僕を見てくれている人がいるってことでした。ファンの方はもちろん、スタッフの人も見ていてくれた。だから信じてやれたというか。やっぱり自分は出会いというか、周りに恵まれていると思います。
 

自分を磨いて、人のためになれるような仕事がしたい

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
―今後の活動について教えていただけますか

僕、具体的な野望があるわけじゃなくて…一歩ずつ地に足をつけて進んでいこうってことだけなんです。一歩進めば道があって、その道がなくなった時には「どこで間違ったんだろう?」って踏みとどまって、戻ればいい。これまでそうやって仕事を続けさせてもらってきたので、きっと間違えてはいないかなって思うんです。

ただ、この仕事をするからには、もっともっといろんな人に知ってもらって、たくさんの人を元気にしたいです。人を幸せにする、人の心を動かすことが、この仕事をやっている意味だと思うので。自分を磨いて、人のためになれるような仕事がしたい。

そして、ファンの方はもちろん、これまで出会って応援してくれた人や、ずっと支えてくれた両親に応えたいなって思います。

鳥越裕貴 タウンワークマガジン
◆次のゲストは「とりちゃん」こと、鳥越裕貴さん。質問は…鳥越裕貴なぁ…。太田と同じにしようかな(笑)。「廣瀬智紀について15字以内に述べよ」って。文字数制限つけたよ。よろしく!

廣瀬智紀 タウンワークマガジン
クールな表情とは裏腹におちゃめなエピソードをたくさんお持ちの廣瀬さん、ありがとうございました!次回ゲストは先日千秋楽を終えた大人気のミュージカル『刀剣乱舞 幕末天狼傳』にも出演されていた俳優、鳥越裕貴さんのお話。こちらもお楽しみに!

★次回掲載は12月19日(月)を予定。乞うご期待!

■Profile
廣瀬智紀
Tomoki Hirose

1987年2月14日生まれ、埼玉県出身。テレビ朝日系ドラマ『私のホストちゃん』で注目を集める。主な出演作に、TV・舞台『私のホストちゃん』、『弱虫ペダル IRREGULAR~2つの頂上~』(主演)、『WORLD~beyond the destiny~』(主演)、舞台『ダイヤのA』、映画『セブンデイズ』(主演)、ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』、ドラマ『エイジハラスメント』、『掟上今日子の備忘録』などがある。
12月23日(金)には、主演映画『天秤をゆらす。』が公開。2017年初春には、主演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』で主題歌も担当。さらに、NTV連続ドラマ『男水!』が2017年1月よりオンエア予定。

廣瀬智紀オフィシャルブログ「MyRule」
http://ameblo.jp/tomoki-hirose/

主演映画『天秤をゆらす。』 《2016年12月23日(金・祝)公開》
http://tenbin.united-ent.com/

撮影:細見裕美

撮影地:eplus LIVING ROOM CAFE&DINING
https://livingroomcafe.jp/

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