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2017年02月21日

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)「常にそばにはいられないけど、音楽で近くにいられる」【アイドルシゴト Vol.25】

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)毎週火曜日に公開している「アイドルシゴト」。この企画は、アイドルたちが普段考えているシゴトのやりがいやシゴト観についてインタビューする連載です。
今回は、ベイビーレイズJAPANのリーダーであり、ビジュアル担当でもある傳谷英里香さんにお話を伺います。

 

アイドルに対して苦手意識を持っていた

――芸能の道に入ったキッカケは?

元々、小学生の頃に音楽への興味が生まれ始めていたんですけど、小学校高学年のときは「将来はスタイリストになる」っていう夢を描いていたんです。
でも、中学生に上がる頃にはやっぱり歌を歌いたいという気持ちになっていました。

スカウトして頂いて事務所に入ったんですけど、いざ正式に所属が決まって初めて挨拶をするときに事務所の方から「アイドルをやってみないか」と声を掛けていただきました。

――音楽に興味があったということですが、アイドルについてはどう思っていました?

そのときは正直アイドルに対して苦手意識を持っていたのですぐに断ったんです。でも、そこから少し時間が空いて、後日事務所にいったとき、そこには事務所の先輩の菊地亜美さんがいて「(あなたも入れて)アイドルグループ作ったから」って言われてとてもビックリしました。

でも菊地亜美さんや現メンバーの話を聞いていたら、自分の昔からのポリシーである「やるならとことんやりたい」という気持ちが強くなって、そのとき気持ちはまだ五分五分ではあったのに、リーダーに立候補している自分がいました。

自分の中でアイドルに対する苦手意識がありつつも、第一歩として何か進みたいという気持ちでアイドルになることにしたんです。

――すごい腹の括り方ですね、「やるならとことん」というポリシーはいつから?

小学生の頃にバスケをやっていて、そのときの監督はめちゃくちゃ厳しかったんですけど、私たちに真剣に向き合ってくれる方でした。「やるならちゃんとやれ!」という監督で、追い込まれれば追い込まれるほどやってやろうと思える環境だったので、昔から中途半端というか、白黒ハッキリしないことが嫌いでした。だから「やるならとことん」はこのときの部活がキッカケですね。

 

誰かのために何かしてあげたいと思えることは素敵なこと

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)――小学生のころは、なぜスタイリストになりたいと思った?

部活にずっと打ち込んでいたので、最初はそんなに興味はありませんでした。だけど当時ファッション系のマンガを読んだときに、その中の登場人物が「スタイリストっていうのは誰かを輝かせてあげられる」っていうことを言っていて、その考え方に魅了されました。
お洋服を見るのも好きだし、誰かのために何かをやりたいって思えるってすごく素敵なことかもしれないと思ってスタイリストさんになりたいと思ったんだと思います。

――モデルやアイドルの仕事はスタイリストと違って自分を表現する仕事ですが、そこら辺のギャップは感じなかった?

アイドルをやり始めたときはアイドルなんて分からないし、ステージに立つことやお客さんとのコール&レスポンスに楽しさを見つけつつも、どういう風に自分を表現するのかということまで考えられていなかったです。ただただ必死で、目の前にあることをやっていましたね。

 

タウンワークで理想のバイト探し

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)――バイト経験は?

ないんですよ~。すっごくやりたかった!高校生になったらバイトができるじゃないですか。実際にバイトはできなかったけど、まさにこのタウンワークを見て時給とか仕事の内容をチェックして”理想のバイト”を探してました(笑)。

――やってみたかったバイトは?

カフェ店員ですね。チェーン店の大きいところよりも隠れ家的なカフェでバイトがしてみたかったです。他にもやりたかった仕事はいっぱいあって、スタイリストの他にもイルカのショーをやる人とか幼稚園の先生もやってみたかったですね。

 

誰かのために何かをしてあげたい想いは今も変わっていない

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)――仕事のやりがいはいつ頃から感じるようになった?

「ベイビーレイズ」から始まり「ベイビーレイズJAPAN」に変わってここまでの4年間、メンバー誰一人仕事を休んだことがないんですよ。でも唯一、デビューするちょっと前に私が体調を崩して休んでしまったことがあるんです。
翌日にライブがあったんですけど、そのときにすごくたくさんのお客さんが待っててくれてて、私のことを心配してくれたり「おかえり」って言ってくれて、ここに私の居場所があるんだって思えたんです。

それまでは自分には個性も何もないって思ってて「私は人に何を与えられているんだろう、何もないじゃん」ってどんどんマイナスに考えてふさぎ込んでいました。
でもそんなときに「あなたの居場所はここだよ」って言ってくれるようなファンの方たちの対応だったり、メンバーが「やっぱりリーダーがいてくれないと」って言ってくれたことによって、しっかりやっていこうと思えたし、自意識が芽生えたターニングポイントでもありましたね。

――仕事の中でやりがいを感じる瞬間は?

このお仕事をやっているといろんなことがあって、辞めたいと思ったこともあります。だけど、ここまで続けられているのもファンの方たちのおかげだと思います。

誰かに何かをしてあげたいという想いは昔も今も変わってなくて、握手会やSNSでのコメントを読んでいると、中には「曲を聴いて受験受かったよ」とか「テスト頑張れたよ」「就活できたよ」「結婚できたよ」っていう声もあって。「ベイビーレイズJAPANや、でんちゃんのおかげで自分が成り立ってる」って言ってくれるファンのメッセージを受け取ることが本当にやりがいですね。

「ベイビーレイズJAPAN」になってから勇気とか笑顔とか、曲のメッセージ性が強調されるようになりました。常にそばにはいられないけど音楽としては近くにいられるから、改めて曲を聞いてくれる人たちを助けたり、一緒に歩んだりしていろいろ届けていきたいし、ライブに来てくれたときには楽しんで、また明日頑張ろうって思ってもらえたらなって思います。

 

公約が”みんなの夢”に変わった瞬間、絶対に叶えたいと思った

傳谷英里香(ベイビーレイズJAPAN)――リーダーとして心がけていることは?

あまりガツガツはしたくないんですよ。リーダーだから偉いわけでもないし、何が勝っているわけでもないから、みんなと同じ目線でいたいし、すぐに気づいてあげたい。
距離感だったり空気感だったり、目に見えないことを察してあげることが大切なのかなって思います。

――苦手なことや困難に対して立ち向かえる自分なりのコツとは?

私たちベイビーレイズJAPANには「2年で武道館に行かないと解散」という公約があって、最初はやるしかないという気持ちだったんですけど、ファンの方が徐々に増えて、メンバーとも一緒に過ごしていく中で、武道館で公演することがいつのまにか自分の夢になっていました。
ファンの方やメンバー、スタッフさんみんなの” ひとつの夢”に変わって、絶対に叶えたいと思えたから続けられたというか、立ち向かえたのかなって思いますね。

――最後に、読者へ好きなことを見つけるためにアドバイスをお願いします!

やっぱりまずは経験してみることかなと思います。歳を重ねていくうちに自分の中の固定概念がどんどんできてしまいがちだと思うんですが、経験してみないと分からないこともたくさんあると思うから。少しでも気になることがあったら勇気を出して足を踏み込んでみること、経験せずともそのことについて触れてみることも大事だなって思います。

 

■Profile
傳谷英里香
(でんや・えりか)
1995年11月2日生まれ
Twitter: @lespros_denchan

企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ(@ayutama_xoxo
撮影:曽我美芽(@mimeeeeeeeehttp://sogamime.com

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