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2018年12月21日

俳優・杉野遥亮さんインタビュー 「大切なのは、成功した自分の姿をイメージすること」

杉野遥亮

青春ラブストーリーには欠かせない若手俳優のひとり、杉野遥亮さんが出演した「春待つ僕ら」。引っ込み思案な主人公と4人のバスケ男子、そこに主人公の幼なじみが絡んできて……という高校生の青春を描いたこの作品で杉野さんが得たもの、そして、2019年に年男となる杉野さんの仕事観をインタビューしてきました。
 

大好きなバスケにまっすぐぶつかっていく竜二を羨ましく思った

杉野遥亮

――作品を拝見させていただきましたが皆さんキラキラ輝いていて、あの中に入りたいと思いました。

僕も同じです(笑)。高校時代をあんなふうに過ごせたら、ああいう青春時代があればよかったなって強く思いました。

――杉野さんの学生時代もキラキラにあふれ、甘酸っぱい思い出もたくさんあったんじゃないですか?

甘酸っぱい思い出もありますね(笑)。僕が演じた竜二の、自分の好きなことに対してまっすぐにぶつかっていく姿がキラキラして見えたんです。一つのことに真正面からぶつかるって、出来るようでなかなか出来ないことだと思うので、一途な竜二が輝いて見えたし、羨ましかったです。
 

4人で過ごす時間がとても大切でした

杉野遥亮

――勝負にこだわるあまり、独りで走ってしまうところもある竜二ですが、それだけ打ち込めるものがあるって素敵ですよね。そして、バスケ男子4人の姿もまぶしかったです。

北村匠海くん、磯村勇斗くん、稲葉友くんとは今回の作品を通して絆がかなり深まったと感じています。バスケの練習時間はもちろん、練習が終わった後はお酒を飲みに行ったり、温泉に行ったり。温泉の狭い浴槽に2人ずつに分かれてギュウギュウで入ったこともありました(笑)。そんなふうに4人で過ごす時間がとても大切でしたし、撮影以外の時間もずっと一緒にいたいと思っていました。

――皆さんの絆はスクリーンからも十分に伝わってきました。美月(土屋太鳳さん)とバスケ男子たちの関係も素敵でしたが、男女間の友情についてはどう思いますか?

その時々によって考えは変わりますけど、今の答えは……“成り立つ”かな。人として尊敬できる女性はいますし、それは恋愛的な感情の“好き”とは違いますね。女性がどう思っているかはわからないけど、男性である僕からしてみたら、男女間の友情はありえるんじゃないかな。あー、でもどうなんだろう? 成り立たないのかな。やっぱり答えは出ませんね(苦笑)。難しいです。
 

先輩たちから得たヒントは僕の財産です

杉野遥亮

――それは、永遠のテーマですね。勇気を出した美月に友達ができたように、思いきって行動したことで事態が好転したことはありますか?

最近“こう変わりたい、こういうことがしたい、こんなことを伝えたい”という欲が出てきて、その願望を実現するために行動したいと考えているんですが、行動に移すにはかなりの勇気が必要なんです。でも、いつかは思いきって行動してみようと思っています。また、これまでの経験からいうと、モデルのオーディションを受ける時も勇気が必要だったんですけど、これは思いきって行動してよかったなって思います。

――仲間ができたことで美月は“強さ”を得ましたが、今、杉野さんを強くしてくれる存在は?

いろんな作品で知り合った先輩の役者さんたちです。経験豊富な方ばかりなので、僕も恥ずかしがらずにわからないことを直球で尋ねることができます。

――でも、人に聞くって勇気が必要ですよね?

確かに「こんなこと聞いていいのかな?」と躊躇してしまうし、「お前はそんなことを考えてるのか?」と心の中を見透かされるようで戸惑うこともありますけど、そこは後輩の特権で目一杯甘えさせていただこうかなと。先輩たちからいただいたヒントは、僕の中で大切な財産になっています。
 

2018年は出会いに恵まれた年でした

杉野遥亮

――「後輩であること」をうまく利用しているんですね。芸能界デビューから3年が経ちましたが、ご自身の成長や変化について聞かせてください。

これまでの人生を振り返ってみても、塾に通い始めてすぐにやめたり、中学受験をしようとしてやめたり、ドッヂボールを習ってもすぐにやめてしまったり、何に対しても熱意がなかったんです。バスケだけは続けていたけれど、それもなんとなく続けてたという感じで、もの足りなさを感じていました。俳優としてはまだまだ模索中ですけど、今まで存在しなかった熱意が自分の中に芽生えてきたことは、自分のプライドにもなっていますし、そう感じられるようになったことは人間として成長できたんじゃないかな、と思います。

――そして、2018年もまもなく終わりです。今年はどんな年でしたか?

出会いに恵まれた年だったと思います。去年は目標が叶った年で、今年は目標には届かないこともありましたが、出会いにはすごく恵まれた年でした。2018年も残り1ヵ月をきりましたが、去年の今頃と比べて心情的に大きな差があるんです。それはすべて大切な方々との出会いのおかげだと思うし、周りの方たちが自分をいい方向へとリードしてくれました。
 

変わろうとしている自分に気づかされました

杉野遥亮

――来年は年男ですからさらにいい年になるといいですね。最後に、杉野さんと同世代の皆さんへ夢に近づくためのアドバイスをお願いします。

僕もまだまだ夢を追いかけている途中ですが、先輩から「今の自分を一度捨ててみるのもひとつの方法。そして、勉強し続けることが大事」だと助言をいただきました。長い目で見ると、勉強を続けることでライバルたちとはいつか必ず差がつくからって。その言葉を聞いて“自分は今変わろうとしているんだな”と気づかされました。大切なのは自分が成功した姿をイメージすることかな。僕自身もこれまでうまくいったところをイメージして、いい方向に進んできたことが多かったので。今は「頑張ってください」としか言えませんが、同世代としてともによい未来を迎えられたらいいですね。

 

■プロフィール
杉野遥亮
(すぎの・ようすけ)
1995年9月18日、千葉県生まれ。2015年「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。主な出演作に映画「キセキ―あの日のソビト―」、「兄に愛されすぎて困ってます」、「覆面系ノイズ」、「あのコの、トリコ。」、ドラマ「ゼロ 一攫千金ゲーム」、「大恋愛~僕を忘れる君と」など。2019年3月21日には「L?DKひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」が公開される。

◆OFFICIAL SITE:www.topcoat.co.jp/artist/sugino-yosuke/
◆OFFICIAL Twitter:@suginoofficial

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

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