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2019年01月25日

ユースケ(超特急)インタビュー『苦手だったダンスも、続けることで“自分を表現できるもの”に変化していった』

超特急 ユースケ 6号車 タウンワークマガジン

2011年に結成し、昨年末にはアリーナツアーを行うなど破竹の勢いで活躍中の超特急。6号車のユースケさんに、ダンスが苦手だったという過去や、超特急への熱い思い、ライヴへの向き合い方など仕事観について伺いました。1月23日にリリースされるBlu-rayについてもインタビュー!

完璧なヒーローになれなくても、失敗を克服する姿を見せたい

——2018年5月に行なったアリーナツアー・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ公演を収録したBlu-rayがリリースされます。改めてどんなライヴでしたか?

「客席が360度になったセンターステージでのライヴは初めてでした。しかも、新曲の披露やカラーガードでの見せ場など、初めてのことが多いなかで約2時間30分ぶっ通しのライヴだったので、当日はリハーサルからバタバタでしたね。公演が終わった後には倒れこむくらい全力で向き合えたライヴでした」

——オープニングから8号車(ファン)の歓声がすごいですよね。

「未だにステージに登場する瞬間はすごく緊張するし、自分の鼓動しか聞こえないくらいドキドキしているんですけど、8号車の歓声を聞いたり姿を見ると“カッコイイところを見せたいな”っていう気合が入ります」

——カラーガードを披露した後、『準備不足だー!』と言っているシーンもありましたが(笑)。

「2日目の公演で、カラーガードのキャッチをミスってしまったんです。自分たちなりに練習はしていたんですけど、それが本当に悔しくて悔しくて思わず言葉に出てしまいました。8号車は僕たちの人間らしさも含めて応援してくださるんですけど、たとえ完璧なヒーローになれなくても、失敗を克服するところまで知ってほしいので、次の神戸公演までにめちゃくちゃ練習しました。カラーガードの練習はスペースをとるので、深夜に家の前で一人で練習もしたし、絶対に“成功させたい!”という思いは強かったです」

——ダンスは、キュートさに溢れたものから、カッコよく惹きつけるものまで、バラエティ豊かですよね。

「シングル曲はみんなが真似しやすいダンスとか、ちょっとしたダサさに味のある振りが多いんですけど、カップリングはカッコイイ曲が多いので、どんな年齢層にも受け入れてもらえる要素はあると思っています」

ダンスに感情移入ができるようになったのは、ここ最近のこと

超特急 ユースケ 6号車 タウンワークマガジン
——序盤のセクシーさには圧倒されました。あとはユースケさんの表情がとても豊かでした。

「本当ですか!? すごく嬉しいです。僕は、超特急に入ったばかりの頃、ダンスが本当に苦手だったんです。自分だけ出来ないことが悔しくて何度も泣きました。ダンスに感情移入を出来るようになったのは、本当に最近で2年前くらいからなんです。それまでは“歌詞の世界を考えて踊る”という意識自体が自分の中にまったくなくて。“間違えない”とか“上手に踊る”っていうことにだけ集中していたんですけど、ある時、振付師の方がポツリと『ユースケはもっと感情移入して踊れたらいいのになぁ』って言ったのを聞いて、曲に対して“自分が主人公だったらどう表現するのかな”ということを考えるようになりました」

——その言葉を聞き逃さなかったのは、ユースケさんの中で引っかかりがあったからでしょうし。

「確かにそうですね。ただ、まだリハーサルや練習では感情が出てこなくて、まずは自分の中に振りを叩き込むために、淡々と丁寧に踊ることだけに集中しています。ライヴ中は目の前に鏡がないから“ちゃんと踊れているかな?”って不安になるんですけど、そのぶん曲や目の前の8号車を意識することが出来るから、それが表情に出るようになったのかもしれないです」

——まさにステージの上でしか見られない顔なんですね。

「最近は『ユースケくんのダンスが好きです』とか、『見るたびにダンスの表情が違います』って言ってくれる方も増えて幸せですね。僕、褒められると伸びるタイプなんです(笑)」

ノートにメモを取ることで、意識して取り組むことができるようになった

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——ちなみに、ライヴが終わった後はどんな気持ちでいることが多いですか?

「やりきった感で満たされますね。僕は、まず本編を必死にやりきろうと考えていて、そこではアーティストとしての姿を見せたい。アンコールは、8号車と一緒に楽しむ時間で、僕自身も8号車の一員みたいな感覚なんです。新曲をやる場合は別ですけど、既存曲の時はフリに集中するより、とにかく暴れて楽しむので終わったあとは幸せだしヘトヘトです(笑)」

——では、ライヴに向けて特別に何かしていることはありますか?

「気になった箇所はノートに書くようにしています。ツアー用、ライヴ用、日常のことを綴るものとか、ダンスのクセを直すために書いているノートもあります。クセって意識しないと治らないので書くのはいいですよ。それにツアー用のノートは、ライヴが終わったあとに書くことで次の公演まで気持ちが途切れることなく良い緊張感が保たれるんです」

——それは昔からですか?

「2015年に代々木第一体育館をやらせていただいた時に、演奏曲やステージのセットチェンジが増えたので、それを忘れないために書き始めました。自分が“もうちょっと要領が良いタイプだったらよかったのにな”と思うこともあるんですけど、ノートをとることで時間が経っても見返えせるのがいいなと思っています」

まだまだ叶えたい夢があるし、8号車たちに見せたい景色がある!

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——さきほど“褒められて伸びるタイプ発言”がありましたが、意外と自分を追い込むタイプのようにも感じます(笑)。

「あははは。そうなんですかね。でも本当に“まだまだだな”と思います。自分は“なんで今でも超特急やれてるのかな?”とか、“ダンスに向き合えてるかな?”って改めて思うこともあるんです。でも、8号車に見せたい景色がいっぱいあるから、みんなと夢を叶えたいです」

超特急が好きすぎて歌詞が完成!? 全員の名前を知ってもらえるグループになりたい

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——そして新しい取り組みとして、昨年リリースのアルバム『GOLDEN EPOCH』では、「超特急です!!!!!!!!(AL ver.)」の作詞もされていますね。

「はい。超特急が好きすぎて書いちゃいました(笑)。超特急には良い曲がたくさんあるし、もっともっと世間に知ってほしくて。昔に比べると、多くの方に応援していただけるようにはなったんですけど、メンバーごとにイメージカラーや、号車と担当があるとか、全員の名前や個性まで知ってもらえるようなグループになりたいというのが今の夢ですね!」

——歌詞の中でも、“超特急が好きだから”とありますが、大人になっても“好きなこと”を、声に出して言えるのはステキだと思います。

「本当に好きなんですよね(笑)。どんなに嫌なこととか大変なことがあったとしても、結局は彼ら(メンバーとファン)が大好きなんです。僕には、仕事上の関係というふうには見られないんですよね」

——そう思えるようになったのは?

「さきほどもお話ししたんですけど、超特急に入った後、ダンスが上達しなくて辛かった時期に挫折しそうになったことがあるんです。それでも彼らは『やれるとこまで一緒にやってみよう』って言葉をかけてくれて。それで気持ちに変化がおきました。そうやって頑張るなかで、「ikki!!!!!i!!」(2014年発売)でセンターポジションをもらえたことも大きかったですね」

——徐々にダンスを続ける意味を見つけられたわけですね。

「はい。今では“踊っていないと自分らしくないな”って。本当にこのグループが僕を変えてくれたんだと思っています」

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——では、仕事をするうえで“好き”を大切にする方法を教えてください。

「好きなことって言葉では説明できないというか、心で感じるものだから、それにウソをつかないこと。僕もイヤイヤやっていた時期は全然身につかなったので。まだ僕も夢の途中だから『夢は必ず叶う』とは言えないですけど、続けていれば夢に近づくことは出来ると思っています。あとは仲間の存在を大切にすること。誰だって弱い部分はあると思うし、キッカケがあって強くなっていくと思うので、これからも好きと思えるものに素直な気持ちで向き合っていきたいと思っています」

■Profile
ユースケ
(ダンサー/元気担当)

史上初となるメインダンサー&バックボーカルグループ。ダンサーのカイ(2号車)、リョウガ(3号車)、タクヤ(4号車)、ユーキ(5号車)、ユースケ(6号車)、バックボーカルのタカシ(7号車)からなる6人組みユニット超特急。2011年に結成し、2012年6月にシングル「TRAIN」でCDデビュー。

◆超特急 OFFCIAL SITE: http://bullettrain.jp/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:原千夏

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