「バイトに行きたくない…」そんな気持ちになるのはなぜ?理由や対処法を解説
「今日はバイト、行きたくないなぁ…」と、気が重くなったことは誰しも経験があるでしょう。簡単にバイトを休んでは迷惑をかけてしまう、休みたいという気持ちは甘えなのではと悩んでいる人も多いはず。今回は、なぜバイトに行きたくない気持ちになるのか、少しでも明るい気持ちでバイトに行くための対処法を紹介します。
バイトに行きたくない気持ちになるのはなぜ?
「バイトに行きたくない」「バイトに行くのがだるい、めんどくさい」など漠然と気が乗らないときもあると思います。その理由がわかれば対処できることもあるかもしれません。どんな理由が挙げられるか見ていきましょう。
仕事に慣れずうまく働けないから
仕事に慣れるまでは覚えることが多くストレスを感じたり、ミスをしてしまい焦ってしまうこともあります。分からない事は素直に先輩に聞いたり、メモを確認するなど解決策を考えると前向きに取り組めます。
人間関係が難しいから
職場の雰囲気やスタッフとなじめないことや苦手なタイプのお客様がいることで、バイトに行きたくない気持ちになることがあります。また、仲のいいスタッフが辞めてしまった時にも同じような感情になることがあります。「自分と合わない人がいるのも当然」という気持ちを持っておくことで、心が軽くなります。
バイトが楽しくないから
バイトの仕事内容がつまらなくてモチベーションが上がらないと、仕事に飽きてしまい時間が経つのが長く感じてしまいます。「もっと早くできる方法はないか」「目標を決めて達成しよう」などゲーム感覚で取り組むことも、やりがいを得る一つの方法です。
前回ミスをして気まずいから
一度ミスをしてしまいそのことを引きずってしまうと「次もミスをしてしまい、他のスタッフに迷惑をかけてしまったらどうしよう」とプレッシャーを感じてしまいます。ミスは誰にでもあるので、ミスを前向きに改善していく姿勢で仕事に取り組みましょう。
心身共に疲れているから
バイトの長時間労働や連勤が続くと疲労がたまり、疲れてしまいます。また、バイト以外のプライベートで気がかりなことがあると、心にも余裕がなくなってしまいます。そんな時にバイトに行きたくない…という気持ちになります。シフトを調整したり、リフレッシュするなどして、気持ちを切り替えましょう。
なんとなく行く気になれないから
「明確な理由はないが、バイトに行く気になれない」誰にでもそのような感情になることはあります。バイトが終わったらやりたい事、自分へのご褒美などを考えるとバイトに行く気力が出てきます。
バイトに行きたくないときはどうしたらいい?
気分が乗らない時には「早めに家を出て寄り道をしてからバイトに行く」「バイトが終わった時のご褒美を設定しておく」「友達や家族に話を聞いてもらう」などの対応方法が考えられます。
早めに家を出て、寄り道をして気分転換する
職場に着いてしまえば、バイト仲間と話したり、制服に着替えて準備をするうちに自然と嫌な気持ちが切り替わってやる気が起こり、家にいるときはバイトに行くのがめんどくさいと思っていても意外とすんなり仕事モードに入れることがあります。
駅までの道のりをお散歩気分でのんびり歩いたり、バイト先の近くのカフェでコーヒーを飲みながら、仕事モードにスイッチを入れたりと、寄り道気分でゆとりを持って行動することで通勤時間を「嫌なもの」から「楽しいイベント」に変えられるかもしれません。
今日いくら稼げるか計算する
「今日のバイトで稼げる給料は、時給1000円×5時間で、5000円!」などと、出勤したらもらえる予定のお金を計算してみると、モチベーションが上がる人もいるでしょう。シンプルですが、一番わかりやすい方法かもしれません。欲しい物や旅行など目標の貯蓄額があるなら、その金額達成へ向けて自分を奮い立たせてみてはどうでしょうか。
軽い運動で体をほぐす
「バイトに行きたくない」という気持ちが、体のだるさ、しんどさから起こっている場合には、ジョギングやストレッチなど体を軽く動かしてみるという方法があります。軽い運動で体がほぐれてくると、体が軽くなってだるい気持ちも軽やかになってくることがあります。寝転がってテレビを見ていたり、布団から出られずにスマホをいじったりしていると、なかなか気分転換はできないもの。少し体を動かしてみることでだるさが解消し、やる気が起こることもあります。
その日に達成できる小さな目標を立てる
仕事がマンネリ化してやる気が起こらなかったり、楽しみを見つけられないようなときは、自分なりに目標を立てて、それに向けて動いてみましょう。あまり大きな目標にすると達成が難しくなって、かえってやる気を削がれることがありますので、少し努力すれば達成できそうな目標を設定するのがポイントです。
例えば、「今日一日でお客さまに1回は褒めてもらうようにする」「失敗して怒られる回数をゼロにする」「この作業1セットを5分以内で終わらせる」など、ゲーム感覚で楽しんで取り組めるようにすると「バイトしんどいな」という気持ちも和らぎモチベーションを上げやすいでしょう。
バイトが終わった後、自分にご褒美をする
日々の自分の頑張りに対して、ささやかなご褒美をあげることにすると、給料日以外にも楽しみができて、バイトに行く気力につながることがあります。「バイトに行った日は帰りのコンビニで、リッチなアイスを買っていいことにする」「バイトが終わって家に帰ったら、楽しみにしていた漫画を読む」、20歳以上の人は「6時間以上働いた日は、お疲れビールをひっかけて帰ってよし」など、ぜいたくしすぎない範囲で自分なりのご褒美を設定してみましょう。
友達や家族に愚痴って発散する
バイトに行きたくない、バイトが辛い気持ちを一人で抱え込むのではなく、誰かと共有するという方法です。気が乗らないと思っていても、その気持ちを吐き出すことで少しスッキリすることがあります。さらに、誰かに「そうだよね」と共感してもらったり、「頑張って」と励ましてもらったりすると、気分が楽になることもあるでしょう。一人でノートや紙に書き出すだけでも、少し解消されることがあります。
店長やバイトリーダーに相談する
素直に店長やバイトリーダーに相談するというのも一つの方法です。「疲れている」「人間関係で困っている」などバイトに行きたくない原因を聞いてもらい、改善できる内容であれば一緒に努力してくれることもあるでしょう。
どうしても行きたくない場合はバイトを休む
どうしても行きたくない場合は「体調がすぐれない」などの理由を伝えて、休みをもらいましょう。言いづらくても無断欠勤はせずに正直に伝えることが大切です。
バイトを休む場合に気を付けること
どうしてもバイトに行きたくなくて休む場合に気を付けるべきことを紹介します。
無断欠勤はしない
無断欠勤は出勤しているスタッフに業務の負荷が掛かるだけでなく、安否確認の対応なども含めて手間と心配を掛けてしまいます。休む際には必ず連絡するようにします。
なるべく早く伝える
休むと決めた際にはなるべく早く連絡を入れましょう。店長や責任者に確実に直接伝えるのがベストですが、不在の場合は伝言をお願いしましょう。
基本は電話で伝える
基本は電話で直接伝えます。どうしてもその時に電話ができない場合は、LINEかメールで連絡を入れておき、後から電話をするようにしましょう。普段から業務の連絡をLINEやメールでやりとりしていて、店長や上司と信頼関係が築けている場合は、LINEやメールで伝えても良いです。
次の出勤時にお礼を伝える
休み明けの出勤時にはフォローしてくれたスタッフにお礼を伝えましょう。バイトを休むことは誰でもあるので、休んでしまったことを引きずらないようにして、その後にしっかり感謝を伝えることが大切です。
バイトに行きたくない日が続くなら次を探す選択も
バイトを始めたばかりの頃は、なかなか仕事を覚えられなかったりミスをしてしまいがちです。時には厳しく注意され辛い思いをすることもあるかもしれません。人間関係も最初のうちはぎこちないものです。それでも仕事や人間関係は時間が経てばある程度は解決されることも多いです。
ただ、時間が解決してくれない問題で、バイトに行きたくない日が続くようであれば、次のバイトへ気持ちを切り替えてもいいかもしれません。状況にもよりますが3カ月程度を目安に判断してもいいでしょう。
>バイトが向いてない…辞める?続ける?判断ポイントと相性の良い仕事の見分け方
※初回公開:2017年4月25日、更新日:2024年11月14日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。