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2017年06月30日

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点
アルバイト・パートの求人票に「正社員登用制度あり」と書かれているのを見たことはありませんか?これは、バイトやパートから正社員を目指せることを意味しています。では、どんな人が正社員登用されやすいのでしょうか?
今回は、正社員登用制度を利用して正社員になる方法と、制度のメリット・デメリットを解説します。

【目次】
1.バイトやパートから正社員になれるの?
2.正社員になるメリットは?
3.正社員登用されやすい人とは
4.「正社員登用制度あり」のバイト・パートに応募する際の注意点
5.正社員を目指すなら、事前にしっかりとした確認を

1. バイトやパートから正社員になれるの?

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点
まず正社員登用制度について詳しく説明します。どうすればバイトやパートから正社員になれるのでしょうか。

正社員登用制度とは

バイトやパートといった非正規雇用から、正社員に登用する企業の制度のことです。全ての企業に正社員登用制度があるわけではありません。厚生労働省が2017年3月に発表した「労働経済動向調査(平成29年2月)の概況」によると、正社員登用制度があるのは調査した企業のうちの68%でした。制度がない場合でも、非正規雇用から正社員に登用されるケースはあります。ただし、同じ厚生労働省の調査結果では、正社員登用状況について「登用制度あり・登用実績あり」と回答した企業が全体の41%に上るのに対し、「登用制度なし・登用実績あり」と答えた企業はわずか8%でした(平成28年2月〜29年1月)。正社員登用制度のある企業のほうが、制度のない企業よりも正社員になれる可能性が高いことがわかります。

しかし、制度のある企業でも、誰もが正社員登用の対象になれるわけではありません。勤続年数がある程度長くなれば正社員になれるような正社員登用されやすい企業がある一方で、厳しい基準を設けている企業もあります。大手企業の中には昇格試験のハードルを高く設定していて、合格率がそれほど高くないところも少なくありません。

【参考】
 厚生労働省「労働経済動向調査(平成29年2月)の概況」

正社員登用までのプロセス

どのような過程を経て正社員登用が決まるのかは、企業によって異なります。人手不足に悩まされている職場では、本人の意思確認のみで正社員登用が決定することもあるでしょう。一方、企業の中には、勤続年数1~2年以上で、かつ正社員と同様以上のやる気と能力を見せている人に、上司からの推薦で昇格試験を受けさせるところもあります。

昇格試験の内容は、現場の上司による面接のみの企業、人事部などの面接も行う企業、面接以外に筆記試験を行う企業などさまざまです。新卒の入社試験や転職者の中途採用との大きな違いは、万が一昇格試験で不合格になっても、そのまま非正規で働き続けられることと、再挑戦が可能なことです。正社員を目指すバイトやパートの人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

正社員登用制度の多い業界

正社員登用制度のある職場で働きたい場合は、求人情報に「正社員登用制度あり」と記載されているかどうかを確認しましょう。正社員登用制度のある会社が多い業界として挙げられるのは、介護施設など医療・福祉関係をはじめ、飲食・アパレル・製造業・警備などです。中でもアパレル業界はバイトから正社員へのステップアップが、採用の一つの流れとなっています。ほかには、不動産業界も事務系の職種などで正社員登用制度を設けているところがあります。

2. 正社員になるメリットは?

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点
バイトやパートと正社員には、企業の待遇に大きな違いがあります。正社員になるメリットとして考えられるのは、主に次の3つです。

金銭面の安定

バイトやパートは基本的に時給や日給のため、勤務のない日は給料が発生しません。正社員の場合は多くが月給制あるいは年俸制のため、勤務日数や勤務時間に増減があっても毎月決まった額の給料が支給されます。バイト時代にはなかった各種手当が基本給に加えて付くこともありますし、ボーナスが出るところもあります。ただ、企業によって、残業代を固定残業手当として月給に含めて支給している場合や、バイト時代の時給が高かった人は、正社員になると基本給が下がってしまう場合もあり、「収入が減った」と感じるケースもあるかもしれませんが、将来的なことを考えると、収入が安定するメリットは大きいといえるでしょう。

社会保険の充実

バイトやパートの場合、勤務時間数などの条件を満たしていないと社会保険や厚生年金に加入できません。代わりに国民健康保険と国民年金(20歳以上の場合)に加入します。正社員になって社会保険と厚生年金に切り替えられると、保険料を会社と折半して払うことになりますので、支払いの負担が軽くなります。また、厚生年金に加入すると、国民年金に上乗せされる形になり、将来受け取る年金受給額が国民年金のみに加入している場合よりも増えるというメリットもあります。

社会的信用の獲得

住宅や車などの購入のときにローンを組む際に、バイトやパートの場合、収入が不安定と見られる場合が多く、金融機関の審査に通らなかったり、クレジットカードの審査に通りにくかったりすることがあります。
正社員になると安定した収入と雇用が見込まれると判断されることもあり、ローンやクレジットカードの審査に通りやすくなる場合が多いです。

3. 正社員登用されやすい人とは

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点
正社員登用制度で正社員になるには、企業側に社員として採用したいと思われることが大切です。チャンスをつかむには、どのようにアピールすればいいのでしょうか。

社員も一目置くほど仕事ができる

基本的な業務で手抜きやミスをしないのはもちろんのこと、バイトの中でもリーダー的な存在になって周囲と連携したり、社員の指示以上のことを先回りしてできたりするくらいの力を見せられると良いでしょう。
教えてもらったこと以外はしない、任された仕事以外に興味を示さないといった「指示待ち」のスタンスでは、正社員登用の声はかかりにくいものです。

企業が正社員を採用したり雇用したりするには、金銭と時間のコストがかかります。コストをかけて雇うからには、企業側も「この人を正社員にして活躍の場を与えたら、今以上の仕事ぶりを見せてくれる」と思える人を求めます。

正社員登用を目指すなら、自分の仕事ぶりに注目してもらうためにも、上司や社員に自分を適度にアピールする積極性も必要です。

コミュニケーション力が高い

出勤したら必ずあいさつをする、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を確実に行うといったコミュニケーションは働く上での基本です。同僚とのチームワークもコミュニケーションを積み重ねることによって育まれます。
コミュニケーション能力が高い人のほうが、正社員登用されやすいのは確実です。

社員と良好な関係を築いている

社員の中に関係の悪い相手がいたり、社員間の評判が悪かったりすると、能力があったとしても正社員登用の声がかからないかもしれません。正社員になったとしても、人間関係が原因で退職してしまう可能性もある…と見られてしまうかもしれません。特に、従業員の少ない職場では限られた人と接することになるため、社員との関係が良好であるかどうかは重要なポイントです。

人間的に信用できる

無遅刻無欠勤など勤怠が良かったり、決まったシフトをむやみに変更しない人、人手が足りないときに協力的な人など、「他人に迷惑をかけない」「困っているときに協力する」といった心掛けを実践して積み重ねられる人は、企業からも信頼を得られやすいものです。「この人なら会社の名前を背負う正社員になっても大丈夫」と信用してもらえると、正社員登用を目指す上での武器になるでしょう。

その会社でずっと働きたいという情熱を持っている

ずっと働きたいという熱意がある人も、正社員として採用されやすくなります。正社員になると、自分の得意分野やこだわりの強い仕事でも、時には周囲や会社のことを考え、そちらの意見を優先させなくてはならなかったり、異動によって未経験の業務や職種に就いたりすることがあります。そうした場面でもその会社で働きたいという情熱を持ち続けられるかどうかが大切です。

4. 「正社員登用制度あり」のバイト・パートに応募する際の注意点

正社員登用制度とは?バイト・パートから正社員を目指す方法と注意点
求人情報に「正社員登用制度あり」の記載があったとしても、その制度が必ず機能しているとは限りません。応募する際には以下の点に注意しましょう。

まず、バイトやパートの面接に進んだら、実際に正社員登用された人がどれくらいいるか、どれくらいの頻度で正社員登用をしているのかといったことを質問してみましょう。はっきりした回答をもらえない場合は、正社員登用制度が形骸化している可能性があります。制度が形骸化している会社は質問を嫌がるかもしれませんが、しっかり活用している会社なら、「この会社で働きたい」という熱意のアピールになり、悪い印象を与えることはないでしょう。

ただし、正社員登用の選考基準や採用試験については、情報を公開していない企業もあります。応募する人にとって知りたい部分ではありますが、「もし回答が可能であれば」と前置きした上で質問し、「回答できない」といわれた場合は、面接で情報を得るのは諦めましょう。正社員登用制度が活用されている会社なら、バイトやパートとして入社した後、実際に制度を活用した先輩社員から話を聞くという方法もあります。

5. 正社員を目指すなら、事前にしっかりとした確認を

バイトやパートからの正社員登用は、企業側にもメリットがあります。それは、業務能力を見極めてから正社員として採用できる点や、業務内容を熟知している即戦力を雇用できる点などです。バイト・パート側としても、業務内容や会社の風土を把握した上で、正社員として働くかどうかを選べます。努力や能力を認められて正社員にキャリアアップすると、仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。ただし、バイトやパートとして働き始めてから正社員を目指せるようになるには、ある程度の年月が必要です。働き始めてから「正社員になりづらい会社だった」ということにならないよう、採用面接時の確認を怠らないようにしましょう。「難しい」と感じたら、見切りをつけてほかの企業に移る判断も必要です。

また、正社員より1週間の所定労働時間が短いパート・アルバイトについては、登用制度が無くても、それ以外の何らかの、正社員へ転換するチャンスを整えることが義務付けられていますので、どのような措置があるのかを確認してみましょう。