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2020年01月23日

ホールスタッフ(飲食店)の職務経歴書の書き方と見本

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ホールスタッフ(飲食店)の仕事とは

ホールスタッフ(飲食店)は、的確な判断力と対応力が求められます。お店の様子を把握しながら、接客、料理の提供、会計をしていくため、「今何をすればよいのか」を常に考えながら業務をすることが求められるのが特徴です。ここでは、職務経歴書の書き方のポイントと見本(サンプル)をお伝えします。

 

ホールスタッフの職務経歴書の書き方のコツ

顧客満足度向上のための取り組みをアピール

来店したお客さまの満足度を上げるために、自分なりに工夫してきたことをアピールするとよいです。例えば、カップル、グループ、お一人など、来店された方によって接客を変えてきたことでもよいでしょう。カジュアルな飲食店とフォーマルなレストランでは、ホールスタッフに求められることも違ってきますので、どのようなお店か、客層はどうか、どんな接客をしてきたかなどを整理して記載しましょう。

スタッフとの良好な関係をアピール

お客さまはもちろん、幅広い年代のスタッフや、シェフ・板前・ソムリエなどの食のプロと良好な人間関係を築くために培ってきた経験や学んだコミュニケーション力(相手を気遣う話し方や分からないことを教えてもらう謙虚な聞き方など)をエピソードとともにアピールするとよいです。

接客に役立つ語学力をアピール

近年、日本の飲食店にも外国人観光客が増加しているので、語学に関係する資格があれば記載するとよいでしょう。話せること以外に、メニューブックを英語に訳したり、料理の説明を文章にできたりするスキルも持っていれば、さらに強みとなります。また、外国人スタッフがいるお店であれば、スタッフ間のコミュニケーションが図りやすくなることもアピールできるでしょう。

マネジメント経験があれば具体的に記載する

店長や副店長、ホールスタッフをまとめるリーダーなどのマネジメント経験があれば、スタッフのシフト管理、売上管理、在庫管理、発注業務など、具体的にどのような業務を行ってきたのか記載しましょう。パソコンのスキルに長けている、使用可能なソフトがある場合にも役立つことがありますので、得意なものを具体的にアピールするとよいです。

 

ホールスタッフで役立つ資格

・栄養士免許
・管理栄養士免許
・調理師免許
・フードコーディネーター
・日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ(野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ)
・食生活アドバイザー(R)
・ソムリエ
・ワインエキスパート
・利き酒師

など、食や酒に関する知識があると役立ちます。そのほかにも、語学に関係する資格があれば記載しましょう。

 

ホールスタッフの職務経歴書の見本(サンプル)

職務経歴書
20XX年X月X日
田雲花子(氏名)

■職務要約
私は○○○○株式会社の運営する店舗○○店でホールスタッフを5年間経験してきました。3年目には副店長になり、ホールスタッフとしてお店に立ちつつ、アルバイトの採用やシフト管理、新人育成のためのマニュアルを作成しタブレット端末で見られるようにするなど、新人の即戦力化にも力を入れてまいりました。

■職務経歴
○○○○株式会社 20XX年0X月~現在
事業内容:飲食業(創作料理店)の経営、企画、運営
資本金:〇〇〇百万円 売上高:〇〇〇百万円(20xx年)従業員数:〇〇〇名 雇用形態:正社員

【職務内容】
現在は○○○○株式会社の運営する店舗○○店で副店長をしております。

主な職務内容としては以下の通りです。
・店舗での接客業務(案内・注文・配膳・会計・片づけ)
・売上管理
・在庫管理
・発注管理
・スタッフのシフト管理
・新人採用・育成(面接・研修・指導)
・電話の一次対応
・レジ精算業務

■保有資格
・調理師免許(20XX年XX月)
・利き酒師(20XX年XX月)
・TOEIC750点(20XX年XX月)
・第一種普通自動車免許(20XX年XX月)

■自己PR
【実践してきたこと】
○○店は、平日はビジネスマンが昼食の時間帯に集中することの多い店舗でした。そのため、迅速にご案内やご注文を承ったり配膳したりするために、朝礼時に各々のスタッフが何をすべきかの確認を徹底し、連携して無駄なく動くことのできる体制構築を意識していました。また、一人ひとりのお客さまに対して「この方は何を望んでいるのか」を常に観察・接客することを心がけ、顧客満足度向上を目指してきました。

さらに2年前に副店長となり、新人スタッフの採用と育成を任されました。歳が離れていたこともあり、コミュニケーションの取り方に悩んだこともありましたが、どんなに小さなことでも相手を観察し、良いところは褒め、改善すべきところは前向きな言葉で注意を促すことを心がけました。すると、新人スタッフからも悩みやわからないところを相談してもらえるようになりました。

【実績・成果】
・社内の地域別接客コンテストで優勝しました。
・エクセルとパワーポイントを使用し、シフト作成、マニュアル作成を行うことができます。
・TOEIC750点を保有し、日常会話レベルの英語であれば問題なく接客を行うことができます。

以上

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ホールスタッフから未経験の仕事へ転職する場合

未経験で転職をしたい場合、自己PR欄に転職希望先で活かせるスキルを書きましょう。例えば一般事務職に転職する場合、ホールスタッフ職で身につけた判断力、対応力、コミュニケ―ション力などは生かせることばかりです。さらに、一般事務はパソコン業務がメインなので、店舗でパソコンを使って業務を行ってきたのであれば、パソコンの基本的な知識、スキルがあることも記載しましょう。ほかにも、商品開発職や企画、マーケティング職へ転職を希望する場合、ホールスタッフで得た食の知識、トレンド、ニーズを把握する力をアピールするのが有効です。

 

まとめ

ホールスタッフは、お客さまのオーダーに迅速に対応するとともに、スタッフとのチームワークが求められます。マネジメント経験はもちろん、お店内外におけるコミュニケーション力があれば大きな強みになるでしょう。

監修
三井 愛
(キャリアコンサルタント・フードコーディネーター・栄養士)
食品メーカーでの商品開発を経て、フードコーディネーター・栄養士・キャリアコンサルタントとして、フードコーディネータースクールの運営、食を目指す方のキャリアカウンセリングなどを行う。また撮影・スタイリング業務、メニュー開発、料理教室の企画・運営など、食に関わる業務にも携わる。著書「フードコーディネーターという仕事」(現代書林)
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