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2017年02月21日

なぜか「モテる」人の秘密【第2回】「モテ」のエネルギーを燃やすということ(名越康文)

名越康文 タウンワークマガジン

容姿や性格が特段優れているわけでもないのに、異性から何故か「モテる」人がいます。一方で「モテる」ために容姿をはじめ自分磨きに励んでも結果に結びつかない人もいます。こうした「モテる/モテない」問題について、テレビでもおなじみの精神科医・名越康文先生(@nakoshiyasufumi)にお話しを伺いました。今回のテーマは全5回に分けて紹介します。

※前回(第1回目)のコラムはこちら>> 【第1回】思春期と「モテ」
※第3回目のコラムはこちら>> 【第3回】「モテたい」は「変わりたい」ということ
※第4回目のコラムはこちら>> 【第4回】「モテたい」から自意識過剰になる
※第5回目のコラムはこちら>> 【第5回】モテる」人の立ち位置

「モテ」のエネルギーを燃やすということ

思春期の「モテたい」という欲求は「恋愛」としてはなかなか実を結ばないけれど、その莫大なエネルギーを燃やしていくことが、人生を前へと進めていく推進力に変わっていく。

ただ、ここで問題となるのは、この思春期に芽生えた「モテたい」欲求をうまく推進力として「燃やす」ことができるかどうか、ということなんです。これが不完全燃焼に終わってしまうと、大人になっても、どこか「斜に構えた」態度として現れてしまう。

皆さんの身近に、何か言うたびに「まあこれは冗談ですけど」とか「どっちでもいいんですけど」と言い訳のように付け加える人っていませんか? それは、失敗を恐れて、予防線を張っているわけですね。でも、そうやって失敗を恐れ、傷つくことを怖がって予防線を張ることが習慣となってしまうと、ますます「エネルギーを燃やす」ということができなくなり、命のエネルギーが不完全燃焼を起こしてしまう。そういう人は、実際のところ少なくないですよね。

エネルギーを燃やすと解放感が得られる

「モテたい」というエネルギーが向かう先が恋愛であっても、他の対象であっても、心の中に眠ったエネルギーをきちんと燃やすことさえできれば、そこには心地よい解放感が生まれます。これは、人が生きていくうえで非常に大事なものです。自分の内側にあるエネルギーをしっかりと燃やしたときの解放感を感じることさえできれば、人は少々のことがあっても、幸せに生きることができる。一方で、いくらイケメンの彼氏をゲットしても、いくら理想的な結婚相手を見つけたとしても、エネルギーをきちんと燃焼できていない人は、心のどこかに不全感を抱えることとなります。

「この人と一緒にいれば幸せだったはずなのに、どうして気分が晴れないのか」

恋人をゲットした後に、なんとなくそういう不満を覚えながら日々を過ごしている人は少なくないと思うんですが、そういう人は、恋人をゲットすることはできても、実は「モテたい」欲求をうまく「燃やしきる」ことができていないのかもしれませんね。

※前回(第1回目)のコラムはこちら>> 【第1回】思春期と「モテ」
※第3回目のコラムはこちら>> 【第3回】「モテたい」は「変わりたい」ということ
※第4回目のコラムはこちら>> 【第4回】「モテたい」から自意識過剰になる
※第5回目のコラムはこちら>> 【第5回】モテる」人の立ち位置

 
※この記事は公式メルマガ「生きるための対話」よりお届けします。

企画:プレタポルテby夜間飛行

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精神科医・名越康文名越康文(なこしやすふみ)
1960年、奈良県生まれ。精神科医。臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。著書に『毎日トクしている人の秘密』(PHP、2012)、『自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン』(医学書院、2012)、『驚く力 さえない毎日から抜け出す64のヒント』(夜間飛行、2013)などがある。