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2017年02月23日

なぜか「モテる」人の秘密【第4回】「モテたい」から自意識過剰になる(名越康文)

名越康文 タウンワークマガジン

容姿や性格が特段優れているわけでもないのに、異性から何故か「モテる」人がいます。一方で「モテる」ために容姿をはじめ自分磨きに励んでも結果に結びつかない人もいます。こうした「モテる/モテない」問題について、テレビでもおなじみの精神科医・名越康文先生(@nakoshiyasufumi)にお話しを伺いました。今回のテーマは全5回に分けて紹介します。

※第1回目のコラムはこちら>> 【第1回】思春期と「モテ」
※第2回目のコラムはこちら>> 【第2回】「モテ」のエネルギーを燃やすということ
※第3回目のコラムはこちら>> 【第3回】「モテたい」は「変わりたい」ということ
※第5回目のコラムはこちら>> 【第5回】モテる」人の立ち位置

モテるには「他人に関心を向ける」こと

「モテたい」ということについて、少しノウハウ的なお話もしておきましょうかね。僕の心理学では、他人から関心を持って欲しいという欲求を「集注欲求」と呼んでいますが、恋愛というのはまさに集注欲求の極致です。男も女も、自分が気になる相手から関心を持ってもらおうと四苦八苦する。しかし、面白いことにこの集注欲求にとらわれているうちは、人はまったくモテません。

なぜでしょうか? それは相手もまた、集注欲求に囚われていることがほとんどだからです。お互いに「自分にもっと関心を持って欲しい」と願っているわけですね。この次元にとどまっているうちは、あらゆる努力は空回りします。そう考えれば、モテるための一番簡単な方法がわかりますよね。……そうです。モテるための一番簡単な方法、それは「自分ではなく、他人に関心を向ける」ということなんです。

「私はどういう人間なんだろう?」「私のいいところってなんだろう?」という自己分析をやめる。そして関心を「他人」に向ける。ただし、関心を向けると言っても、相手の悪いところを見つけて批判をするのではありません。相手に関心を向けるということは、相手の欲望に関心を向ける、ということです。「この人はどうして欲しいのだろう?」ということに意識を向ける。そして、相手の求めるものに答える。それだけで人は「モテる」ようになります。

まずは身体を柔らかくほぐす


でもね、相当意識しておかないと、普通、僕たちは「この人はどうして欲しいか」よりも「自分がどう思われているか」のほうが先に気になってしまいます。「この人は優しく声をかけて欲しいのかもしれないな」と感じ取ることができたとしても、ほとんど同時に「私がそんな声かけをして、もしも「うざいやつ」と思われたらどうしよう?」と不安になったり、「これで私のことを好きになってくれるかな?」という自意識過剰の状態に逆戻りしてしまう。

僕自身、若い頃を振り返ると、「ああ、自分のことにしか関心がなかったな」と思います。自分に自信がなくて、人に嫌われるのが怖くて、どうしたら嫌われないか、ということばかり考えていました。

でも、自意識過剰になっているうちは、身体がカチンコチンにかたまってしまい、相手に関心を寄せる余裕がなくなってしまうんです。これでは絶対、モテません。モテるためには、まずは身体を柔らかくほぐしたほうがいい。そういう意味では、最近僕がオススメしている「足助体操」をやるのが、実は「モテ」への近道だということになりますね(笑)。

※第1回目のコラムはこちら>> 【第1回】思春期と「モテ」
※第2回目のコラムはこちら>> 【第2回】「モテ」のエネルギーを燃やすということ
※第3回目のコラムはこちら>> 【第3回】「モテたい」は「変わりたい」ということ
※第5回目のコラムはこちら>> 【第5回】モテる」人の立ち位置

 
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企画:プレタポルテby夜間飛行

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精神科医・名越康文名越康文(なこしやすふみ)
1960年、奈良県生まれ。精神科医。臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。著書に『毎日トクしている人の秘密』(PHP、2012)、『自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン』(医学書院、2012)、『驚く力 さえない毎日から抜け出す64のヒント』(夜間飛行、2013)などがある。