Room1: 東啓介×納谷健 インタビュー3/6 【僕らの休憩室】
お互いに同い年と知ってから仲良くなった(東)
東:今回は、僕の夢だった“猫カフェ店員”をやらせてもらってますが…、もう最高ね!超かわいい。
納谷:猫って、見てるだけでほっこりするよね。落ち着くっていうか。
東:それわかる。犬と違って、何もしなくてもいいし。猫が勝手に遊んでいるのを「よしよし」って思いながら眺めるのがいい。
納谷:そうそう。ペットっていうか家族みたいな感じやね。
東:健が猫カフェで働いたらどんな店員になるんだろうね?
納谷:まず、お客さんより猫優先(笑)。猫を可愛がりながら、ついでにお客さんに話しかける程度やね。
東:冷てえ(笑)。そういえば出会った頃の健ってクールな感じだったよね?
納谷:ほんまに?若干人見知りってのはあるかもしれないけど。てか、そもそも最初の出会い覚えてる?
東:えーと、いつだっけ?
納谷:覚えてないんかい!(笑)。とんちゃん(東さん)が出てた『薄桜鬼』の公演を見に行ったやん。舞台見て、大きいなぁとは思ったんやけど、楽屋まで挨拶しに行って間近で見たら「身長高っ!」ってビックリしたの覚えてるもん。
東:あぁ、そうだそうだ!それで、同い年だって知って、そこから仲良くなったんだよね。てか、第一印象は、やっぱ身長なんだ(笑)。
納谷:完全に身長やね。でも、とんちゃんが言ってくれたように、同い年って知ってからは急に親近感湧いたんだよね。
東:意外と周りに同い年って少ないもんね。
納谷:そうそう。だから、とんちゃんは俺の心の拠り所みたいな所がある(笑)。
健がどこで悩んでるかは、わかってた(東)
納谷:逆に、とんちゃんは俺に対してのどんな第一印象だったん?
東:それに関しては、今でも覚えてることがあるんだけど。
納谷:え、なになに?めっちゃ気になる!
東:ある時、健を見たら、自分の役についてノートにまとめてたんだよね。すげぇ真剣な表情で「この役はこういう人物だから、こういうときは…」みたいなことをズラーっと書いてて。それ見て、真面目なやつなんだなぁって思った。
納谷:ゴメン、それ覚えてないわ(笑)。
東:覚えてないんかい!俺のコメント超無駄じゃん!
納谷:でも、俺もとんちゃんについて覚えてることある。
東:で、今度は何(笑)!
納谷:『薄桜鬼』原田左之助 篇の舞台で落ち込んでるときに、黙って頭ぽんぽんってしてくれたじゃん。あのとき、「なんやこれ!めっちゃ優しすぎるやろ!」って思った(笑)。
東:あのときは、健が落ち込んでるのも、どこで悩んでるかもわかってたからね。なんかほっとけなくて。
納谷:とんちゃんのぽんぽん、無敵だわー。でもたまに、凹んでないときもぽんぽんしてくるから「え?今のはなんやった!?」ってなるけど(笑)。
東:たしかに、普段からも特に意味なくやってるかも。
納谷:どうせ誰にでもやってるんでしょ。
東:肩抱くとかね。癖みたいなもんだよ。
納谷:「私だけじゃないんでしょ!?」「うん、ごめんな」
東:なんか俺、チャラい人みたいじゃん(笑)。
納谷:「いいの、それでも私はとんちゃんが好き…!」
東:なにこれ(笑)。
−事前にご記入いただいた「ふたりの一問一答」の答え合わせをお願いします。
東:おー、いいね!なんて書かれたのか、地味に気になる。
納谷:じゃあ、せーので開こうか。
−東さんにとって、納谷さんはストイックなイメージ?
東:健は本当にストイック。『刀剣乱舞』の舞台のときも、準備がちゃんとできててすごいなって思った。殺陣とか初めてなのに、左手で普通に刀振れてるのとか信じらんないもん。普通無理だよ。
納谷:え、そうなの?
東:そうだよ。しかも、普段はそういう努力は見せないんだよね、そういうところもいいと思う。
納谷:ありがとう(笑)。俺はとんちゃんの優しいところが好きだなぁ。さっきの頭ぽんぽんの話もそうだけど。
東:なんか照れるから、次の答え行こうか。次!
−納谷さんは、東さんの声と身長が欲しい、と。
納谷:歌上手いし、背でかいし、一日でいいからとんちゃんの生活を体験してみたい。
東:まず、一つじゃなくて二つになっちゃってるし(笑)。
納谷:本当だ(笑)。でも、カラオケで好きな女の子のために歌ってみたいんだよね(笑)。あと、路上ライブとかもしたいな。で、とんちゃんは、俺の苦手なことが聞きたいの?
東:そう。俺、自分に全然自信持てないんだよね。未だに毎回、公演の直前とか緊張して心臓バクバクしてるし。
納谷:意外!
東:客席の反応が怖くて!(笑)だから健は苦手なものあるのかなって。
納谷:ちなみに俺は、どちらかという器用な方だから、あんまり苦手なことってないかも。
東:はい出ました!健さんは苦手なことありません!
納谷:いやその言い方やめようよ(笑)
東:さすが健さん!ここは絶対記事に載せてもらわないとだな。
納谷:やめて(笑)!次いこ次!
−まずは納谷さん、「パーフェクトん。」とのことですが?
納谷:俺からしたら、とんちゃんはマジ完璧。器用だし、なんで自分に自信ないの?って感じ。
東:いやぁ、ナイーブ東だからね。完璧じゃないと納得いかないし。ちょっとしたミスがあると、「もう自分ダメだな」ってなっちゃうタイプ。
納谷:ナイーブ東って誰やねん(笑)。とんちゃんから見た俺のイメージは…「真面目」ですか。
東:うん。さっきのストイックっていう話もそうだけど、まっすぐ向き合うっていうか。そういう部分は見習いたいなって思ってます。
お互いを褒め合って照れるお二人、仲の良さが伝わってくる対談でしたね。猫カフェのエプロンも素敵です。さて、次回も引き続きお二人の対談。東さんが納谷さんのバイト時代の思い出に切り込みます。どうぞお楽しみに!
東 啓介 Keisuke Higashi
1995年7月14日生まれ。東京都出身。O型。
2013年「D-BOYSオーディション10th」のファイナリストに残り、同年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの千歳千里役で本格デビュー。主な出演作に、舞台『弱虫ペダル』シリーズ 葦木場拓斗役、舞台『刀剣乱舞』燭台切光忠役、ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助役など。
【公式Twitter】@keisuke_higashi
【公式ブログ】http://ameblo.jp/keisuke-higashi-we/
【公式サイト】http://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000062/
納谷 健 Takeru Naya
1995年8月7日、大阪府生まれ。
2016年に「第4回劇団Patchオーディション」で準グランプリを獲得し劇団に加入。2017年 舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺に小夜左文字役で出演。その他、舞台作品を中心に活動中。主な出演作品は、『ホイッスル!BREAK THROUGH-壁をつき破れ-』『大正浪漫探偵潭~君影草の設計書~』『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~天晴版』、ミュージカル『薄桜鬼 原田左之助 篇』斎藤一役など。
劇団Patch公式HP:http://www.west-patch.com/
公式ブログ:http://ameblo.jp/patch-west/
文:恩田貴行、寺本涼馬 撮影:田形千紘