清咲乃(清竜人25)インタビュー 「笑顔を作るのが大変だったんです」【 アイドルシゴト Vol.1】
空前のアイドルブームと言われて早数年。多くの人を魅了する、今を活躍する人気アイドル達の中でも特に勢いのある”旬”のアイドルに注目し、アイドルの”シゴト”にフォーカスしてお話をうかがっていくコーナーです。普段ステージ上やメディアから見えないシゴト観やモチベーションの源泉、シゴトのやりがいなどについて聞いていきます。
その第1回目を飾るのは、センターの”夫”以外のメンバーが“全員妻!”という、一夫多妻制アイドルグループ「清竜人25」の第1夫人の咲乃さんにお話しをうかがいました。
友達から清竜人さんの曲を薦められたのがキッカケ
――清竜人25に入った経緯やキッカケはなんですか?
もともと私はアイドルになりたかったわけじゃなかったんです。とりあえずは高校を卒業することが目標だったんですけど、卒業したらやりたいことってなんだろうってしっかり考えた時に、ずっと興味があったのが芸能の仕事でした。
父が芸能の仕事をしている人で、小さい頃から現場に連れて行ってもらっていてかっこいいなと思っていて、それで、高校を卒業したことをキッカケに芸能人になるためにいろいろ調べてたんです。で、一番最初に受けたオーディションがこの事務所だったんですね。
――他の事務所のオーディションも色々と受けていたんですか?
いえ、他には受けていなかったんです。
これは…今思うと運命だと思うんですけど、友達がちょうど清 竜人さんの曲を聞いていて、当時、竜人さんの曲を知らなかった私に「聞いてみな」ってすすめてくれたんです。良い曲だったんで調べたらこのオーディションがあって。最初ちょっと怪しいなと思ったんですよ、アーティスト写真も怪しくて、エッちょっと怖い、って思ったんですけど、事務所を調べたらちゃんとしていたので(笑)
――実際にアイドルになってみてどうですか?面白いところは?
最初はアイドルになることをちょっと敬遠してたんです。固定概念じゃないですけど、アイドルってもっとゆるい感じなのかなって思っていました。でも実際は全くそんなこと無くて、他のアイドルさんに会うとみんな本当にしっかりしているし、自分のことを犠牲にしても成功を目指して取り組んでいる人も多い。みんな本気で取り組んでいることがわかりました。
あと、はじめてのライブで人の前に立った時に、すごくお客さんが笑顔だったんですよ。その笑顔を見た時に「あ、これだ」って思ったんですよね。私たちって(お客さんへの)予備知識もなく出てきたので不安だったんですけど、それでもすごくお客さんが笑顔で、ありきたりじゃないですけど、「あぁ、アイドルやってよかったな」って思いましたね。
お試し感覚ではじめたお寿司屋さんのバイト
――過去、バイトをしたことはありますか?
一度だけ、お寿司屋さんでバイトしたことがあります(笑)
高校の近くだったんです、それで「お寿司食べれるんじゃないかな」みたいな、そうゆうゆるい感じで(笑)
――その動機はよくありそうですね(笑)バイト先ではどんな仕事を?
回転寿司だったんですが、お会計のレジ打ちとか、おみそ汁とか運んでました。
バイトってどんな感じかそれまで一度もしたことがなかったので、まず体験してみよう!とはりきって始めました。結局はその後、部活でバイト禁止になってしまって辞めることになってしまいましたが。
――始めてのバイト。緊張したり悩んだりしましたか?
うーん…うふふ、全然無かったですね(笑)
でも仕事を覚えるのは大変でした、なにより笑顔を作るのが…。もともとそんなに楽しくないと笑えない人だったんです。
でも今は自然と人前にでると楽しくなくても、っていうか楽しくて勝手に笑顔になれるようになりました。作り笑顔は一切してないですね。
――変わったことにキッカケは?
うーん、変わったんですかね、でも好きなことをやれてるっていう幸せが一番大きいと思います。
日頃から感謝しなきゃなって思ってますね、好きなことできてるな、好きなことで仕事しているなっていうのが、好きなことだから頑張れるのはありますね。
何でも挑戦することが大事かなって思います。好きなことからなにか絶対広がるかなって思います。
――今の仕事は常にやりがいがある?
あります。もともと、グループで何かを作り上げることが好きで、ひとつのことをみんなで成し遂げることがやりたかった、それが今一番できているな、と思いますね。
信頼できる仲間ってこんなに素敵なんだって実感しているし、すごく信頼しています。
――メンバー間とても仲が良さそうですね。ギスギスすることってないんですか?
ギスギスがないんですよね(笑)私達のグループ、センター(清竜人)が決まっているのでこの人がメインというのが決まっていて、夫人たちは6人いるんですけど、竜人さんを引き立てながらも、自分たちも引き立て合う、みたいな感じで仲がいいんですよね。
――すごく仲がよさそうで素敵ですね!
――アイドル未経験から、いきなりフリも覚えて歌うことに苦労はあった?
すっごくありました。まず歌を歌ったことないですし、踊りも踊ったこと無かったので覚えるのだけで必死で、一番最初のライブは平安神宮ですっごく大きいステージでもう何も覚えてないんですよ、緊張しちゃって。
でも楽しかったです。その時はじめてみんなの前に出たんですけど、竜人さんの熱がすごく伝わって、一緒に前に行ける感じの引っ張り方をしてくださったので、ありがたかったですね。
――グループの中での立ち位置を考えたりは?
全然考えてないですね、メンバー全員キャラが別々なんです。作ってもいないのにバラバラなので、このまんま。
最初はなんか第一夫人だからしっかりしてて、みたいなのを想像していて、一番最初にみられるし、しっかりした正統派アイドルで行こうかなと思ったんですけど、やっぱりボロがでますね。絶対喋ったらアホがでちゃうところがあるから、自然体で(笑)
今後は海外進出したい
――今後、シゴトを通じてどういった経験をしてきたいですか?
もともと演技とか、映像に映ることがすごく好きで、やりたかったので。できるならお芝居もやって行きたいし、コスメとか化粧品とか美容の関係も大好きなので、そういった知識も活かせる仕事もしたいなと思っています。
清竜人25ではもっともっといろんな人に知ってもらって、一夫多妻制っていう入りにくい壁みたいなものを打破していきたいなって思いますね。
曲を聞いて貰えるならきっと良さがわかってもらえると思うので、どうしたら曲を聞いてもらえるかをすごく考えています。
あと、今後は海外進出もしたいなって思っていて、海外の人たちがどういう反応をくれるのかっていうのを見てみたいです。
――とても大きな目標をお持ちですね
一夫多妻制がまず日本でも禁止なのに、海外だともっと危ない目で見られるのかなと思って、でもフランスのイベントに出れなかったんですよ、フランスは一夫多妻制が禁止なのでって(笑)
好きなことを一つ見つけることが大事。そうすればなんとかなる
――やりたいことが見つけられない若者に見つけ方のアドバイスをお願いします
私、弟がいるんですけど夢がないみたいで、姉は夢があるのに自分だけ夢がないみたいに悩んでるらしいんですけど、でも関係ないかなって思います。好きなことどんどんやって、学生だからできることってあるじゃないですか。その中から見つけていけば良いのかなって、だから全然焦ることないと思います。
趣味が好きなら、趣味ができるように仕事を選べばいいし、好きなことを一つ見つけることが大事かなって思います。生きがいになるような。なんとかるでしょ、と思って生きてきて、なんとかなってきてるので。なんとかなります!って言いたいです。
今しかできないことをちゃんとやって欲しいなって思います。学生は遊ぶのも一生懸命やったほうが良いし、勉強も。
あと学生のときもうちょっと遊んどけばよかったなって思いますね。
部活ばっかしてたんですよね。ホント学生は遊びと、勉強と、恋愛頑張れって思います。できることを全力で。ませたコトはするなって思いますけど(笑)
清咲乃(きよし・さきの) 清竜人25 第一夫人
1995年4年20日生まれ おうし座 O型
オフィシャルブログ:http://6109.jp/kiyoshiryujin25/?cate=2997
Twitter:@kiyoshi_sakino
シンガーソングライターの清竜人が立ち上げた、清竜人とその妻(清咲乃、清桃花、清亜美、清美咲、清可恩、清優華)6名で構成される一夫多妻制アイドルグループ。ファンク、ポップス、フュージョンなど多彩な音楽性を持った楽曲と、夫人たちとのイチャつくといった独特のステージングでライブに来たファンを魅了する、その実力と独創的なコンセプトによって注目されるグループ。
オフィシャルWebサイト:http://www.kiyoshiryujin.com/25/
オフィシャルYouTube:https://www.youtube.com/user/kiyoshiryujin25/
取材・文:SADD 撮影:八木虎造
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