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2016年11月08日

根本凪(虹のコンキスタドール)インタビュー「思い立ったらすぐ行動することが大事」【 アイドルシゴト Vol.9】

根本凪(虹のコンキスタドール)「アイドルシゴト」は、普段ステージ上からは見えない、アイドルのシゴト観についてふかぼるコーナーです。毎週火曜日更新中!
今回はイラスト投稿サービスpixivが開催している「つくドル!プロジェクト」から誕生した二次元アイドルユニット、虹のコンキスタドールの根本凪さんにお話を伺います。

 

家にこもり気味だったときにでんぱ組.incの曲に出会った

根本凪(虹のコンキスタドール)――アイドルになったキッカケは?
もともと私は、アイドル活動する前は自分の部屋に引きこもってたりしていて、あんまり明るい生活を送っていなかったんです。それで時間があるときはパソコンをよく見ていて、あるときでんば組.incさんの『W.W.D』(※)という曲を見つけて聴いたんです。

でんぱ組.incのメンバーさんたちも、もともと暗いオタクだったり、ネガティブになるようなエピソードがあって、それでもこんなに頑張れるんだなって思いました。そのとき私は何もしていなかったので、また何か新しく始めてなにかできたらいいなって応募したのがきっかけです。

※W.W.D:でんぱ組.incのメンバーが、暗いオタクだった経験や夢破れた経験を乗り越えて、アイドルとして世界を目指す内容の楽曲

――そんな生活をするようになった理由は?

体調を崩しちゃったりして、メンタルも非常に弱かったんですよ。学校も行けず部屋にずっといるみたいな感じの生活でしたね。今は活動をしていくうちにだいぶポジティブになってきました。

――実際、行動に移すのって簡単じゃないですよね?

そのときに強く思ったことをそのときにやっちゃえば、なんか進めるんです。勢いとかノリが大事ですね(笑)。昔から勢いはありました。

――アイドル活動の前から表現をすることに興味はあった?

小5のときに踊るのが好きで、当時流行ってた『らき☆すた』の動画を見て、そのダンスをみんなでやりたいと思ったんです。
それで周りの子たちに声をかけてメンバーを集めて、それを私が仕切って練習して、それを夏祭りのときに学校のステージでそれをやらせてもらったってことはあります。

 

怒ってもらえることの大切さに気づいた

根本凪(虹のコンキスタドール)――自分はどういう性格?

基本的にネガティブなんですけど、やらかしたこととか、残念だったこととかはすぐ忘れて次にいこうって思えるタイプですね。
アイドル活動をしていて、つらいことや不安もあるんですけど、暗い気持ちがブログとか書くときに出てしまいそうになるので、今はそうならないよう決めて書くようにしてます。
昔はけっこう暗いブログを書いていました。

――辛いときはどうやって乗り越えてる?

実家に帰ることですね。故郷の空気を吸って、親の顔を見たりするとまた頑張ろうと思えたりします。

――アイドル活動を始めて変化は?

学校の先生や親以外の大人の方と関わる機会が増えて、お仕事としての責任もたくさん増えたので、最初は怒られてばかりでやめたいって思うこともたくさんありました。でも、だんだん怒ってもらえることがどれだけ大事なことかっていうことに気づき始めたので、こうやって社会に出ることができてよかったなって思ってます。
そういうことに気づけるようになったのも、これまでのアイドル活動での経験を通してですね。

 

ファンから笑顔や元気をもらって、生きていることを実感している

根本凪(虹のコンキスタドール)――アイドル活動をするうえでモチベーションは?

ライブとかステージでお客さんがニコニコしてこっち見てくれてると、「元気になってくれているんだ」って実感します。ほんとは私が元気や笑顔をあげるほうなのに、逆にお客さんから笑顔をもらったりして、こっちがポジティブになれたり元気になれます。生きてるなって思いますね。

今まで私は生きていなかったというか、そういう実感があんまりなくて、この活動を始めてようやく生きてるっていう実感が湧いてきました。

――仕事をしていく上で意識している点は?

もともとの性格がネガティブすぎるので常に前向きにいれるように頑張っています。ネガティブすぎるとファンに心配されることもあるので、そういうのは前に出さず明るく振舞おうと思ってます。
でもファンにはネガティブな自分を出す前にいつも笑顔にしてもらってます。なのでありのままの姿でいようとも思ってます。矛盾かもしれないですけど。

――過去のバイトを経験とか、今後やってみたいバイトはありますか?

バイトの経験はないんですけど、実家がカフェをやっているので、それのお手伝いをしたことはあります。

やりたいのは、大型量販店とかで買い物用のカートを整理する係がやりたいです。今でも買い物に行くたびについつい整理しちゃうんですよね(笑)。
コツコツと自分でやる仕事がしてみたいです。

 

グラビアの仕事を通じてより多くの人に虹コンを広める架け橋になりたい

根本凪(虹のコンキスタドール)――これまでアイドルとしてやってきた中で成長できたと思える経験は?

アイドルフェス(アイドルが複数出演するライブイベント)でZeppとかすごく大きいステージに立たせていただいたく経験をしたときに、それまでの自分の視野の狭さを感じられました。

あとは、人間関係でもいろんな人と関わる機会があって、今まで出会わなかったタイプの人に出会ったり、そういったときにどういう接し方をしたほうがいいのかを考えられるようになったと思います。
人見知りなんですけど、新しい価値観の人と知り合うのは楽しいですね。

――グラビアの仕事にはどんな気持ちで取り組んでいますか?

水着になると性格が変わるって言われたりします。それくらいグラビアでは普段の自分とは違う部分を見せられるように心がけてます。グラビアのお仕事が好きっていうのもあるのかもしれませんが、なぜか強気になるんですよね。

――グラビアのお仕事が好きなんですね

そうですね。楽しいし、自分の武器だと思ってます。虹のコンキスタドールを知らないグラビアファンの人にも虹コン(虹のコンキスタドールの略称)を知ってもらって、私のグラビアを見て虹コンをもっとたくさんの人に広める架け橋になりたいなって思ってお仕事させていただいてます。

 

二次元でも三次元でも活躍できるアイドルに

根本凪(虹のコンキスタドール)――根本さんは思い切って一歩踏み出してみたことによって今の自分がいると思うんですが、思い切ったり一歩踏み出すコツを教えてください

さっきも言ったんですが、ノリというか思い切りのよさが大事だと思うんですよ。もし、自分がアイドルになりたいって思うのであれば、募集告知をみて「あ!受けてみたい」ってモチベーションが一番高くて熱いうちに行動するのがいいと思います。

これを読んでくれている方の中にもいろんな職業とか夢を目指している人がいると思うんですけど、時間が経って面倒くさくなる前に、思い立ったらすぐ行動することが絶対に大事だと思います。

――今後、グループとしての目標は?

虹のコンキストドールの“虹”という文字は“二次元”とかけているんですよ。なので、グループとしては、イラスト・声優・コスプレみたいな二次元系でももっと活躍していきたいっていう想いがあります。それぞれイラストを書いたり、声優をしたり、コスプレ衣装を制作しながら、アイドルとしても幅広く活動できたらいいなって思ってます。
虹コンのメンバーで絵を書いたり声優をやって、アニメとか作れたらいいなって思うんです。いろんな可能性があると思うので、もっと二次元的な活動もしていきたいですね。

―― 一歩踏み出していくことによって環境が一気に変化した根本さん。これからもイラストやグラビアなど、幅広い分野での活動が楽しみです。ありがとうございました。

 

■Profile
根本凪
(ねもと・なぎ)
1999年3月15日生まれ B型
Twitter: @nemoto_nagi
■虹のコンキスタドール
公式HP:http://pixiv-pro.com/2zicon/
公式twitter:@2zicon

企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ(@ayutama_xoxo) 撮影:八木虎造

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